「ガイアの夜明け」の秋葉原特集を見ました。近年のアニメやゲームの興隆を「家電の不振の裏返し」という捉え方しかせず、じゃあなぜアニメやゲームなのかという考察がなおざりなのはどうかと思いますが、まあこれは経済番組ですからね。見てて改めて思ったのは、「おたく」というのは、経済の側からは際限なく消費してくれる優良なマーケットとして(のみ)考えられているんだなあと。
今のアニメだって、これだけの売り上げが見込めるから制作にこれだけかけられますって、経済の論理で制作費が決まっていく訳で。それはある意味当然のことなんですが、余りにも行き過ぎると、作品が単なる「商品」としてしか扱われなくなってしまう――というかもうなってますが――寂しさがあります。良質な作品が生まれるためには、ジブリのように才能と資本が幸福な結婚をするか、傑出した才能が限られた条件の中でゲリラ的にやるしかないような状況は、何とかならないものでしょうか。
我々(と敢えて言いますが)の自衛策としては、消費すべき対象を厳しく選別し、絞っていくことなのでしょう。経済の論理の中でも、「商品」ではなく「作品」を生み出そうと頑張っている人はたくさんいる訳で、そういった人たちをこそ応援しなければ。
とか書きながら、やっぱり「萌え」という楽しみ方もまた捨てがたい訳で。難しいところです。
2ちゃんねるのスレがSF話で盛り上がってるようですが・・・。
>福たんの見解を聞きたいところだな。
ということなので、いささか思うところを。
よく言われることですが、1960年前後生まれをおたくの第1世代、70年前後生まれを第2世代、80年前後生まれを第3世代とします。それぞれの世代の共通言語、つまりお互いのコミュニケーションの上で最低限踏まえておくべき知識のホームグラウンドとなる分野は、非常に大ざっぱに言うと、第1世代がSF、第2世代がアニメ、第3世代がゲーム(ギャルゲー)だと思うんです。
私は71年生まれなので第2世代ということになりますが、自分の記憶では、中学、高校生のころ、近所の本屋に早川書房の青い背表紙の文庫本は結構並んでいたのですが、有名どころを少し読んだぐらいで・・・。興味はあった(今もある)んですけど、やっぱりアニメや漫画の方が魅力的だったのかなあ。
前に書いたように、私がおたく的世界に足を踏み入れるきっかけになったのは高橋留美子氏の「炎トリッパー」なんですが、あれもタイムパラドックスというSF的要素が使われているわけで。自分の感覚としては、
>SFは拡散浸透した。
>しかし、だからといって過去の名作が色あせるわけではないがね。
という見方に共感を覚えます。ただ、
>もうジャンルとしての使命は終えている。
とは思いませんが。
あと、
>オレだけかもしんないけど、ヲタクって何事にも貪欲な人種だと思っていた
という点については、
>今は情報量が増えてきて、受身でも山ほど知識が入ってくるんじゃないの?
という見方に同意です。さらに付け加えるなら、SFやアニメは、読んだり見たりという受動的なメディアなので、能動的にメディアにかかわっていこうとする欲求が、情報や知識を集めるという行動に結びつくのだと思うのですが、最近のおたくのメインストリームと目されるゲームは、自分がゲームをプレイするという意味で、擬似的にではあるものの能動的に楽しむことができるので、メディアに能動的にかかわりたいという欲求がそれだけである程度満たされるのではないかという気がします。
この辺りのことは、ササキバラ・ゴウ氏が自身のサイトで書いている「おたく元年・1978年論ノート」が非常に参考になります。と書いていたら、すでにスレで引用されていましたね。素早い・・・。
さて、これからゆるゆるとアニメの感想を書いていこうか・・・(あくまで予定)。
先日の「おたくの共通言語」での堺三保さんとのやりとりや、この前書いたある文章などがきっかけとなって、どうも変なスイッチが入ってしまったようで、最近、「おたく」ということについてあれやこれや考えています。ただ一人で考えているだけではあまり生産性がないので、今まで考えたことをここで公開してみて、いろいろな人の意見を聞いてみたいと思うようになりました。
読んで頂くに当たって二つお願いがあります。一つは、私も勉強不足かつ能力不足ですので、既に誰かが言及や指摘していることを、自分の考えとして書いている可能性があります。そういう点が見受けられたら是非指摘して頂きたい、ということ。現に、「おたくの共通言語」で書いた、おたくの世代の立て分けの仕方は、東浩紀氏の「動物化するポストモダン」(13ページ)で触れられています。私自身としては、この立て分けの仕方にもう少し根拠を持たせることができると思うのですが、それはいずれ。一方で、私は学者ではありませんので、様々な点で非常に大ざっぱに話を進めている部分があると思いますが、その辺はご寛恕下さい。
もう一つ。私は、ここで書いていることがすべて正しいと考えている訳ではないし、そうは受け止めて欲しくはないということ。自分でも暴論やこじつけとしか思えないことをあえて書いている可能性もありますが、読んだ方が考える何かのきっかけになればと思ってのことですので。ここを訪れる大半の方がおたくであると思われる以上、おたくについて考えることは自分自身について考えることにもなり、それは決して意味のないことではない、と思います。
で、現在の「おたく」という表現が中森明夫氏によって使われ始め(「漫画ブリッコ」資料館所収の『おたく』の研究を参照)、宮崎勤事件によって強烈な負のイメージを負って人口に膾炙し、その裏返しとして岡田斗司夫氏らによって肯定的な「オタク」のあり方が提唱され、といった流れは前掲「動物化するポストモダン」を始め各所で述べられている通りですが、おたくそのものについて考える場合、その正負のイメージとは無関係に、純粋におたくという存在について扱うべきだと思っています。私自身は、「おたく」という言葉を価値観の軸ではニュートラルに使っていますので、そのように理解して頂ければと思います。
その上で、私が考えるおたくとは何か、についてですが、斎藤環氏が「戦闘美少女の精神分析」(53ページ)で書かれている「端的で下世話な表現をするなら、アニメキャラで『抜く』ことが出来るか否か、それがおたく―非おたくの一つの分岐点ではないだろうか」という見方に非常に共感を覚えます――もちろん、この本ではこんな下世話な話だけではなく、精神科医の立場から見たおたくの鋭い分析が種々述べられています――。
この見方にも近いとは思うのですが、私自身は、「萌え」という感情が理解できるかどうか、それがおたくかどうかの一つの分かれ目ではないか、と考えています。すなわち、おたくとは「萌え」を理解する存在である、と。もちろん、異論はあるでしょうし、おたくという幅広い存在をそこまで言い切ってしまえるとは思っていませんが、とりあえず、ここではこのように位置づけて話を進めたいと思います。
そうすると、次は「萌え」の意味について考えなければなりませんが、長くなりましたのでそれは次回に書きます。
前回を書いてからふと思ったのですが、「萌え」という言葉が広まる前からおたくは存在したじゃないか、という反論があるかと思います。当然、おたくというあり方にしろ「萌え」という感情にしろ、その言葉が“発見”される以前から存在したもので、しっくりくる言葉の出現によってそれが急速に定着したのだろうと思います。ですので、「萌え」以前のおたくは、そういう言葉は存在しなかったけれど「萌え」ということを理解していた、そう捉えて頂ければと思います。
同様の理由で、「萌え」の語源について探ることはあまり意味がないような気がしますので、ここでは触れず、その意味についてのみ考えたいと思います。
「萌え 意味」や「萌え 定義」でグーグル検索してみると、「萌え」について様々な説明が試みられていて参考になります。例えば、以下のようなものです。
「ある人物やものに対して,深い思い込みを抱くようす。その対象は実在するものだけでなく,アニメーションのキャラクターなど空想上のものにもおよぶ。」(三省堂「デイリー新語辞典」)
「結局我々の求める最高の理想であり、たとえそれがリアルな現実ではなくても、そのキャラクター(人物)に最大の好意を示す時に使用する言葉。」
「架空のキャラクターや特定の事象、物品を甚く気に入り、心を奪われること。架空のキャラクターや特定の事象、物品に深い思い入れを抱くこと。」
「「萌え」とは、自分が神性を感じた存在への信仰のことである。」
私自身、某文章で「アニメなどの特定のキャラクターや設定に対し、愛情を抱いて心が奪われる状態を指す」「一部分の設定や特定のキャラクターに熱烈に入れ込む」とか書いたことがあるのですが、どうしても表層的な説明のような気がして今ひとつしっくりこないんですよね。そこで、私が自身の内省も含めて、現在のところたどり着いた「萌え」の意味と考える内容を、以下に記述します。
「欲望の対象となる存在に対し、常にともにありたいと希求する心の状態。」
さらに詳しく述べてみます。修飾語が過多で読みにくいのですが。
「意識的にせよ無意識的にせよ、主として性衝動を根源とする欲望の対象となる、高度に記号化・抽象化された存在に対し、それが不可能であると知りながら、むしろ不可能だからこそ、常にともにありたいと希求する心の状態。」
これだけでは分かりにくいので、もう少し説明します。
「(対象と)常にともにありたい」というのが、最も核となる「萌え」の意味のような気がします。これが同一化にまで行き着くと、(男性による)女装コスプレや着ぐるみコスプレになるでしょうし、そこまで行かなくても、いろいろな妄想を繰り広げたり、そういう二次著作物を創作したり、単に「萌え~」という言葉の発露ですら、対象と常にともにありたいという心の表れとして捉えられるのではないかと思います。そして、その対象と実際に結ばれることは絶対にあり得ないというのが、恋愛との決定的な違いではないでしょうか。
それは、対象が「高度に記号化・抽象化された存在」であることに由来します。例えば、アイドルは生身の人間ですが、ひとたび「加護ちゃん萌え~」と言葉を発した時点で、その「萌え」の対象は生身の加護亜依さんではなく、自身の中に虚構された「加護ちゃん」になるのだと思います。これはアニメやゲームの場合も同様で、もともと架空の存在であるキャラクターですら、本来の作品中の文脈から切り離された、自身の中の虚構として再構築されて、「萌え」の対象となる。こう見ていくと、「萌え」とは、実は変質した自己愛なのではないか、という気もしてきます。
「主として性衝動を根源とする欲望」というのには異論もあるでしょうし、うまく言語化できないのですが、第二次性徴前の子供が「萌え~」というのを想像できないことを考えても、やっぱり「萌え」の背景には性欲があると言えるような気がします。この辺は前回にも挙げた斎藤環氏の「戦闘美少女の精神分析」に詳しいのですが、そこで述べられている「虚構それ自体に性的対象を見い出すことができる人」(30ページほか)というおたくの説明にも、上述の「萌え」の意味は合致するのではないかと思います。また、ここで述べたことは、前掲書に触発された部分が大きいことを記しておきます。
何だか思いこみの独りよがりで書いているような気もなきにしもあらずですが、まあ、何かの参考になれば幸いです。あとは、おたくという言葉が喚起するイメージの多様さや、おたくの世代による共通言語の違いについても述べていきたいのですが、次回がいつになるかは未定です・・・。
先日の「おたくとは何か」の「はじめに」と「『萌え』の意味」は、「カトゆー家断絶」さんを始めいくつかのニュースサイトさんでご紹介頂いたこともあって、多くの方に見て頂いたようで、あちこちで反応も頂いたようです。ありがとうございます。
前に書いたように、私自身は専門家でありませんし、大した勉強をしている訳でもありませんので、思いついたことを適当に書いているに過ぎません。読んだ方の何かの参考になればと思うだけで、書いたことがすべて正しいとは全然思っていません。
ただ、こうしたことを書いた動機は、自分自身が「萌え」という感情を抱く時の心の動きを、何とか言語化できないか、という思いからでした。過去にあちこちで説明されている「萌え」の意味では、どうしてもぴんと来なかったんですね。それで、自分が現時点で何となくしっくり思える、しかもできるだけ一般化した意味(定義ではない!)として、「意識的にせよ無意識的にせよ、主として性衝動を根源とする欲望の対象となる、高度に記号化・抽象化された存在に対し、それが不可能であると知りながら、むしろ不可能だからこそ、常にともにありたいと希求する心の状態」と書いたわけです。
これについて、「その通りだと思う」とか、「合ってるような間違ってるような」など、いろいろな感想や意見を各所で見かけましたが、主なものについてレスさせて頂きたいと思います。まずは、直接寄せられたコメントから。
・Saitohさん
>おたく、オタク、ヲタク、ヲタといった用語の使い分けにより、
>「どのレベルの話をしているか」が指定されているように思います。
私もそう思いますが、それでも共通する「おたく」の核の意味あいというものがあるように思います。私自身は、それが何であるかをもう少しはっきりさせたいと考えています。
>精神分析において「欲望」を定義することは不可能です。
私はラカンもデリダもかじったとすら言えないほどですので、この辺はよく分からないんです。前述の「萌え」の意味(繰り返しますが定義とは思っていません)も、自分の感じていることをそのまま書いただけで、それぞれの用語について厳密に定義して使っている訳でありませんので。
>萌えるとは、狭義において「そのキャラに対し他のキャラとは異なる際立った
>魅力を感じる」ことである、と思います。
これは、おっしゃるように狭義、というか、一定の局面においてではないかと感じます。ギャルゲーやギャルゲー的アニメでは当てはまりますが、例えば特定の絵師さんの絵に萌えるとか、そういう状況まで広げて考えるとどうなんでしょうか。
・海法さん
>今の日本における一般的なオタク層の特殊性、独自性を定義するには、
>それに加えたプラスアルファが必要でしょう。
このことはまさに私も考えているところで、「おたく」や「萌え」といったものは、ずっと前から存在していた「マニア」や「好き」とはどう違うんだという問いへの答えに結びつくのだと思います。おっしゃるように、
>圧倒的な量と、それを前提とした消費の姿勢
辺りがカギじゃないかという気はしますが、もう少し突き詰めてみたいものです。
次に、私が気付いたサイトさんの反応に対して。
・「エロチック街道」さん
>自身の中の虚構が構築されるというのは、別に萌えキャラに限らずあらゆる
>創作物を受容する際に行われる心理的行動である、という立場もあります。
そうなんですよね。私自身、小説を読んだりする時の昔からの楽しみ方とどこが違うんだと、知人に突っ込まれましたし。でも、やっぱりそれと「萌え」の間には何か違いがあるような気がします。その「何か」に少しでも近づきたいと思っています。
>「萌え」はマニアの域の奥底にある秘境ではなく、むしろ入り口で渡される
>入場券に過ぎないのではないだろうか。
>現実と虚構との対立ではなく、虚構と自意識との関係の問題じゃないかな、
>と思います。
いずれも卓見で、なるほどと思いました。確かに、現実との対比はあんまり意味がありませんね。
・「moirunote」さん(7月17、18日)
>「萌え="抜ける"感覚」というわけではないですね。
おっしゃるように、私も直接「萌え」と「抜ける」を結びつけている訳ではありませんし、だからこそ「意識的にせよ無意識的にせよ、主として性衝動を根源とする欲望」と書いてみた訳です。必ずしも「萌え」の背景に性的欲求があるかどうかは分かりませんが、やっぱりそんな感じはするんですよね。
こちら経由で知った「アニメたれ感日記」さんの「心が動いたこと」などの使い方だと、私の考える「萌え」の意味よりは、ずいぶん拡張されているなあ、と感じます。ひょっとしたら、「萌え」の用法にも性差があるのかもしれませんが。
同じくこちら経由で知った「ARTIFACT -人工事実- | 検索エンジンのテキスト広告」も興味深かったです。ただ、
>オタクは「歪んだ価値観が消費行動と結びつく形で確立された人間」
っていうのは――私自身ももちろんそれに当てはまる人間だとは思っていますが――、現在では「おたく」の十分条件ではあっても必要条件ではないのではないか、と個人的には感じています。
あと、2ちゃんねるのスレのレスに対して。
>萌えているだけに踏みとどまっていることが、萌えていることなんだよ。
>急いで「自己愛」という結論にたどりつくよりも、その前に、そういう距離
>のありさまを、もっとじっくり考察してほしいのだ。
まさにその通りだと思います。いきなり「自己愛」というのは確かに乱暴な話なんですが、ただ「距離」というのも、分かったような分からないような言葉なので、突き詰めたい部分ではあります。
>「「萌え」という感情が理解できるかどうか」という「おたく」の定義では
>アイドルヲタやアニヲタや声優ヲタは説明できても、
>鉄ヲタや軍ヲタなんかは説明できないんじゃなかろか。
確かに、この「おたく」の定義は乱暴なのですが、「萌え」という感情の捉え方によっては説明できるんじゃないか、という気もします。私自身が子供のころ、まだ見ぬ土地の列車にあこがれた、あの何とも言えない気持ちをも「萌え」だと言えれば、ですが。でも、そうすると、「萌え」と性欲の結びつきの問題が出てくるなあ・・・。
>俺の周りでアニメもゲームもしない非オタクで、抜き目的でエロゲーやってる奴なんて結構いるぜ。
>俺の友人にも、抜き目的ではエロ漫画が一番と言ってる非オタクがいる。
これは、恐らくは、エロゲーやエロ漫画を媒介にして、生身の女性を想像しているのではないかと思います。エロゲーやエロ漫画の絵「それ自体」に欲情できるかどうかがポイントな訳で、斎藤環氏の書いていることもそういう意味だろうと思います。
むう、力つきた・・・。ほかにもスレのレスで反応したいのはあるんですが。とりあえず、
>福たんはこの人達の中に入って議論しない方がいいと思う。
>趣味でやる分にはいいんだけどね・・・
辺りの忠告は、自覚しているというか、肝に銘じたいと思います。自分がその器じゃないという認識は持っているつもりですし。
こういう領域じゃないですけど、大学時代は研究者の道に進もうと思ったこともあるんですよね。でも、自分はどうも締切とか期限がないと何もできない人間のようで、大学の研究室の環境ではいつまでたっても何もできないだろうなあ、と気付きまして。一留したうえで、こんな(?)道に入ってしまったという。
今回のコミケは、2日目の16日、3日目の17日に出掛けました。2日間にわたって行ったのは久しぶりでした。16日は午後からのこのこ出ていって、ちょっと回ったらもう撤収し始めるところばかりで、あまり同人誌は買わなかったのですが、惹かれた本をいくつか紹介。
・「細田守の基礎知識?(第三版)」(どうかんやまきかく)
細田氏とその周辺の紹介本としてはかなり有名(ご本人も読んでるぐらいですから)で、前から読みたいと思ってました。今回、2日目に出掛けた最大の動機がこれです。氏の演出作品を網羅した詳細な解説を始め、関連資料紹介など充実した内容。特に、「細田守と交通標識」「細田守と飛行機雲」の考察にはうなりました。あと、同時購入の「詳説?劇場版デジモンアドベンチャー(第3版)」も、映画と同じ構図の逆ロケハンの写真や微細にわたる分析がすごい。
制作者の方々ともごあいさつでき、思わぬ接点を知って世間の狭さを改めて感じたり。既刊も含めタイトルに「?」が入るのが多いのは、独自のスタンスの表明や照れからなのでしょうが、堂々と「基礎知識!」「詳説!」と言い切っていい出来だと思います。
・「細田守研究白書」(グッチーズ)
どうかんやまきかくさんで紹介されて購入。前掲書と重なる部分も多いのですが、氏の生い立ちが詳しく書かれているのが目をひきます。これってどこかのインタビューで既出なんでしょうか? アニメージュ2000年4月号が出典のような気もしますが、実はそれすら未見なので。あるいは、制作者の中に一次情報に接することのできる人がいるとか。
別冊コピー誌の「かわら版」では、「明日のナージャ」第26話まで紹介するフットワークの良さ。拙稿まで取り上げて頂きちょっと赤面。
・「宮脇俊三と歩いた世界」(とれいん工房)
著者は、「鉄道未成線を歩く 私鉄編」「同 国鉄編」(JTB)の著書もある森口誠之氏。今年2月に亡くなった宮脇氏を追悼する意味も込めた本です。宮脇氏の著書を紹介しながら、あの独特の柔らかい、人を引き込む力のある文章の魅力に迫ります。氏の晩年の衰えも冷静に指摘しながら、いや、指摘しているからこそ、氏への限りない愛情を感じさせる一冊です。
とりあえずこの辺で。コミケ話から逃げようとしているわけではありませんし、そりゃナージャの(略)だって買いはしますが、やっぱりそういうことはここじゃ詳しく書けないよなあ。でも、この辺のことも含めたコミケを巡る問題についてはちょっと書きたいことがあるので、3日目のことも書くつもりです。とはいえ、19日に休みを取ったからって調子に乗って起きてますが、さすがにそろそろ寝ます。何か文章も変になってきてるし。
というわけで3日目の17日。一応白状すれば朝6時台から並んでました。あくまで個人の一般参加者として行ってるので、こんなふうには言わないで頂ければ。で、可能な範囲(謎)で購入した同人誌をピックアップ。まだ精読してない本もありますので、誤解等ありましたらご指摘を。
・「Pin・head vol.2」「別冊Pin・head ぷりんすメロン」(よしかわーるど)
「あの」よしかわ進氏の同人誌。1980年代初めにコロコロコミックで「おじゃまユーレイくん」、てれびくんで「ヒロインくん」を描かれていた方です。小学生のころ、本当に愛読していました。特に「ヒロインくん」の印象は強烈で、前にも書いた志村貴子氏の「放浪息子」のような、男女入れ替わりものや性転換ものの話が好きになったのは、間違いなく「ヒロインくん」の影響でしょう。笠倉出版社から出た復刻本は当然のように買いましたが、ご本人が活動を再開されていたとは知りませんでした。お姿も拝見でき、正直言って感激しました。
「vol.2」も、同時購入した昨冬のコミケ発行の「vol.1」も、内容は新作と思われる「ぱにっくヒーロー」と、「ヒロインくん」の新作など。驚嘆すべきは、20年以上も経っているのに、作品のタッチ、テイスト、面白さが「全く」変わっていないこと。当時の作品と言われても信じてしまいそうです。これはうれしい。
「ぷりんすメロン」は、第1、2話がコロコロコミック掲載時のもの、3話が描き下ろしなんですが、これも続けて描かれたのかと見紛うほど違和感がありません。1、2話は、メロン王子の呪文とか、読んでいて随所で既視感を覚えたのですが、どうやら当時リアルタイムで読んでいたようです。だんだん記憶がよみがえってきました。
氏には、ぜひ今後ともご活躍して頂きたいものです。そして商業誌での復活も期待。
・「まいっちんぐマチコ先生・復刻できなかったシリーズ!!1『ポコチン大冒険の巻』」(えびはら作画スタジオ)
こちらはアニメ化もされたので、より有名でしょう。えびはら武司氏の漫画で復刻本も出ていますが、「諸事情」で復刻できない話を収録した本の第1弾との由。表紙を見ただけで、なぜ復刻できないのか分かるような気がします。ご本人にサインまでして頂き、うれしかったです。個人的には「マチコ先生」より、コミックボンボンに載っていた、氏による同じような漫画の方をよく覚えているのですが、作品名が出てこない・・・。
あと、同じスペースで売っていたオールカラーの「エコ夏」(Kaoriの日曜日)も購入。作者のまるやま香里氏はえびはら氏のお弟子さんということですが、スク水えここが異常にかわいい。実はえここにはかなり萌えまして、「とらのあな」のフィギュアがまだ部屋に飾ってあったりとか、エコケットに行ったりとか。今でも好きですが、今回はあんまり本を見かけなかったなあ。絵本仕立てで手作り感覚の装丁も良いです。ご本人の好感度も高く、思わずバッグやポストカードやバッジなどのグッズも買ってしまいました。
・「YUGMIX2003」(YUGMIX)
YUG氏のオールカラーイラスト本。氏の絵は、今まで見てきた中でも一番と言ってぐらい好みなんですよ。つぼにはまりすぎ。今回も良い出来で、もうとりあえず眺めているだけで幸せです。快楽天の連載も、毎月買っているわけではないので、早く単行本にならないかなあ。もちろんオールカラーで。
・「よつばが大王」など(夢屋花乃屋)
天真楼亮一氏によるあずまんが大王本第8弾。一時期はあずまんが本が山のように出ていましたが、このシリーズのパロディーセンスの良さやしっかりした作りは抜きんでていて、DUCKY・DUCK(&FakeGym)さんの所のシリーズとともに、読んで楽しめる数少ない存在でしょう。何より、漫画やコラムの端々から、アニメや漫画に対する真摯な姿勢がにじみ出ているのが心地よいです。
春レヴォ新刊だったおジャ魔女どれみ(&ナージャ)本「月が笑っテル8」も秀逸。辛辣なパロディーに苦笑しつつ、「どれみ」への愛、「ナージャ」への観察眼の鋭さに感じ入りました。「あずマリア様がみてる Vol.1」は、元ネタを全然知らないので・・・。かなりブレイクしているようですが、今から読むのも何だか気が引けて。
氏のことをふゅーじょんぷろだくとの本の漫画でしか知らなかったころは、全然違うイメージを持っていたのですが。ぜひオリジナルの漫画を読んでみたいので、別名義で描かれるらしい新作が楽しみです。
漫画系はこれぐらいでしょうかね。もっと紹介したいのもあるような気もしますが。そろそろ力尽きたので、文章系は稿を改めます。さらに別稿も書くつもり。
あと、そういうところに着目してリンクを張るのはどうかと。おかpさん。いや、自分で書いてるんだから別に構わないんですけど。何度かリンクを張って頂いているようでどうもです。なにげにプロフィールを拝見していたら、何と誕生日が一緒らしいことに気付いてびっくり。これからもよろしくです。
さらに
>自分の好きなキャラを汚されたくないという理由で
>エロ同人に手が出ないという人もいるのだが。
私も基本的にはそうです。特にもっと純粋(笑)だった若いころは、本当に好きだった作品の18禁パロディーは存在すら許せなかったものですが。以前ほど抵抗がなくなったのは、年を経て薄汚れていい加減になったのと、最近のアニメや漫画はそれが作られることを前提にしているような部分もあるように感じられるから、かもしれません。
その1から間が空いてしまいましたが、続いて文章・評論系の本を紹介。
・「犬からの手紙 総集編 第一紀」(野良犬の塒/押井守メーリングリスト)
「犬からの手紙」第1~3号の総集編。同時に既刊の第4号、第5号も購入。押井氏を始め、沖浦啓之、西尾鉄也、伊藤和典、川井憲次、千葉繁の各氏らへのインタビューなど、非常に資料的価値の高そうなコンテンツが満載。分量も膨大なのでまだあまり読んでませんが、いずれ役に立ちそうなので。
押井氏の作品は、「御先祖様万々歳!」までは熱心にフォローしてたんですけどね・・・。最近、「KILLERS .50 Woman」を見る機会がありまして、「やっぱりすごい」「相変わらずすごい」(前者と後者の「すごい」の意味は異なる)との思いを再認識。
・「山本正之研究会会報第二号」(山本正之研究会)
知る人ぞ知る(と言うほどでもないか)ミュージシャン、山本正之氏のファン本。昨冬発行の第一号も同時購入。自分の音楽趣味の中で、山本氏は柱の一本と言える存在で、最初のオリジナルアルバム二枚は高校生のころ、「究極超人あ~る」のイメージアルバムと併せて死ぬほど聞いたものです。大学生のころにはライブも頻繁に通いました。最近ちょっと離れ気味なのは、昔からのファンの方には何となく分かってもらえるのではと思うのですが・・・。
この本の、2003年スタンダードショーライブレポートや、「才能の本能」非公式ライナーノートを読んで、また聴きたくなってきました。「才能の本能」、今度買おう・・・。
・「ミニフィギュアの魂 ロトさんの本Vol.11」(IRD工房)
最近何かとお世話になりっぱなしの氷川竜介氏の新刊。「アニメージュ」連載の再録と書き下ろしで構成。実は、こういう世界にそれほど大きな興味はないのですが、斯界の奥深さを感じさせてくれる思い入れたっぷりの文章が楽しいです。
とはいえ、各所で話題になっているリカヴィネは、やっぱり買ってしまいました。お店で集めている時間が取れないので、手っ取り早くネット通販でコンプリートセットを注文しちゃったのですが。
このスペースの近辺には評論関係が集まっていて、「と学会誌11」(と学会)や「トンデモ創世記2000・補遺」((株)東京文化研究所)なども購入。後者は、唐沢俊一氏と志水一夫氏による同名の単行本が文庫化された時、カットされた部分を収録した本ということですが、確かその元の単行本は所持していたような気が。でも、唐沢氏から直接売ってもらったのでまあいいや。以前のコミケでは、サインまでして頂きましたし。
で、ここからかなり離れたスペースに委託されていたのが、
・「hirokiazuma.com dvd-rom series no.1 『動物化するポストモダン』とその後」(hirokiazuma.com)
東浩紀氏による自主制作講演集第3弾。内容は氏のサイトの紹介ページに詳しいので省略。実はまだ見ていないので。
それより、先着100人分に付く初回販売特典本の書き下ろし評論コピー誌の、それも本編ではなく「ごあいさつ」に非常にインパクトを受けました。
というか、限定コピー本とか、こういうところでまでおたくっぽさ、コミケっぽさを演出しなくてもいいような気もするんですが、それも氏の持ち味だと思われるので好感が持てます。「郵便的不安たち#」がさらに改訂される時は、「も~っと!郵便的不安たち」になるんでしょうし。違うか。
話を元に戻すと、「ごあいさつ」での、コミケやギャルゲーを巡る性表現の問題についての指摘は、非常に的確かつ深刻なものです。これについては自分の問題と絡めてぜひ別稿で書きたいと思っています。前からしつこく言ってるのはこのことです。やっとここまでたどり着けた。でも、それがいつになるかは分かりませんが。
あと、「ごあいさつ」の中で、「ここ数年の激しいバッシングで僕のアニメへの気持ちは思い切り萎えていて、最近は新作もチェックしていないし、もはや心配するまでもなく東浩紀はアニメ論など書きそうもありません」とあるのですが、そんなこと言わず、ぜひアニメについても今後ともいろいろ書いてほしいものです。
私にとって、東氏は同い年であることやその他の共通点もあって肩入れしたいという気持ちがあることは否定しませんが、それを差し引いても氏のことをたたく人の心情というのは理解の埒外なんですよね。
このサイトでも何度か言及している東浩紀氏が最近、はてなダイアリーを始められたのですが、これが何だかすごいことになってます。はてなダイアリーでは見たこともないようなコメントの多さに加え、こちらの方で開かれるオフ会に、東氏自身が乗り込むことを宣言したのをはじめ、そうそうたる面々が参加の意志を表明されている様子・・・。ちょっとのぞいてみたいような気もしますが、あまりにも濃い集まりになりそうなので、どうしたものか・・・。
先日、某特殊翻訳家の方から共通の知人を介して、
http://www.maidear.com/
という存在を教えて頂き、これについてどう思うか意見を聞いてみたい、という連絡がありまして。氏は大変驚かれたそうで・・・。
メイドさん人気は、すでにゲームやアニメの世界にとどまらず、メイドさんカフェが全国各地に広がるなど、一部の世界ではリアルでも当たり前になっているのは
http://maidcafe.chu.jp/
あたりを見ても分かるように重々承知していたつもりだったんですが、こういうものまで登場するご時世になったんですね。私にとってもむろん驚きではあったのですが、存在を知ってみると、何で今までなかったのか?と思えるほど、あってもおかしくないサービスであるような気がしてきました。
どういうことかというと、メイドさんをお店だけでなく、自宅でも楽しみたいという需要は当然出てくるでしょうし、それとホームヘルパー的サービスが結びつくのは、むしろ必然の帰結であるようにさえ思えるんですよ。
氏は、当該のお店が「当店は性風俗店ではございません」と強調しているところに、逆に怖さを感じられたそうなのですが、私としては、それを強調する店側や利用者の心情にシンパシーを抱けたので、そのように指摘されて初めて「ああ、普通の人はそういう感想を抱くんだなあ」と思ったわけで。
常識的に考えれば、こういうお店は、コスプレデリヘルみたいな性的サービスとして存在する方が、万人向け、一般向けでしょうし、高い料金を払って女の子に何も手を出せないんじゃ意味がない、ということになるんでしょう。しかし、現実にはこういうサービスが存在し、メイドさんの格好をした女の子と一緒に過ごすためだけに料金を払う利用者がいるわけです。
利用者の心情としては、「自分は性風俗に手を出してるんじゃないんだ。メイドさんと一緒にいたいだけなんだ」ということなんでしょうし、それは私にも非常によく分かります。もし東京にこういうサービスがあったら、一度は利用してみたいとは思いますし(笑)。
氏は、「これを『性的サービスではない』と言い張るところにオタクのセクシャリティの秘密があるような気がして興味深い」と指摘されてるんですが、確かに鋭い見方です。端的には、現実の女性と直接性交渉を持つことへの恐怖心とか言えるんでしょうけど、もっと言えば、利用者にとってメイドさんの格好をした女の子は、直接の性的対象ではなく、「萌え」の対象だから、ということなんでしょうね。この辺のことは、以前に「おたくとは何か~『萌え』の意味」「『萌え』の意味ふたたび」でも書いたんですが、もっと優れた考察があるような気がするのでご教示求む。
気になるのは、ちゃんとしたホームヘルパーのサービス、あるいはデリヘルなどの性風俗と比べて、料金的なレベルはどうなってるのか、ということ。ちょっと調べてみれば分かるんでしょうけど。
あと、やっぱり性的サービスと誤解されたり、利用客からそういうサービスを強要されたりすることが、経営者にとってはリスクになるんでしょうが、大半の利用者はそんな度胸はない――「純粋にメイドさんを愛している」と言い換えてもいいです――と思われるので、意外とおいしいビジネスなのかもしれません。しかし、それはネットや口コミを通じて特定の層にのみ店の存在が知られている限りは、という留保をつけるべきで、何かの拍子で広く知られるようになってしまったりすると、不心得者が出てくる危惧はありますよね。
ついでにメイドさん話を二つ。
一つ目。以前、藍青か何かについて書いた時、「メード服」という表記に「分かってないなあ」みたいな突っ込みをどこかでもらったのですが、新聞的には外来語表記のスタイルが決まってしまってるので仕方がないんですよね。でも、固有名詞の場合は元の表記が尊重されるので、某人魚が歌うアニメの時は「マーメイドメロディー~」と書けましたが。これも一般名詞としては「マーメード」になってしまうんです。
二つ目。個人的なことを言えば、もともと自分にはメイドさん萌え属性はないつもりで、メイドさんカフェとかにも興味がなかったのですが、最近ある漫画に出合ってその気持ちが揺らぎました。その漫画とは、「これが私の御主人様」第1巻(スクウェア・エニックス)。発売直後に立ち読みして、あまりにも都合の良い設定と展開にスルーしてしまっていたのですが、先日じっくり読む機会がありまして。
要するに、これって直接の性的描写がないだけで、内容、構造的にはエロ漫画ですよね。と言い切れてしまうぐらい、エロエロな妄想を刺激されまくってしまったんですが。そのように割り切ってしまえば、ご都合主義の設定も展開も何も問題ないですし。これが少年漫画誌で連載されていることが信じられないぐらいですよ。それで、メイドさんも悪くないなあ、とか思い始めているという。しかし、ここまで寸止めだらけだと欲求不満が・・・。妄想SSのプロットとか思いついちゃったんで、どこかに書こうかなあ。って、真っ昼間から何を書いてるんだか。
ああ、油断するとすぐに間が空いてしまう・・・。
先日、大学時代の同級生で、今は京都で某大学の講師をしている友人から、携帯のアドレスがJフォンからボーダフォンへの衣替えに伴って変わるということで、メールが久しぶりに届きまして。こちらの近況など書いて返信したところ、非常に興味を示してくれまして(笑)、偶然にも16、17日と京都出張の仕事があったので、16日夜、実に数年ぶりに会いました。
もともと彼と仲良くなるきっかけは、入学したてのころ、クラスの各人の自己紹介を書いて冊子を作るという企画があって、自分の似顔絵の欄に何を血迷ったのか、当時心酔していた――今でもですが――かのファンロード誌のカリスマ(笑)投稿者・嵐馬破天荒氏の「モグタン」――詳しくは後述――を書いたところ、「貴様、ローディストだな!(以下略)」とはさすがに言われませんでしたが、唯一反応を示してくれたのが彼だったという。お互い、趣味の方向性が近いのと、韓国への関心を持っていたということもあり、意気投合したのでありました。
しかし、きちんと研究にいそしみ、今や学生さんを教える立場になった彼と、趣味に走った(と見られがちな)仕事ばかりしてのんべんだらりと生きている自分とを比べると、いろいろ思うところしきり。当時から老けた外見で、今ではさらにそれに磨きがかかった自分にとって、いまだ学生時代そのままの若々しさを保つ彼がうらやましくもありました。たまたま二人の邂逅に居合わせた某氏から、「まさか同級生とは思わなかった」と言われてしまったぐらいですから。
それはそうと、その晩はホテルのおしゃれなバーの一角で、場違いなおたく話で盛り上がってしまいました。体調が万全だったら夜を徹してでも語り合いたかったのですが、それはまたの機会ということで、残念かつ申し訳ないながらも、終電前には別れました。学生当時、クラスメイトとあまり積極的に交流を持たなかった自分としては、仕事でフランスに滞在していたり、ウラジオストクに留学していたり、彼のように大学で教えていたりと、各方面で活躍している同級生の消息を聞き、面白くもありました。
ちなみに、彼のサイトはこちら。アカデミックさとおたくっぽさが絶妙にブレンドされた、非常にバランスの取れたサイトで読みごたえがあります。須藤真澄氏の項には私もちらっと登場していたりして。日記帳には当日の模様も書かれていますが、一番印象に残ったのが飯島直子さんの話だというのはどうかと(笑)。
あと、嵐馬破天荒氏についてはこちらを参照。ここも彼に教えてもらったのですが。ちなみに、トップページの背景になっているのが「モグタン」だったりします。
それにしても、泊まったホテルは京都の北郊にあるすばらしい環境の立地でした。パンフレットに、オフシーズンには格安でスイートルームに泊まれるプランが載っていて、「また来てみたい」とか思ったのですが、一緒に行ってくれる人のいない寂しさよ・・・。なので、
>彼女いるの?
>居ないなら、漏れが嫁にいきたい…。
とか書かれると、思わず「来て来て~」とか思ってしまったり。いや、強がりと思われてしまうでしょうけど、知り合う機会はそれなりにあるのですが、関係をちゃんと育てていこうとする方向に時間がなかなか割けないというか。まあ、そういう方面のお誘いなら大歓迎ですのでメール下さい(笑)。
ちゃんと更新している暇がないのですが、ちょっとだけ。
以前、「おたくとは何か~『萌え』の意味」「おたくとは何か~『萌え』の意味ふたたび」とかで「萌え」について言及して以来、自分の手に余ることもあって放置状態でしたが、何とはなしに検索していて、心に響く記述を見つけました。
たそがれSpringPointさんより、「"萌え"の概念(The Concept of "MOE")」。
「"萌え"とは対象への到達不可能性による絶望が予め自らの内に含まれた渇望である。」
簡潔にして当を得ているように思います。私がかつて「萌え」の意味として書いた「意識的にせよ無意識的にせよ、主として性衝動を根源とする欲望の対象となる、高度に記号化・抽象化された存在に対し、それが不可能であると知りながら、むしろ不可能だからこそ、常にともにありたいと希求する心の状態。」よりは数段分かりやすいでしょう。
「萌え」と性的なものを分けて考えている辺りは、私とはちょっと見解を異にしますが(「性的関係」ではなく「性的欲求」は対象が存在しなくても成立すると思いますので)、この説明自体は非常に見事だと感じました。
「おたく」ほど、送り手、受け手によってその想起するイメージが千差万別な言葉も珍しいのではないかと思います。
もちろん、「おたく」とは何か、というテーマにも関心はあって、前に「おたくとは何か~はじめに」で、「おたくとは『萌え』を理解する存在である」と書いたりした――「萌え」の持つ意味合いの探求いかんによっては、それなりに当を得ているようには思うのですけど――のですが、それ以前に、「おたく」という言葉が用いられた時点で、既にある種の色がついてしまって、「おたく」そのものについて考えたり論じたりするのを妨げているような気がするので、それについてちょっと考察してみようかと。
例によって思いつきを書いてるだけですし、根拠も何もあったもんじゃありませんので、適当に読み飛ばして頂ければ幸いです。
その思いつきというのは、「おたく」という言葉が持つイメージの広がりを、肯定的―否定的、能動的―受動的、の2つの座標軸を持った平面上にマッピングしてみたらどうだろう、ということでした。以下のように。

少し説明します。
1.の「エリートおたく」とは、例えば宮崎勤事件以降に、岡田斗司夫氏らによって提唱された、知識エリートとしての前向きなおたくなどがそれに当たると思います。クリエイター等もここに含まれるでしょう。
しかし、同じ能動的でも、TPOもわきまえずにあることないことまくしたてたり、妙にハイだったり、周囲に迷惑をかけるような存在が、2.の「“痛い”おたく」ではないかと。たまに見かけますよね?
そして、3.の「いわゆる『おたく』」とは、最も原初的かつ一般的なおたくのイメージ、すなわち、暗い、不気味、気持ち悪い等々の、今でも多数の人が想起するところのステロタイプなおたくの姿、というわけです。
4.の、受動的で、しかも肯定的にとらえられるおたくというのは、いまいち想定しにくいのですが、強いて言えばシャーロック・ホームズのようなあり方がそれに近いのかな、という気がしています。
うーん、こうやって書いてみると何だかあんまり意味がないなあ。
要するに、私がおたくについて言及するときは、イメージのうえではあくまでもニュートラル、上の平面で言えば0、すなわち原点の位置から論じたいし、自分としてはそのような意図で使っているつもりなのですが、やっぱりほとんどの受け手は「おたく」と聞いた時点で3.を想起するわけで。
例えば何かのコーナーのタイトルに「おたく」という言葉を使おうとすると、相当の抵抗があったり、もしくは最初からかなりバイアスのかかった視点で見られざるを得なかったりするんだなあ、と感じたのでありました。
以下追記。
「何かの作品にはまって関連するものを収集するという行為は、能動的ではないか」という指摘を頂いたのですが、その部分はおたくの行動様式としては自明のことなので、説明を省いてしまいました。上で言う「受動的」とは、単なる作品の受容にとどまっている段階、「能動的」とは、評論でも二次創作でもコスプレでも、受容を踏まえたうえで何らかの発信を自分から行っている状態、というイメージでご理解下さい。
しかしこの文章、カトゆーさんとこで紹介して頂いたおかげで、アクセス数がすごいことになってます。本当にただのたわごとに近いものなので、お恥ずかしい・・・。
さらに追記。
結構誤解、というか、私が考えていたのと違う受け止め方をされている人もいらっしゃるようなので、ちょっと補足を。
ここで言っているのは、ある人が「おたく」と聞いた時に想起するであろうイメージが、大体このような平面上に位置づけられるのでは、ということで、「おたく」自身が自分はこの辺に当たるのでは、と考えるイメージではない、ということです。
もちろん、そういうふうに見て頂いても全然構わないのですが、自分を否定的の方に置く人はそんなにいないと思いますし、自分の考える位置と、他者から見たその人の位置が一致するとは限りませんし(私も含めて)。
しかし、某アダルト系サイトからもリンクがあったようで、恐らくこの文章はこのサイト始まって以来のヒット数を記録してしまいました。やっぱりアダルト系の強さを実感するなあ。110度CSやBSデジタルも、本当に普及させたいのなら、こういうコンテンツをうまく利用するべきなんでしょうね。
前稿に書いたように、28、29日と寝込んでしまっていたため、予定していた29日の2日目には行くことが出来ませんでした。いくつかのサークルさんにはお取り置きまでお願いしたりしていたので、大変ご迷惑をおかけしてしまいました。この場を借りて改めてお詫び申し上げます。
ようやく体力もやや回復したので、30日の3日目には、無理のない範囲で会場を徘徊しておりました。とは言っても、相当体には無理を強いてしまいましたが。チェックしたサークルを回り切るだけで、えらい体力を消耗しますから。結局今回は、西館には一歩も足を踏み入れることが出来ませんでした。
>今日も福タンを発見できなかった。
いや、狙いはかなりいい所を突いていると思います(笑)。が、いかんせんあの人数ですからねえ。しかも、私はご存じのような容姿なので、あの中では保護色になってしまうでしょうし。とは言え、いくつかのサークルさんでは素性を明かしてごあいさつさせて頂いたりしたのですが。
>福タンに似た感じで白衣着てる人は見たな。
コスプレは別にしてませんでしたし。
あと、
>http://www.asahi.com/culture/update/1228/001.html
>読売はどうよ?
どなたが書いた記事か分からないので迂闊なことは言えないのですが、個人的な感想を言えば、一般新聞でコミケのこういう告知的な記事を載せる意味があるのかどうか、いまいち分かりません。確かに、
>さすがに見て見ぬふりはできない規模になってきたな。
という側面はあるでしょうが、それでは毎回こういう記事を載せるのか。それも何か変ですし。それに、2ちゃんねるのスレでも縷々指摘されている通り、この記事の説明は必ずしもコミケの実態を現していないような気がします。特に、「法人や商業誌の参加を断わり」の下り、企業ブースが幅を利かせるコミケの現状を知って書いているとは、とても思えないんですが。
別にこの記事を批判しようというのではなく、コミケを取り上げるなら、しかも一般紙で取り上げるなら、もっと意味のある取り上げ方をしなければ、ということが言いたいのです。場合によっては地雷を踏んでしまうことになるかもしれませんが、正面からコミケを取り上げることは、それぐらいの危険を顧みなければならない行為であると思うのです。それが、私が今まで敢えてコミケについて仕事としてきちんと書いてこなかったことの、一つの理由でもあります。でも、そろそろ逃げてばかりではいられなくなってきているのかも。
>9月の日記ではサヴァイヴ継続視聴するかも・・・とのことだったけど
>忙しくて無理なのかな。
サヴァイヴも含め、この秋以降に始まったアニメは大体録画してあるんですけどね。いずれ見たい、とは常に思ってるんですが。とりあえず最優先はナージャで。
>我が家は今まで朝日だったんだが
>来年から読売にもどる。
>うちは5年くらい読売のままだな
ご購読ありがとうございます。えー、いつもこんな野暮なことを言うつもりはないんですが、ネットだけではなく、ぜひ紙面で記事を読んで下さい、と。できれば購読して下さい、と。そして、どの記事、だれの記事が決め手で読んでいるか、宣伝して下さい、と。たまにはサラリーマンらしいことを言ってみて、(恐らく)今年最後の更新とさせて頂きたいと思います。それでは皆さま、よいお年を。
あ、コミケで買った本の紹介は、年明けに・・・。
「ふたりはプリキュア」感想反応で書いた
>「瓶詰」に感じる気恥ずかしさと、「プリキュア」に感じるそれとは、似て非なるものだと思うんです。
という点についてもう少し詳しく述べますが、両者の違いで自明なのは、子供向けアニメかそうでないか、ということですね。「瓶詰妖精」でなくても、UHF局で放送されているアレやアレでも何でもいいんですが、そういうアニメに感じる気恥ずかしさとは、制作者の「これって萌えるでしょ~、好きでしょ~、存分にハァハァしてね~」という態度が透けて見える部分にあると思っています。
これに対して、「プリキュア」や「ぴちぴちピッチ」、「セーラームーン」(後期は別として)などは、メインターゲットは子供たちなわけで。「子供が見るようなアニメを見て喜んでるなんて・・・。でもイイ!」という気恥ずかしさなわけです。他の例で、「マリア様がみてる」で言えば、「こんな少女向けの小説(アニメ)に萌えるなんて・・・」ということです。
実は、「萌え」と背徳感には大きな相関関係があるのではないかと考えています。その意味でも、後者の作品に「萌える」ことこそ本来あるべき姿であって、前者の「萌えさせる」ことを前提とした作品に萌えるというのは、もちろんそれもありなんですが、個人的には最近、いささか食傷気味に感じています。
この辺の感覚を見事に言い当てているのが、萌え萌えアニメ日記のりなもさんで、2月4日付の萌えアニメとキッズアニメに関する考察にはいちいちうなずけますし、2月12日付の「そもそも(略)制作者の意図しないところに萌えを見いだすのが本道ではないかと。 」という指摘には全面的に同意します。この辺りのことに関する「たまとわ」さんの議論も、大変参考になります。
もちろん、「プリキュア」が本当に「萌え」を狙ってないのかどうかは分かりませんが、少なくとも表面的にはそうではないことは確かなわけで。そういうものに萌えることこそ、私にとっての、あるいは我々の世代にとっての「萌え」ではないかと考えています。ここで世代を持ち出すのもどうかと思うのですが、若い人と話していると、若い世代にはまた別の「萌え」の論理があるような気がするんですよね。
要は、自分が「プリキュア」に狂ってるのを正当化したいだけなんだろ、と言われてしまえばそれまでなんですが。とりあえずこの話はこの辺で。
>プリキュアが絶賛されてミュウミュウが貶される理由がよく分からん
「東京ミュウミュウ」を貶した覚えはないんですけど。最終回のことはちょっと書きましたが、これは作品そのものへの評価ではないので。でも、「ミュウミュウ」は、子供向けを偽装した萌えアニメではないかと思ってるので、ここでいう「前者」の部類に入るような気が。
>メイド服やネコ耳とか「さあこれが萌えなんだろ?」と
>最初から提示されていたのに馴染めなかった人も多かったんじゃないだろうか。
という指摘の通りだと思います。
>オタクというより、オタクをシミュレートしているような気がする。
そうですね。私は、おたくは自らをおたくだと認めた時点で本来の意味でのおたくではなくなると思っているんですが、私の場合、いろいろなものとの対抗上(?)、既にかなり自覚的に振る舞っている部分がありますので、そのように感じられるのかもしれません。
>十兵衛への興味が薄れたようだな
全然そんなことはないんですけど。この作品は、最後まで見ないと評価を下すのは難しいとは思っていますが。
>こういったお店は守備範囲かな?>福タン
>http://www.littlebsd.com/
おおっ、こんな店ができるとは! もちろんですよ。お酒は好きですし、むしろメイドカフェよりこっちの方がいいなあ。神田で日曜日だけそうなる店があると聞いたのですが、行ったことはなくて・・・。この店は是非行こう。誰か一緒に行ってくれないかなあ。
>サヴァイブをチェックしてない時点でアニオタとして失格だと思う。
失格とは思いませんが、「無人惑星サヴァイヴ」こそ、ここで言う「後者」の好例だと思いますので、見たいんですよね。一応全話録画はしてますので。
あと、「イノセンス」の試写を見てきました。すさまじいほどの圧倒的な情報量でした。それこそ義体ならぬ我が身には、一回見ただけではすべての情報を処理し切るのは不可能なほどの。これこそ「萌え」とは無縁の世界ですね。いや、だからこそ「ハダリ」辺りに萌えるのが、ここで言う本来的な「萌え」のあり方か(笑)。
無事に2回目も終わりました。しかしよりによって、まさかこんな日に当たるとは・・・。まあ、こういう時は即売で買ってくれる人も多いので、露出機会は増えたと思います。それがいいかどうかは別として。
>今更『もえたん』特集なんて、ちょっと遅すぎじゃないか?
という指摘はきっとあるだろうと思っていたのですが、理由の一つは、今まで書きたくても書けるコーナーがなかなかなかったこと。もう一つは、これまでのメディアでの「もえたん」の取り上げ方に飽き足らなかったことです。
「もえたん」の肝であり核であるところの「萌え」をおざなりにして、一体「もえたん」の何を紹介したことになるのか、と。ロリコンやパンチラなんてただの飾りです。えら(ry
さすがだなあ、と思ったのは、「週刊朝日」(2004年1月30日号)の高橋源一郎氏による書評。
だが、いったん英語になった、それらの「萌え」的表現は、熱狂からほど遠く見える。そういうものに熱中している自分を冷静に眺めているという感覚がそこにはある。おそらく、それは「萌え」の本質に関係があることなのだろう。
「萌え」の何たるかを、的確に捉えていらっしゃると思います。ここまでには至れなくとも、少しでも真摯に「萌え」について考えたうえで「もえたん」を取り上げたい。「萌え」なるものの理解者を、わずかでもいいから増やしたい。その思いが、やや空回りしてしまった感もありますが、あのような形になったわけです。
あと、私流の解釈では、「もえたん」がこれだけ売れた大きな理由は、「世代を超えたおたくの連帯」だと思っています。馬鹿(褒め言葉)な漢の心意気に、漢がほれた、というか。その辺の気持ちも込めたつもりなのですが、うまく伝わっているかどうか・・・。
末筆ながら、ご協力頂きました方々に、この場を借りて御礼申し上げます。
>なんか一生懸命なんだけど、萌えってそんなに特別なことなのかな・・・
>感情としてはアイドルとか映画スターを追っかけたりすることと
>そんなに違わない気がするんだけど
>つか、もえたんって、元ネタに気付いてニヤリとしたり、
>分からなくて悔しい思いをする程度のもんだと思うんだけどね
正直すまんかった。今月の「あれ」を書いた時は、「ふたりはプリキュア」第5話におけるほのかよろしく、ちょっと肩に力入りすぎというか、額に青筋立てすぎという感じでしたね。別にそんなに大上段に構えることもないわけで。
一口に「萌え」と言っても、恐らく百人いれば百通りの「萌え」があるのだろう、と思います。私がこのサイトでくどくど書いているのは、私にとっての「萌え」が中心なのですが、それでも、傾向をいくつかのタイプに分けたり、最大公約数的な「萌え」の意味するところを抽出したりはできるんじゃないかなあと思って、あれこれ論じたりしているわけです。
とか考えていたら、風流[姫]君の夜霧さんの2月20日付の日記「萌えと羞恥心」で、興味深い記述が。
『萌え』とは羞恥心の裏側にある衝動であり、ある意味羞恥プレイと言えるものではないかと思います。
この辺、私が前に「萌えろよ萌えろ」で書いた「『萌え』と背徳感には大きな相関関係があるのではないかと考えています」に通ずるのではないか、と勝手に思っています。
『萌え』とは「可愛いものに対する本能的衝動」で、「恋に似ており、恋と両立しうる別物」だと定義しています。故に、萌えを英訳するなら「pretty」こそが最も近いかと思います。
この定義も、「萌え」の最大公約数的な意味としては共感できるところです。
実は私自身、大学生のころ、世の中の事象はすべて、大きな流れとして「かわいいもの」を指向しつつあるのではないか、と考えまして、大宅壮一氏の名言「一億総白痴化」にならって「一億総かわいい化」という言葉を使ったりしていたのですが、その思いは今も変わらないというか、その傾向は今になって一層強くなっているように感じています。
などと縷々述べてきたわけですが、実は私が「もえたん」について一番感じていることは、「萌え」よりも、今月の「あれ」でも書いた「世代を超えたおたくの連帯」という点です。エロチック街道のヘッドさんが、2月29日付で的確に言葉を補って下さっています。
「萌え」を「わかってる」ひとが、こういうのを出版として出せる位置にいるというのもあるでしょうね。あと、最近、同人等から出た作品やオープンソースなソフト開発にも感じるのですが、ネタをネタと終わらせないでそのまま公に打って出ちゃうぐらいの勢いを得るパターンが結構あるような。つまり大人ビジネスの世界と学生オタクの世界、との境界があいまいになってきているような。反発しているだけじゃだめで、うまく利用していく、というような強さが出てきたように思うのですが、これって成長、ってことになるのだろうか。
そうなんですよね。今や、出版社にも中央官庁にも新聞社(笑)にも、社会のかなり広範囲に、ある程度の立場で「萌え」が分かっている人が存在するわけで。そういう人々の様々な「いい仕事」に対して、次代を担う「萌え」者たちが連帯感を表明してくれている(古くさい言い方だな・・・)。「もえたん」が売れたのは、その一環ではないのかなあ、と感じています。
成松哲さんの三十路でアニメ: 機を逸しすぎた取材後記に
「キャラクターがかわいい」「ストーリーが泣ける」からではなく、「送り手との共犯関係を楽しみたい」から萌える。萌えって意外とクールな遊びなんだなぁ。
とあるのですが、むしろこの場合、「萌え」というよりは「送り手との共犯関係」に主眼があるんじゃないかと。現に、
>萌えたんの萌えはネタに過ぎないのではないかと思う今日このごろ。
>もえたんで萌えた奴っている?
という声もありますし。「萌え」を題材に「いい仕事」をしたからこそ「もえたん」は支持されたのであって、あまりにも受け手をなめたような仕事だったら見向きもされないのは当然なわけで。例えば(ry
でも、私自身はいんくたん萌えですよ。ええ、それはもう。何てったって、私の33歳の誕生日に、こんなイベントが行われるぐらいですから。大阪だって行く・・・かどうかは分かりませんが。
DEPOLOG: blockquoteを簡単にのおかげで、blockquoteが扱いやすくなりました。あと、#BLOG: MTの「最近のTrackback」にエントリーのTitleとPermalinkを!を利用させて頂きつつ、「最近のトラックバック」も追加。先達の英知に感謝。さて、そろそろプリキュアリンクの整備に取りかからねば・・・。
続々、と言いながら、ほとんど夜霧さんへの私信になってしまいそうですが。
私も夜霧さんのサイトを知ったのが、「プリキュア情報箱」でリンクして頂いてからだったので、以前の「萌え」考察は読ませて頂いておりませんでした。わざわざ過去ログを探し出して頂いたようで恐縮です。一応、こちらでも改めて「萌え」に関係ありそうな過去ログへのリンクを。
おたくとは何か~はじめに
おたくとは何か~「萌え」の意味
おたくとは何か~「萌え」の意味ふたたび
「萌え」に関するメモ
萌えろよ萌えろ
2ちゃんねるのスレへリンクをしてなかったり(レスでは“>”にリンク元を示してますが)、「今月の『あれ』」の「あれ」が某新聞夕刊の「もえたん」記事であることを明示しなかったり、記事にご協力頂いた「もえたん新聞」さんや「蒼い風の眠る場所」さんへのリンクも張ってなかったりするのは、ここはあくまでも個人的にやっているサイトだという立場を明らかにしたいからで。分かる人には分かってもらえばいいし、分からない人には分からないままでいてもらってもいい、というスタンスです。夜霧さんにはご面倒をかけてしまったようで申し訳なく思っています。
で、夜霧さんの3月4日付の日記を読ませて頂いて思ったのは、さすがは「『萌え』で食っている(もちろん肯定的な意味で)」方の見方だなあ、ということでした。「ライトオタクユーザー」の概念には目からうろこが落ちました。確かにそういう層は、難しいことは考えず、とりあえずかわいいから、しかも買いやすいから買う、というのが購買動機でしょうし、商業的にはそういう層をつかまないと成功しないでしょう。
爆発的ヒットを呼ぶには、ライトオタクユーザーの需要を満たすことが不可欠です。
という言葉には、現場に携わる方の実感がこもっているように感じます。なるほどなあ。
「萌え」に関しても同様で、そういう「ライトオタクユーザー」にとっての「萌え」とは、そして「萌え」の基本的な意味とは、夜霧さんのおっしゃる内容がかなり正鵠を射ているように思います。
「もえたん」にしろ「萌え」にしろ、どうも私がこれまで考えていたことは、主に夜霧さん言うところの「ハードオタクユーザー」が感じる部分を対象にしていたような気がします。より本質に迫っていくつもりだったのが、マニアックな方向に走ってしまったというか。夜霧さんのように、むしろプリミティブな方向を追求するべきなのかもしれません。
でも、日記の過去ログで拝見した、夜霧さんの「もえたん」への思い入れっぷりは、まさに私が日記で書いたような感覚に基づくものではないだろうかと、思いを強くしているところです。
というか、全部ちゃんと読んだわけではありませんが、ちらほら現れる夜霧さんの絵の何とキュートなこと! 部分的に消えているのが本当に残念です。後でこっそり未掲載分の過去ログも下さい(ぉ
で、ここからは完全な私信です。まずは以下のリンク先をご覧下さい。
夜霧さんの12月26日の日記を拝見しましたが、私も午後2時からでしたので、恐らく超ニアミスして、同じ空間の中で一時を過ごしていたのではないかと思われます。実はかなり遅れて行ったので、一番入口に近い席に座っていたのですが、あの会計に並ぶ列の中に「センパイ様」で領収書を切ってもらう夜霧さんがいたのかなあ、と思うと何とも不思議な感じがします。こうしてネット上で出会えたのも、プリキュアの美しき魂のお導きによるものでしょう(笑)。今後ともよろしくお願いします。
27日は予告どおり、昼から夜までロフトプラスワンにいました。
昼は、「韓国まんがまつり7」。前回の「6」に行って、その面白さのとりこになってしまったので。一番見たかったのは当然ながら「SPHERES(스피어즈=スフィアズ)」。やっぱりいいなあ。どうやら、秋ごろには日本でも見られるようになるとかならないとかで、大変期待が高まります。他にも爆笑ものの作品オンパレード。楽しみました。
「SPHERES」関連ではお世話になりっぱなしのまあべるさんが、設定資料の載った韓国版「Newtype」2004年3月号を持参していらしたので、休憩時間に見せて頂きました。これはいいものだ・・・。あと、会場では、28日(もう今日だ!)にプリキュアショーを一緒に見に行く「ふたりはプリキュアまとめページ」のくろさんと、一足先に邂逅を果たしました。
夜は、「桃祭」。特撮方面はとんと疎いのですが、要は司会の「お姉さま」目当てです。ある意味身内とはいえ、やっぱりすげえ、と思いました。自分の趣味を徹底的に突き詰め、しかもこういう形で世間に還元してるんですから。仕切りっぷりもお見事で、今まで知らなかった側面を見られました。
先日、某飲み会で「もえたん」の偉い人とお会いした際、「こんなのが出たんです」と見せてもらったのが、つい最近出版されたという韓国語版の「もえたん」でした。多少韓国語をかじってる身としては興味津々で、分かるところだけ適当に訳して読んでたりしたのですが、実はなぜかまだ手元にあったりします。
表紙は、こちらのページにある左上の画像の通り(版型は日本版より一回り大きいです)なのですが、まずタイトルの冒頭でいきなりつまずきます。「オルチャン魔法少女の猟奇英単語」。「猟奇」はともかく(でもないのですが)、私にとっては辞書にも載ってない「オルチャン」という言葉が謎でした。
日本語の「オルチャン」や原語の「얼짱」で検索していたら、「オルチャン・シンドローム」という、比較的分かりやすそうな説明の記事を見つけました。これによると、「オルチャン(オルグル=顔、チャン=最高)」という成り立ちで、「美男美女を指すインターネット新造語」ということのようで、特段二次元キャラに使われるというのではなく、むしろ三次元のアイドルを対象に用いられる言葉のようです。ちょっと前に有名になった韓国の美人強盗もオルチャンと呼ばれていたようで。その辺のことは、「@ことのはインフォーマル」さんの3月1日の項に詳しいです。さらに、こちらの記事によると、「体つきが美しい」という意味の「モムチャン」なる言葉もあるようです。
ここまでは前置き。韓国で「밀피(ミルピ)」さんという方が、この韓国語版「もえたん」のレビューをされているのですが、興味深いのがこのページ。「萌えVSオルチャン 韓国と日本の自尊心をかけた対決」と題して、13回戦にわたって両者の比較をしています。すわ、韓国では「オルチャン」が「萌え」のように使われているのかと思ったら、どうもそうではないようで。「アニメーター」を「アニメーション作家」と訳したり、「美少女ゲーム」を(英語の例文通りに)「ローズバッド(薔薇のつぼみ)ゲーム」と訳したりと、全般的に韓国語版の「分かってない」翻訳に対する突っ込みをされているようです。
要は、両者のタイトルにかこつけただけの「対決」で、「萌え」と「オルチャン」は全然意味合いが違う言葉みたいです。レビューの最後のページの終わりでも、「今日の教訓 オルチャンというものに、まともにできたものなど一つもない(無生物含む)」と、三次元アイドルにもひっかけて皮肉たっぷりに結論づけられていますし。
私自身、そこまで言われるほどの出来なのかどうか、まだちゃんと読んでないので判断できませんが、タイトルはちょっと考え直した方がいいのかなあ、という気もします。ここで、表紙の帯にある文章も訳しておきます。
コンピューターゲームと漫画世代のための英単語集
・基礎を固める必須語彙1,000単語を厳選した
・興味津々なストーリーとともに英単語を学ぶ
・奇抜で猟奇的な例文で頭にぐいぐい入ってくる
発売前から爆発的な反応!
アマゾンジャパン3か月連続1位ベストセラー
・・・やっぱり「猟奇的」ってどうなんだろう・・・。韓国と日本では意味が違うのかなあ・・・。ついでに、画像にはありませんが、帯の裏表紙の部分の文章も翻訳。
発刊前から予約が殺到した話題の本!!
・今までの学習書のイメージをくつがえした
・この本で勉強する人がうらやましい
・今になってこんな本が出るなんて・・・
・大体誰がこんなすごい本を作ったの?!
ところで、「もえたん新聞」の中の人も、えらいことになったようですね。ミイラ取りがミイラになったというか(違う)。何はともあれ、頑張って下さい。
あとあとあと、三才ブックスさんがまた面白そうな本を出されたようで。「図解 アリエナイ理科ノ教科書」。あの「危ない28号」の方々が執筆されているようなので、期待大です。見かけたら買わなくちゃ・・・。
(追記)
>あちらでは、『猟奇的な彼女』のヒット以来
>「ちょっとおかしな」、「変な」、「かわいいわりに突拍子もないことをする」
>みたいな流行語になってるらしいですが。
いや、知ってて当然と思われる知識でもすっぽり抜け落ちていることもあって。映画のヒットと「猟奇的」という言葉の韓国での広がり方が結び付いていなかったんです。「韓国映画とハングル」さんの「猟奇的な彼女」紹介文中に
この映画の題名に使われている「猟奇的」という単語は韓国語の語感では「ちょっとおかしな」、「変な」、「かわいいわりに突拍子もないことをする」といった意味。日本の漫画・アニメで言えば『クレヨンしんちゃん』や『パタリロ』も韓国では「猟奇的」と表現される。
とある通りですね。確かに以前、マシマロが何で「猟奇」なんだろう、という疑問を抱いた覚えはあるのですが・・・。ご指摘感謝です。
いろいろ書きたいことがたまってるんですが、とりあえず全部すっ飛ばして表記の件を。正直言って、これほどの憤りを覚えたのは久々なので。なお、ここで書く内容や見解は、私個人の責任において記すもので、私が属する組織等とは一切関係ないことを最初にお断りしておきます。
ネット上のソースは、各所で腐るほど紹介されていると思うので、ここではまず、新聞各紙の5月10日夕刊(東京本社最終版)の報じ方を見ていきます。同じ長さや内容の記事でも、見出しの大きさや付け方によって、読者の印象は随分変わりますので。
読売新聞
・一面準トップ 見出し:ファイル交換ソフト 「ウィニー」開発者逮捕 違法コピーほう助容疑 33歳 東大助手/(ウィニーの説明あり)
・社会面トップ 見出し:ウィニー 違法コピーの温床にメス 「開発自体は合法」議論も/コメント:岡本久道弁護士/別稿:ブロードバンド普及で問題拡大/(京都府警の会見写真、公衆送信権の説明あり)
朝日新聞
・一面トップ 見出し:ファイル交換ソフト「Winny」 開発の東大助手逮捕 著作権違反幇助の疑い 京都府警/コメント:東大大学院情報理工学系研究科長/(Winnyの図入り説明あり)
・社会面トップ 見出し:「Winny」開発者逮捕 著作権側は歓迎 「故意」の立証、争点/コメント:日本音楽著作権協会広報部長、近藤剛史弁護士、園田寿・甲南大大学院教授/別稿1:ユーザーら、不安と批判/コメント:技術の開発と不正使用は別 村井純・慶応大教授、教育や法整備 歯止めが必要 森井昌克・徳島大教授/別稿2:「著作権法への挑発的な態度」 京都府警の逮捕理由/(京都府警の会見写真、「Winny」が使われた事件の年表あり)
毎日新聞
・一面トップ 見出し:ファイル交換ソフト 「ウィニー」開発者逮捕 違法コピーほう助容疑 33歳 東大助手/解説:もろ刃の「道具」 指針作成が急務/(Winnyの図入り説明あり)
・社会面トップ 見出し:「開発者」異例の逮捕 ウィニー 法曹界には疑問の声 「ソフト自体は合法」/コメント:森本紘章弁護士、吉峯啓晴弁護士/別稿1:著作権者側 摘発を歓迎/別稿2:「事実を確認中」 東大大学院/(京都府警の会見写真あり)
東京新聞
・一面トップ 見出し:ネットでソフト交換「Winny」 開発の東大助手逮捕 違法複製ほう助容疑 京都府警、全国初/別稿(東大大学院情報理工学系研究科長のコメント):ソフト開発指導 金子容疑者/(ファイル共有ソフトの説明あり)
・社会面準トップ 「Winny」 違法性めぐり議論必至 海外で「開発合法」判断も/コメント:違法性認識が焦点 甲南大法科大学院の園田寿教授/別稿1:捜査批判する書き込み続々 2ちゃんねる/別稿2:利用者逮捕 批判し開発 逮捕の東大助手
日本経済新聞
・一面実質準トップ ファイル共有ソフト「Winny」開発 東大助手を逮捕 違法コピーほう助容疑/(ファイル共有ソフトの説明あり)
と、これを見るだけでも、各紙のスタンス、力の入れ方等々、いろいろなことが分かると思います。その辺の判断は皆さんにお任せしますが。
私自身、以前の部署にいた時はファイル交換ソフトの取材をして、何度か記事を書いたこともあります。その過程で実感したのは、P2P(Peer to Peer= ピア・トゥー・ピア)技術には大きな将来性がある、ということです。その技術の可能性を追求したソフトを作っただけで、民事上の争いや任意の捜査ならまだしも、開発者が逮捕までされてしまうとは! 実際上の使われ方の著作権侵害は、確かにひどい状況のようです。しかし、その責めは個々の違法利用者が負うべきであって、開発者が負うべきではないことは自明だと思うのですが。基本的には、東浩紀氏による「Winny開発者逮捕」の見解に同意します。私の言いたいことがほぼ言い尽くされています。
ただ、ここでさらに指摘しておきたいのは、今回の事態は、最終的に当の著作権者自体の首を絞める状況を招きかねない、という点です。つまり、P2P発展の機運がつぶれることによって、著作権者自らがP2Pを利用した新たな形のサービスを行う可能性を失ってしまう、という危険をはらんでいると思われるのです。
上記の各紙の見出しだけを見ると、著作権者側が今回の事態を全面的に歓迎しているようにも取れますが、実際はそう単純でもないようです。上記の朝日夕刊によると、日本音楽著作権協会広報部長ですら、「ソフト開発者の法的責任までは問えないと思っていたので、かなり踏み込んだ捜査だと思う」とコメントしています。コンピュータソフトウェア著作権協会も、今回の件に関するリリースで、わざわざP2P技術の重要性に言及しているほどです。これら著作権者側の反応を考え合わせても、今回の強制捜査はやはり行き過ぎなのではないか、という感を強く抱かざるを得ません。
最後に、かつて自分が書いた記事の一節を引用して終わります。建て前論だと言われようとも、これは私の偽らざる気持ちですし、当時も今もその思いは変わっていません。
今回の決定【引用者注=ファイルローグへの仮処分決定】を機に、P2Pそのものを違法な技術ととらえる風潮が広まれば、P2Pの将来の芽をつみ取るおそれも出てくる。無料で手軽に入手できるからといって安易に著作権侵害をすることは、インターネットの発展を阻害しかねない。利用者は改めて心すべきだ。(読売新聞2002年4月17日朝刊解説面より)
追記。
>今回の事態はJASRACやACCSは当事者じゃないだろうと
>当事者はあくまでも京都府警ではないですか
だからこそ、著作権者側は、今回の事態を100%肯定的に見ているのかどうか、ということを言いたいわけですよ。自分たちがやろうとしている(かもしれない)ことすら出来なくなってしまったら、どうするんでしょうね、と。
「Winny」開発者逮捕についてに、たくさんのコメントやレスを頂きありがとうございました。
>「nyの有罪性に関する議論」と「逮捕の妥当性に
>関する議論」と「著作権法に関する議論」とが
>ごちゃ混ぜになってるぞい。
という声もありますので――それぞれについての見解は、一応書いたつもりなのですが――、この立て分けに従って、もう一度私の考え方を整理しておきます。前に書いたことと比べ、ややぶれがあるかもしれませんが、こちらで書くことが現状での私の認識です。
・Winnyの有罪性に関して
開発者の意図にかかわらず、ソフト「そのもの」に違法性はないと考えます。著作権を侵害しているのはソフトの利用者であって、ソフトそれ自体ではありません。善意で開発された技術が悪意のもとに利用され得るのと同様、仮に悪意で開発された技術であっても善意のもとに利用され得ます。
開発者については、本人が容疑事実を認めているのであれば、有罪は免れないでしょう。否認を貫いていたとしても、現在の日本における刑事訴訟法の実質的な運用を考えると、無罪は難しいかもしれません。ただしそれは、私の開発者の行為に対する適法不適法の判断とは全く無関係です。
・逮捕の妥当性に関して
開発者の逮捕は妥当ではなかったと考えます。刑事上の罪を問うにしても、任意の捜査、立件で十分だったでしょう。現在の日本における「逮捕」の結果重大性に見合うだけの容疑では全くないと思います。
>福タン言ってることめちゃくちゃ。
>逮捕要件は満たしている、けど見せしめ的
>であるってのに対して怒るんだったら
>アップした奴だってそういうことだろ。
>あれが見せしめじゃないとは言わせないぞ。
アップした人間の逮捕も当然見せしめであると思いますし、私自身の考えとしては賛成できません。ただ、彼らは著作権法違反の実行行為者であり、同様の行為を行っている多数の人間への警告という意味を考えれば、肯定的に捉える余地はまだあります。しかし、今回の開発者の逮捕に、その余地は全くありません。P2P技術を利用したソフトを作ればこうなる、という否定的な意味での見せしめでしかありません。
・著作権法に関して
現行の著作権法は、近年のインターネットの急速な普及に全く対応できていません。P2P技術と著作権保護とを両立させる方向性を模索し、将来的には著作権法は改正されるべきだと考えます。しかし、どんな法律であったとしても、法律が存在する以上は、その法律を犯せば罪に問われることは当然で、Winnyを利用して著作権を侵害することが違法であるのは言うまでもありません。ただし私自身は、開発者の行為が現行の著作権法に触れるとは考えていません。それは、開発者が裁判で有罪になるか無罪になるかとは全く無関係です。
何だか、3月の「韓国まんがまつり7」と「桃祭」に続いてそれぞれ同じ日の開催になったのですが、表記のイベント参加のため、12日はロフトプラスワンで昼夜二連荘しました。
昼は「韓国まんがまつり8」。もう何より一番に、こことかこことかで何度も書いているように、「SPHERES(스피어즈=スピオジュ=スフィアズ)」を見るために来ているわけですが、やっぱり出来がいいなあ。もちろんあらも見られるものの、ナヨンちゃんは相変わらず萌えるし、本拠地が破壊されて別天地を求めるという王道の展開も燃える。
ただ今回は、12、13日の二日間開催ということで、12日の続きは13日に流されたんですよね……。この上映のやり方は、13日にバンダイミュージアムに行かねばならない私にとって、まるでいじめのようです(泣)。まあ、9月の次回「9」で完結するようですし、秋からは日本で見られるようになるやの情報もあるようですので、今後に期待、ということで。
あと、「気まぐれ発明王」を元ネタとした「残酷なホン少年のテーゼ」(笑)には、涙がにじむほど大爆笑。休憩時間には、いつものごとくまあべるさんとお話。「요랑아! 부탁해(ヨランア!プタッケ=ヨラン!お願い)」という、日本未公開の韓国魔法少女アニメ「요랑아 요랑아(ヨランア ヨランア)」のコミカライズ版を見せて頂きました。メスの子狐(?)・ヨランが変身して魔法少女になるというお話らしいのですが、個人的にはあんまり萌えない……。やっぱりSPHERESが最高さ!(ぇ
というか、今回はむしろ「世界戦隊まつり」とでも呼ぶべき内容で、アメリカの戦隊「パワーレンジャー」――かっこいい!――や、台湾の戦隊「太空戦士」――苦笑――、韓国の戦隊「地球勇士ベクタメン」「環境戦士ゼンタフォース」――うーむ――等々が流されたのですが、中でも日本代表(?)として上映された酒徳ごうわく監督の「頭脳戦隊クビレンジャー」にはぶっ飛びました。限りない愛情を込めて「大馬鹿野郎!(笑)」と叫びたくなる作品でした。詳しくはここの一番下を参照。これも13日には続編の「頭角戦隊アタマイザー5」が流されたようですね。見たかった……(泣)。
そして、最後に上映された「新剣銃士フランスファイブ エピソード4」には目を見張りました。アレクサンドロ(アレックス)・ピロ監督をはじめ、フランス人を中心としたスタッフ、キャストによる自主製作ながら、日本の特撮戦隊魂を自家薬籠中の物とし、フランスを舞台に、熱く燃える、隙のない見事な戦隊物語を展開。あの「韓国まんがまつり」の参加者が、40分近くをそれこそ音も立てずに最後まで見入ってしまうほどの出来栄えで、本当に感動しました。これは是非ともお姉さまに見て頂きたい。というか、公式サイトから本編がまるごと(!)ダウンロードできます(112MBもありますが)ので、興味を持った方はどうぞ。絶対見る価値はあります。
で、夜はそのお姉さま主催、司会による「黄祭」。のんびりめに会場に入ったら、もうほとんど満員でびっくり。仕方なく、あんまり舞台の見えない席に座ろうとすると、「こっちこっち」と呼ぶ声が。何と、先にいらしていたお義兄さまが隣に招き寄せて下さり、比較的見やすい所に落ち着くことができたのでした。
いつもながら、お姉さまの見事な仕切りっぷりには感服。終盤、出演者の方々もお酒が回ってきてだいぶ収拾のつかない状態になったり、終了時刻もかなり押したりしましたが、それでもきちんとまとめ上げるのはさすがです。前回の「桃祭」に比べ、当然ながら会場の女性比率は高く、出演者も豪華な顔ぶれだったようで――実はそれほど詳しくないのであんまり分からない人もいたりして――、歓声が大変にぎやかでした。
(追記:以下の文章の本文における「男女差」に関する記述については、現在では当を失しているという認識であることを申し添えておきます。経過についてはコメントをご参照下さい。)
この文章では、キャラ萌えで作品を楽しむ男性を「萌えオタ」、同じく女性を「腐女子」と表現して話を進めます。
加野瀬さんやkanryoさんも書いてらっしゃいますが、「蒼穹のファフナー」が腐女子にすごい人気だそうで。「ガンダムSEED」と同じようなもので、そのこと自体をとやかく言う気は毛頭ありません。私だって、単なるプリキュア萌えオタだと言われてしまえばそれまでですから。
ただ、先日の「兄弟」記事への反応や、2ちゃんねるのファフナースレとかを見ていると、萌えオタはキャラへの萌えは萌えとして、その作品自体への突っ込みや駄目出しは普通に行っているのに対して、腐女子は自分の萌えキャラが登場する作品への批判、というか非難めいた言説を、好まない面があるのかなあ、と思ったり。
そう感じたのは、ファフナースレで以下のようなレスを読んだからなんですが。
だからキャラ萌えで何が悪いわけ?総士カコイイし一騎かわいいじゃん。
すぐ感情的になって作戦を台無しにしてしまう一騎を
総士が一生懸命なだめてフォローする様は見ていて恋人同士みたいで
見ていてドキドキするし、鮒はそういう楽しみ方するのが正しいと思う。
種でもアスランはキラのことずっと考えてるし、そういう友情以上な関係が萌えるんでしょ?
自分の価値観に合わないからって否定するのはアニメファンとしてどうかと思う。
こういう、作品自体への批判をキャラ萌えへの批判に直結してしまう考え方っていうのが、どうもよく分からなくて。スレの流れを見ても、誰もキャラ萌えがいけない、と言ってるわけではなくて、作品として見た場合に気付く点をあれこれ言ってるだけだと思うんですけど。
萌えオタとしては、「プリキュアはここが駄目だよね、ここをこうすればもっと良くなるよね、でもほのかはかわいいなあ」という楽しみ方をしてるのであって、「プリキュアは駄目だ」と言われれば「それが何か?」と答えられるぐらいの覚悟があると思うのですが。
ここで想起するのが、森川嘉一郎氏がWebマガジンenで連載した「〈趣味〉の政治学」の第5回「〈おたく〉という概念(後編)」でなした、以下の指摘です。
仮に「アニメマニア」なる人がいるとして、その人はアニメのことを、ダメ「だけど」好き、なのだとすれば、おたくはむしろ、ダメ「だから」好き、なのである。つまりおたくたちは、アニメやゲームそれ自体ではなく、「ダメなものとしてのアニメやゲーム」を愛好しているのである。極論すれば、「ダメなものに入れあげる自分」という自意識を保つことに大きな目的があるのであって、漫画やアニメ、ゲームへの傾倒は、むしろその手段なのである。
この指摘には目からうろこが落ちた、というか蒙を啓かされた心地がしました。私自身、前に書いた「萌えろよ萌えろ」という文章で、子供向けアニメや少女向け小説を志向するおたくのあり方について触れたのですが、まさにこういうことなんですよね。先日の「マリみて」記事で、「はたから見れば恥ずかしいものをこそ志向する『おたく』独特の精神性」と書いたのも、森川氏の指摘にインスパイアされた面は大きいです。
脱線しましたが、私が疑問に思ったのは、腐女子にこの森川氏の指摘が適用できるのかどうか、ということです。当然、「『ダメなものに入れあげる自分』という自意識」は持っていそうな感じはするのですが、それを他人からとやかく言われるのを好まない、っていうだけなんでしょうかね。あるいは、この指摘自体、男性のおたくにしか当てはまらないものなのか。腐女子の皆さんの意見をうかがってみたいところです。
(追記)
さっそく反応が。
>萌えオタにも似たようなのはいくらでもいる
>目立つ奴を取り上げて恣意的な普遍化して自分らを正当化しようなんて
正当化しようとは思ってませんが、確かにおっしゃる通りかもしれません。気を悪くされたのなら申し訳ありません。当然、萌えオタにも頑迷な人はいるでしょうし、腐女子にも寛容な人はいるでしょう。ただ、全体的な傾向性としてはどうかなあ、と。あんまり男女差でうんぬんするのはいかがなものか、とは思いつつも、何か違いがありそうな気がして。
13日から15日までの夏コミ。今回は取材も兼ねていたので、3日間連続で有明に顔を出しました。よく考えたら、3日全部行ったのって初めての経験かも。それにしても、前回までは単なる一般参加者として行っていたわけで、それに比べると今回の経験は非常に濃密なもので、コミケの奥深さを改めて感じました。
そして、今回お話をうかがった方のほとんどが、ネットを通じてお知り合いになった方だという事実。これまでにもネットがきっかけで取材させて頂いた、あるいは仕事でお世話になった方は数多いのですが、今回ほどそれを実感したことはありませんでした。本当にこのサイトをやっていて良かったなあ、と。お世話になった方々に、改めて感謝と御礼を申し上げます。
それとは別に、私の「ほのたん」紹介を読んで福岡からコミケへの参加を表明したkanさん。実は後でメールを頂いて、前からの知り合いだったことが分かりました。というのも、福岡にいる私の仲の良い同期とお付き合いのある方で、以前から私のサイトをご覧になって頂いていたそうなんですが、ある時私の同期と飲んでいる時、そういう(笑)話になって、私と同期とのつながりをお知りになってびっくりされたそうで。その場で同期から電話がかかってきました(笑)。今回、2日目が終わった後に落ち合い、軽く(3日目に備えて)飲んで、3日目の夜も飛行機ぎりぎりまで打ち上げにご参加頂き、様々なお話をしました。こういう思いがけない縁があるっていうのも、サイトを持っている醍醐味の一つではないか、と。
あと、
>今回読売新聞の取材記者(コミケ参加歴15年だそうな)に頼んで、朝の待機列の空中撮影を行った
という件ですが、これはお兄さまですね。3日目の午前9時前後、有明上空を飛んでいたヘリにカメラマンと乗り込んでました。私は下にいましたが。今回のコミケは、二人して連日会場で取材したり本を買ったりしてましたので。お兄さまは久々のコミケ参加ということで、規模が大きくなったのには驚いてました。しかし、お兄さまの参加歴は15年どころじゃないですね。私は10年ちょっとといったところですが。
3日目終了後、お兄さま、kanさん、そしてお世話になったり偶然会場で出会ったりした各方面の方々を巻き込んで新橋で打ち上げをしました。大量の汗をかいた後のビールのうまいこと! 今回、買い手としてだけではなく、コミケの様々な面を知り、今度は自分で売る側に回ってみたくなったりもしました。
買った本の紹介については、また別途……って、過去日記を見たら、前回コミケで買った本の紹介って書いてなかったんだ……。今回は面白い本もいろいろあったので、なるべく書く方向で。
で、16日から18日は、群馬県高崎市の実家に行ってまったりとしてまして、サイトの更新も放置してしまっておりました。プリキュア28話も見ました――期待通りの良い出来でしたね――が、感想はまた別途。18日夜は東京に戻ってきて、サクラ大戦スーパー歌謡ショウを見てきました。実はサクラ大戦の舞台を見たのは初めてだったんですが、いろんな意味で衝撃を受けました。これも別途書ければいいなあ。一言だけなら、ファンの愛あればこそ8年間も続いたんだなあ、という感慨なわけですが。
>もうblogは飽きたの?
いや、決してそんなことはないですよ~。ただ、何かちゃんと書こうとするやっぱり時間を取られてしまうので、なかなか本腰を入れてる余裕がなくて。気軽な雑記は、最近はmixiの方で書いてしまいがちで……。例えば、ひとしきり話題になった「おおきく振りかぶって」のPOP問題なんかも非常に発言したかったんだけど、なかなか自分の言いたいことを誤解なく伝えるのは難しく。そうこうしているうちに旬も過ぎてしまったり。ただ、この漫画に出合えたという点については、今回の騒動に非常に感謝しています。本当に、本当に面白い! 2巻も発売直後に買って、むさぼるように読みました。その感想と併せて、余裕があればこの問題に関する考え方を書いてみたいと思います。
ああ、前置きが長い(笑)。コミケ記事、皆さまのご協力のおかげで無事掲載できました。名前は私になってますが、実質的にはお兄さまとの共同作業ですから。空を飛んだのもお兄さまですし。各所でそこそこ反響も呼んでいるようで、ありがたいことです。多くの人に見てもらいたいので、キャプについては「個人の立場では」あれこれ言いませんが、ご覧になった方にはぜひ反応を、感想でも批判でも返して頂ければと思います。この記事へのコメントでもメールでも結構ですので。
それにしても、個人的にはみなもと太郎さんのコメントに感動しました。コミケの精神を見事に言い当てていらっしゃるなあ、と。たとえアレな同人誌を買い漁っていたとしても、そういう精神は心の片隅に置いておきたいものです。
って出だしの歌、知ってます? いや、かぐや姫のじゃなくて、タイトルは「木琴」っていう合唱曲なんですが、「妹よ~お前の木琴が~きけない~」とか、戦争で木琴とともに焼け死んでしまった妹を偲ぶ、大変に重たい歌です。特に、「あんなにいやがっていた戦争が~(激しく繰り返し)お前と~木琴を~~焼いてしまった~~~~~」の下りは圧巻です。
ご参考までに、以下の辺りで聞けます。
http://www.hi-ho.ne.jp/momose/mu_title/mokkin.htm
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/mokkin.html
http://www.pika62.com/mokkin.htm
中学のころ、合唱の授業で歌ったんで強烈に印象に残ってるんですよね。ブラバンでクラリネットを吹きつつ合唱も好きで、張り切ってクラスの指揮者をやったりしてた謎の中学生でした。この歌、当時は結構感動してたんですが、改めて聞くと、捉えようによってはネタ一歩手前のようにも聞こえてしまう。ああ、薄汚れてしまった……(笑)。
というのは前置き(ぉぃ)。どこにも売ってなくてずっと探してて、半ば忘れかけていた「『妹ゲーム』大全」、先日なぜか新宿の新宿書店(ってのも何か変な言い方)に一冊だけあったので、速攻でゲット。しかも初版。今まで売ってるのに気付かなかっただけなのかなあ……。
そして、久々に訪れた高田馬場のまんがの森本店では、「恋風」1~4巻を大人買い。既に1巻は持ってたんですが、全巻購入すると販促用POPとポスターがつくというので、思わず魔が差して(笑)。よ~し、これで予習の準備は万端。後は読み込むだけだ。あ、「ぺとぺとさん」辺りも読み返しておいた方がいいかなあ。「恋風」アニメも見直さなくっちゃ。
え? 何の予習かって? もちろん「妹祭り」~お兄ちゃんホンハイエのために決まってるじゃありませんか。いろんな意味で(笑)非常に楽しみなイベントです。ふふふ……(謎)。
「デスノート」3巻も購入、読了。ああ、大場つぐみ氏の手のひらの上で踊らされるこの快感よ!(笑) 話題のミサたんもついに登場――連載は読んでないので――して、今後がますます楽しみです。もっと弄んで~(笑)。
……どうせそのうちアニメ誌に載るんですから、たまには出し抜いたっていいじゃないですか。肝心なことは書いてないし。話を聞く限り、私は激しく期待してるんですが。でも、不快に感じられた方がいらっしゃいましたらお許し下さい。
今日は中野のルノアールにて、お兄さまと一緒にしろはたの本田透さんの「妹」学講義を拝聴。というか、刃牙とか本筋とは関係ない話で盛り上がって馬鹿笑いしてる我々って……。衆人環視の中、三人して「妹ゲーム」大全広げてるし(笑)。しかもうち二人はネクタイしてるし(爆)。
しかし、妹萌えの奥深さから突き抜け、萌えの「その先」にまで広がったお話は大変刺激的で、感動的ですらありました。それをどこまで生かせるかは我々の力量次第というわけで、はなはだ心もとないのですが。
早速本田さんもネタにして下さってます(9月9日の項)。
空想=萌えの世界の現実化という点では、萌えの世界が五感を獲得していくというアプローチが一方であるように思います。抱き枕(触覚)しかり、「二次元ドリームマガジン」にあったような「匂い付き官能小説」(嗅覚)しかり。「二次マガ」には手袋付き(触覚)なんてのもありましたね。フィギュアやヴィネットの流行もその一環と言えるのかも。
まだまだチープな段階にとどまってますが、この辺が極度に高度化していけば、もはやその「もう一つの現実」から抜け出すのは不可能になるのではと。これは現実の側に空想を流し込むのとは、全く逆のベクトルですが。
今月も例の面、無事出ました。今回のメイン執筆者はお兄さまなので、私は主に脇で騒いでただけだったりしますが(汗)。
ところで、この場をお借りして声を大にして言いたいことが。コメントで「実は『妹』にそれほど『萌え』は感じない。」とありますが、本当は続きがあったんです。「むしろ『弟』の方が。」と(爆)。しかし、高度な判断によってオチが途中で消えてしまったというわけで。
本田透さんの至言「妹は女じゃない」を敷衍すれば、「弟」こそ、女性性から完全に解放された究極の「妹」たりうるのであります!(ぉぃ
……というわけで、今回の取材に触発されて、先日、実に数年ぶりにあるゲームを購入し、やっています。自分の望むものがここにあった……のかもしれない(笑)。最近、更新が滞りがちなのも、このゲームのせいだったりする部分もあったりなんかしちゃったりして。
6月の例の面、ボーイズラブのコメントで「『ショタ』も面白いかも、と思い始めている今日このごろ。」とか書いてましたが、正直に白状すれば、もうずっと前からショタ萌え属性バリバリの人間でして。妹祭りで本田さんが「5年後には弟ブームが来る!」とおっしゃってましたが、もし万が一「『弟ゲーム』大全」なんてムックが企画された日には、ぜひ執筆者の一人に加えて頂きたいと、切に願うものであります(笑)。
というか、サイトを継続していくことは、自分の性癖を明らかにしていくこととほぼ同義ですね。しかも仕事もからんでくるからなおさらに。もちろん普通に女の子も好きですので、見捨てないで下さい……(笑)。
(追記)
大部分の(あくまで「大部分」の)「妹」萌え同様、「弟」萌えと言ってもリアルな弟に萌えてるわけでは決してないわけで。リアル弟よ、もし読んでて気を悪くしたらごめん(笑)。
先日の「弟」萌え、ショタ萌え宣言は結構反響を呼んでしまったようで。Angel Heart Clubのよしりんさんからは、「公言することの痛さというのも感じながら執筆して欲しいですね」(9月26日付)とご忠告も頂きましたが、どうも痛さをさらしたがるお年ごろ(笑)みたいで。まあ、確かにあんまり引かれてしまっても困りますので、その辺は抑え気味にしようかと。
とか言った舌の根も乾かないうちから、佐倉通信さんにリンクして頂いた所で見つけたのですが、こちらのレビュー。かなり激しい(笑)ですが、大筋では全く同感です。本当に秋巳きゅんは素晴らしい。何たってあの「『妹ゲーム』大全」に「妹キャラ」として紹介されてるぐらいですから(笑)。
ちなみに、どうも最近ゲーム熱がやや目覚めかけてきたようで、今はこの辺をやってたりします。違うものが目覚めかけてきたのでは、とか言われそうですが(汗)。
WORKAHOLICMAKERSさんとかも、大変激しく共感して頂いているようなのに、コメント欄とかメールアドレスとか反応できるすべがなくて残念……。ここで書いちゃいましたが(笑)。
>とりあえず、(福)氏の次の目標はショタケット参加ですな(w
だから~、前の文で「もうずっと前からショタ萌え属性バリバリ」って書いてるじゃありませんか(笑)。今年は行けませんでしたが。
>>三条友美氏の絵柄でロリ
>福タン、園ジぇるも読んでるのか
いや、全然知らなくてネタのつもりで書いたんですが、まさか本当に最新号の「園ジぇる」で描いてるとは(笑)。立ち読みして確認してきました。しかしこれはちょっと……。というか「園ジぇる」自体、単行本時代からどうも食指が動かなくて。雑誌は1号限りでまたアンソロ単行本に戻るみたいですね。そんなことより某ショタアンソロ本の最新号、テーマが運動会なのにブルマネタが一つもないのはぶっちゃけありえないんですが(笑)。
……すみません。エロネタはほどほどにします……。
これは最強だと思いました。七月夢さんの日記で知ったのですが、
かわいくて、面白くて、切なくて、ためになる。真面目に感動しました。卓越したセンスに脱帽。続きが早く読みたいです。
さすがに1か月も放置するのはいかんと思うので、そろそろ何か書こう。一応生きてますよ(笑)。でも、ここの所ネット方面に振り分けるリソースが少なくならざるを得ない状況なので、今後もしばらくはそんなに頻繁には更新できないと思います。どうでもいい日々の雑記なんかはミクシィで書いてます。お知り合いで未加入の方がいらっしゃいましたら、お誘いしますので声を掛けて下さい。
遅くなりましたが、10月の例の紙面も無事出来上がりまして。被写体になって頂いたなつきさん――サイト4周年おめでとうございます――、たびさん、めげぞうFELONさんをはじめ、ご協力頂いた方々に改めて御礼申し上げます。お気付きの方はとっくにお気付きだと思いますが、この時に取材させて頂いたのでした。しかし、実際に着ぐるみコスプレを目の当たりにすると、なかなか興味深いですねえ。機会があれば一度はやってみたいとも思うのですが、その前に相当ダイエットしなきゃいけませんね……。
そうそう、ナッキーにも感謝せねば。前にもインタビューさせてもらいましたが、コスプレとかコミケとか、そういう話題を喜々として語ってくれる貴重な存在です。話を聞いていると、取材というよりただのオタ話になってしまいます(笑)。
あと、今さらで恐縮ですが、モエモエカフェさんが移転されまして。リンクもようやく修正しました――右側のリンクも、拡充とか整理とか、いろいろしたいと思っています――。サイトデザインもプリキュア色豊かにリニューアルされて、日々精力的に活動されている様子が、今の私にはまぶしいです。若いっていいなあ(違)。今晩の「月詠」、良かったですねえ。
あふがにすタンもますます快調で。中央アジアの地理の勉強にもなる現在のトップ絵が最高です。思わず世界地図を引っ張り出してきてしまいました。あの辺の地図が全然頭に入ってないなあ、と反省。
アマノカズミお姉さまの誕生日も、ぼーっとしているうちに過ぎてしまいました……。ちなみに11月15日は、上越新幹線の開業記念日でもあります(1982年)。沿線出身者としては、早期全面復旧を望みたいところですが、トンネルの損傷がだいぶ激しいようですねえ……。
20日は、トークユニット「アニメ会」のカミングアウトトークライブVol.27『アニメ会のがんばって2時間萌えまっしょい!』を見てきました。アニメ会とは、こちらにある通り、普段は別々に活動している国井咲也、三平×2のお二人が、アニメや漫画や同人、要は「萌え」好きの一点で結び付き合ったユニット。妹祭りでの司会の弾けっぷりに惹かれて、一度ライブを見たいと思っていたのが実現しました。
この日は、同じ萌え魂を備えたサンキュータツオ、沖縄の比嘉、亀子のぶおの三氏も出演。秋の新番組から始まって、濃ゆい萌え話に花が咲いたのでありました。
メインは、各氏がテーマに沿ってそれぞれの妄想を炸裂させたネタ話。今回のテーマは「アルバイト」で、三平氏がモアちゃん(ケロロ軍曹)、国井氏が雨宮(ななか6/17)、タツオ氏が祥子さま(マリみて)と、それぞれの萌えキャラと自分を絡ませた爆笑&感動(?)話を披露したわけですが、最後の比嘉氏によるピノコ(ブラック・ジャック)&シュガー(ちっちゃな雪使いシュガー)話が圧巻。というか、ご自身も言っていたように、一つの舞台として成立させても良いお話でした(笑)。
全体として、何だか笑ったと言うよりは、すごいものを見させ&聞かせられてしまった、というか(笑)。2時間どころか3時間近い熱演に呆気にとられました。何というか、こういうネタが、パイは小さいながらもネタとして成立してしまう現代日本ってすごいなあ(笑)、と。そのパイを大きくしていこうという点においては、彼らも私も同じ戦いをしているわけで、別の土俵で奮闘している同志たちに熱いエールを送ったのでありました。あくまで心の中でこっそりと(笑)。
で、ライブに行く前に愛車のスプリンターカリブを車検に出してきたんですが、もともと私は家や電車の中ではあんまり音楽を聴かないたちで、音楽鑑賞は専らドライブしながらなんですよ。地方勤務の時は毎日移動に使っていた車も、東京に来てからはたまにしか運転してないんですが、最近、乗る機会がちょっと増えまして。
それで、ずっと聴いていたのがSound Horizonさんの「Chronicle 2nd」でした。前に夜霧さんがサイトで薦めてるのを読んで買ったまま積んでいたんですが、この所毎日聴いているうちにその魅力にどっぷりとはまってしまいました。物語性を感じさせる音楽そのものもさることながら、歌詞の方も、歌詞ノートをほとんど読まずに聴いているので聴く度に新たな発見があって、感動したりしています。「取り返しのつく歴史なんて一つもないの だから尊いの だから私達は新しい歴史を創っていくの 愚か者とは…過ちを犯す者のことじゃない 過ちと知ってなお 正そうとしない者のことをいうのよ...」(「聖戦と死神」より)なんて台詞、痺れるじゃありませんか。曲としては、ボーナス音源扱いの「<ハジマリ>のChronicle」がサイコーに好きです。
メジャーデビューアルバムの「Elysion―楽園への前奏曲―」もごく最近ゲットしましたが、こちらも歌詞カードをろくに見てない上にあんまり聴き込んでいないので、まだそんなにピンときてません。「Chronicle 2nd」に出てくるのと同じフレーズもあったりして。でもまあ、両方ともサイトで一部試聴できますので、気に入られた方は購入しても決して損はないと思います。
というわけで、毎月恒例のあの面、出ました。私もついでにいろいろ萌え四コマの雑誌や単行本を読ませてもらいましたが、うーん、個人的にはピンと来るのがあんまりなかったような気が。こことかこことかでも書きましたが。
その中でいいなあ、と思ったのが、刻田門大「てんちょおのワタナベさん」。これをネタにした某同人誌が大変良かったので、前から読もうかどうしようか迷っておりまして、ちょうどいい機会でした。ワタナベさんがかわいいのはもちろんのこと、ちゃんと面白いですし。
やはりこの分野、というか私にとっては萌えに限らず四コマ漫画全体で、なんですが、あずまきよひこ「あずまんが大王」に尽きるなあ、と。四コマではありませんが「よつばと!」では、さらなる高みに上ってしまわれて戦慄しっぱなしですよ。最新刊の3巻を読んで、描き手としてもだいぶ慣れてきてしまったのかな、と驚きの中にもやや物足りなさを感じたのですが、最後の最後でやってくれました。そういう手で来るか! 脱帽です。
そしてOVA。「トップをねらえ2!」は一見の価値ありですよ。前作の1話から6話への飛躍を考えると、今回の1話がこれだけのレベルだと、6話ではどこまで行ってくれるのかというのが楽しみになります。
それよか、本当は「おジャ魔女どれみ ナ・イ・ショ」についてもっと語りたかったんですよね。脚本をはじめ、さすがに時間をかけただけあって良質な仕上がり。それに、例えば第1話みたいに男の子の気持ちをメインで描くなんて、レギュラーの地上波放送ではやりにくかっただろうと思うわけで。クラスメイト全員の設定を綿密に作っている「どれみ」の世界が表現しうるポテンシャルを、見事に生かしているなあ、と感服しました。ペイパービューは見られないんですが、DVDは今後も買い続けます。
で、短歌ですが、今回のカラン卿の短歌魔宮で紹介されている、しんくわ氏の作品が素晴らしいです。
第3回歌葉新人賞を受賞した、 「卓球短歌カットマン」。
味わい深いですねえ。何て言うか、(いい意味で)馬鹿っぽくてナイーブな学生生活がありありと浮かんでくるようです。短歌ってこういう世界も表現できるんだと、言葉の持つ力を改めて思い知らされました。何だか力業っぽくも見えますが、「酢豆腐」みたいな落語由来の言葉をサラリと使いこなしてる――私もある方の指摘で初めて気付いたのですが――辺り、深い教養に裏打ちされた世界と言うべきでしょう。個人的には、5首目の生々しさがたまりません(笑)。
こういうのを読むと、触発されて自分でも短歌っぽいものが作りたくなってきますね。え~っと、う~んと……
「正念場」と聞けば「少年場」と脳内変換する締め切り間際の午前3時
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……どんな場だよ、それって……。つーかほぼ実話だったりして(笑)。
きょうは高崎の実家に車で帰省しようと思ってたんですが、雪のためあえなく断念。やっぱり命が惜しいですから(笑)。で、東京で一人寂しく紅白を見てるのもなんですので、せっかくだから更新してみようかと。
やはり今年は、私個人にとってはまさに「プリキュアの年」であったと言っても過言ではないと思います。ここまで大ハマリした作品は、本当に久しぶりでした、今改めて2月の文章とかを読み返してみると、もう完全に逝っちゃった人ですね(笑)。陰陽五行説とか持ち出してるし。思いつきで発した「プリキュアン」なる言葉も、それなりに定着してしまったようで、恐縮することしきりです。
そして、夜霧さん、しっとさん、ウリえもんさんはじめ、多くのプリキュア好きの人々と知り合えたのも大きな収穫でした。ネット上のみならず、実際にお会いしたり、オフ会を開いたりというのも、ネットでの発信経験がまだ浅い自分にとっては初めての体験で、大変刺激的でした。
さらに、5月からミクシィを始めたこともきっかけとなって、今までネット上で一方的に存じ上げていた方々ともたくさん交流することができ、人脈の広がりが大きな財産となりました。実際、仕事の面でも、今年は月1回、おたくなテーマを全面的に扱った紙面をお兄さまと一緒に作ってきましたが、こうした人脈に何度助けられたことか。あの紙面自体、このサイトをやっていなかったらあそこまでいろいろはできなかったでしょう。この場を借りて、お世話になった方々に改めて感謝申し上げます。
今年の締めくくりと言うべき冬コミでも、参加したのはきのう30日の2日目だけでしたが、直接お会いしたことがなかった多くの人にご挨拶することができましたし。もちろん、良き本もたくさん買えました(笑)。レポもしたいんですが、そういえば夏コミもプリフェア1、2も韓国旅行も、全然ちゃんとしたレポを書いてませんでしたね(汗)。反省。これからでも書くかもしれませんが……。
最後に、久々に2ちゃんねるのスレッドへの反応を。ちゃんと目は通していますよ~。でも、もしよろしければこちらのコメントにも積極的に書き込んで頂きたいところ。コメントがないから更新が滞るとは言いませんが、ミクシィ日記はレスポンスが多いので、つい頻繁に書きがちになってる面があるのも確かです。
>やっとmixi入会したぜええええええええええええええ
>福タンまってろよおおおおおおおおおお
>
>
>>友人の友人まで公開のため読むことが出来ません。
>
>
>orz
>
>せめてブログでmixiについての見解を書いてほしいものだ・・・
2ちゃんのスレとかに書き込んでる方なら、マイミクシィの申請頂ければお受けしますよ~。ただし、プロフィールや日記とかで、どんな方だか顔が見えるようでないと不安なので、お断りするかもしれませんが……。ミクシィの日記は、日常的な動きなどについても結構細かく書いてたりするので、不特定多数の方に読んで頂くのはやっぱりちょっと心配なので……。
>福担、アニメスタイルイベントに来ていたよ
ええっ、行こうとは思ってたんですが、結局行けなかったんですよ。他人のそら似かと(笑)。
>誰でもエロパロウェルカムって思わない方がええで
ああっ、言われてみればそうですねえ。後でちょっと直しておきます。
>今日のOTAKU日本、一人称が「僕」なところが哀愁を誘うw
>今ごろアキバにいるのかな、(福)タソ。
一おたくの視点からアキバの変化と現状を、ネガティブな捉え方でなく率直に伝えられたら、という狙いだったんですが……。どうでしたかねえ。オチは日付に絡めたものですが(笑)。ああ書いた以上、うそをついてはいかんと思いまして、24日の夜は本当にアキバをさまよってましたよ(笑)。
>奈良女児殺害事件解決について直言兄弟と絡めて福タンのコメントきぼんぬ
奈良の事件については、「それ見たことか!」という思いがやっぱり強いですね。ヲタでも引きこもりでも(恐らくは)なかったわけで。はっきりとは表現しませんでしたが、「『犯罪は一般人と違う人たちが起こす』というレッテル張りは、本当に腹立たしい」というのは、もちろんその辺りのことを念頭に置いていたわけで。ペドという意味では一般人と違う人なのもかもしれませんが、おたくや萌え一般まで巻き込まれてはいい迷惑ですよ、本当に。何が「フィギュア萌え族」なんだか(笑)。
>来年もがんばってください
来年は、自分の立場についてちょっと変化があるような予感がひしひしとしているのですが、今のポジションにある限り、今まで同様、微力ながら力を尽くしたいと思ってます。今後ともよろしくお願いします。それでは皆さま、よいお年を。
26日は、六本木ヒルズであった押井守氏のトークイベント「Howling in the Night 2005」に行ってきました。そもそもは「機動警察パトレイバー2」のクーデターの日付である2002年2月26日に合わせて行われたイベントが、毎年同じ日に開催されるようになったということのようで、今回が4回目。何で「Night」なのに昼間かというと、今までは平日なので夜だったけど、今年は初めて土曜日に当たったので時間をたっぷり取ろう、ということだそうで。さほど熱心な押井フォロワーではない自分は、初の参加でした。
野田真外氏の司会進行で、まずは押井氏が、第1回から出演の軍事評論家・岡部いさく氏を相手に、戦争について思うところを自在に展開。休憩を挟んで、「イノセンス」の台湾ロケハン映像、押井氏が「愛・地球博」で総合演出を務めるパビリオン関連の映像、そして3月5日公開の映画「ローレライ」の特報映像を上映後、前述のメンバーに「ローレライ」監督の樋口真嗣氏を交えてのトーク。午後2時過ぎに始まり、終わったのは6時20分ごろという充実のイベントでした。
内容に関しては、現実の戦争とのかかわりが政治的に結び付けられては困る、との趣旨で、活字に残さないと言う前提で話すということでしたので、それに抵触しない範囲で概略のみを。要は、日本人は戦争から疎外されており、戦争を語るためにはディテールを知らなければならない、という話。このイベントも、現在進行中の「パックスヤポニカ」プロジェクトで書く予定の小説も、そのためである、と。ミリタリーマニアの自己正当化と言えなくもないような気もしましたが(笑)、語られる内容への視線は確かなもので、うなずくことしきり。映画化も視野に入れているという小説の構想も大変野心的で、楽しみなものでした。
そして何より、「ローレライ」と樋口氏に対する、押井氏のアンビバレントな感情の発露が(笑)。ああ、すげー「ローレライ」が見たくなりましたよ。かなり壮大にネタバレもやらかしてましたが(笑)。押井さんって、作品を見るよりも本人の話を聞いてる方がはるかに面白いんじゃないか、と思ってしまったのはここだけの話(笑)。
正式には、東京都写真美術館で開催中の「文化庁メディア芸術祭協賛事業/ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館帰国展 グローバルメディア2005/おたく:人格=空間=都市」という長い名前の展覧会。要は、昨年イタリアのヴェネチアでやった展示を、日本で再現したということですね。先日、内覧会がありまして、日本館のコミッショナーを務めた森川嘉一郎氏自らによる作品解説付きのギャラリーツアーも行うというので、せっかくなのでそちらにおじゃましました。
コミックマーケット代表の米沢嘉博氏や、韓国の宣政佑(ソン・ジョンウ、선정우)氏も来ていて、それぞれが担当したコミケの展示、おたくのオンライン・コミュニティの展示で、簡単に説明をしていました。
さすがにヴェネチアまでは行かなかったので、実際の展示を見たのは初めてでしたが、萌えフィギュア、おたくの個室、レンタルショーケース、同人誌、コミケのサークル配置、秋葉原の街並み等々、“我々おたく”にとっては見慣れたものばかり(笑)。「私も建築学者である以前に一人のおたく」と明言する森川氏が、「おたくのおたくによる展示」と言う通りの内容で、おたく文化が物珍しいヴェネチアで展示する意義は理解するにせよ、おたく文化があふれている日本でこれをやってどうよ、という気もしましたが、それについては森川氏から興味深い発言がありました。
いわく、「ヴェネチアの展示を恵比寿で再現するのは屈折している。東京ディズニーランドをロサンゼルスに再現するようなもの。山手線に30分も乗れば本物(の秋葉原)がある。そのねじれを感じてもらえれば」云々と。またいわく、「日本は戦後一貫して、欧米から価値観を輸入してモノを輸出してきた。『欧米から評価される』という構図があった。ヴェネチアでも、日本のメディアから『ヨーロッパの人はおたく文化をどう評価しているのか』という質問を何度も何度も受けた。欧米が好む好まないではなく、我々が何を好むのかを提示しなければならない」云々と。
要するに、ヴェネチアからの「帰国展」と銘打って仰々しくやっているこの展示は、“我々おたく”が好む世界を表現したものにほかならない、と。海外からの逆輸入という戦後日本人が無条件にありがたがる形で、日本の社会に対しておたくへの認識を浸透させようとする、ひねくれた(笑)かつ意欲的な試みである、と個人的には理解しました。
なので、おたくを自認する人が見に行っても既視感を覚えるだけかもしれませんが(笑)、森川氏および参加作家の皆さんが、おたくというあり方を世間にどのようにアピールしようとしているかを目の当たりするのには打ってつけの展示だと思います。今月13日までということですので、ご関心のある向きはぜひ足をお運び下さい。
実は、この前書いた押井守氏のトークイベント「Howling in the Night 2005」でも、押井氏から「日本の戦争映画の限界は、(第二次世界大戦の)敗戦の呪縛から逃れられないこと」「戦争で負けただけではなく、価値観の上でも負けた」「(『ローレライ』を監督した)樋口(真嗣)氏らの世代がそこから離れてどういう映画を撮れるか」などの発言がありまして、期せずして「戦後の価値観」について考える機会に相次いで恵まれました。樋口氏の「これまでの日本映画にないものができたと思う」との発言、そして今回のおたく展などを考え併せると、時代はようやく、真の意味で「もはや戦後ではない」段階へ動きつつあるのかなあ、という気もします。
おたく展の後は、同美術館でやはり内覧会をやっていた文化庁メディア芸術祭ものぞいたんですが、いかんせん閉館間近でほとんど時間がなくて、駆け足で会場を一周したぐらいでした。こちらは6日まで。おたく展も含め、また見に行きたいけど、時間取れるかなあ……。
26日は、渋谷のO-Eastで開かれた「The タイムボカン祭り2005~ボカンと一発!コンサート!!」に行ってきました。タイムボカンシリーズ直撃世代ですし、最近離れ気味とはいえ山本正之氏は最も好きなアーティストの一人ですので、これはぜひとも行かねばなるまい、と。椅子席が取れずに立ち見で、午後6時から約3時間のコンサートは30過ぎの身にはちょっときつかったのですが、それ以上にもうステージが楽しくて楽しくて。豪華ゲストが続々と出てきましたよ。
司会は「小山カメラマン」こと脚本を担当していた小山高生氏と、2000年放送のシリーズ最新作「怪盗きらめきマン」(実は未見なんですが)で主役の声を当てた川上とも子さんのご両名。「祭り」らしく法被を着込んでました。
幕開けは「タイムボカン」「ヤッターマンの歌」等々を山本正之氏+川上さんも加わったピンク・ピッギーズで。次いで、タイムボカンの淳子、ヤッターマンのアイちゃんを演じた岡本茉莉さんが和服姿で出現。山本氏とトークを繰り広げ、山本氏がギターで「花ごよみ」等を歌唱。ピアノ伴奏はうれしいことに一連のアレンジを手掛けた神保正明氏。その後はゼンダマンのさくらちゃん役だった滝沢久美子さん。山本氏の歌は「わすれっこなしよ」等。
そして、いよいよ三悪の小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也の各氏が登場! もうトリオ漫才を見ているようでした。小山氏が書き下ろした台本をその場で実演したんですが、小原、たてかべ両氏はのび太、ジャイアンになってドラえもんネタを繰り出すはで抱腹絶倒。お三方が「天才ドロンボー」を歌い、山本氏の「アーウー・オジャママン」ではせりふを生で入れてくれました。オシイ星人は小原さんが当てましたが、これも似ていました(笑)。ちなみに、小山氏も披露していましたが、オシイ星人の名前の由来は当時タツノコプロにいた押井守氏なんですよね。
ひとしきり盛り上がった後、小原さんだけ残り、山本氏と英語を交えてアダルトな雰囲気のトークを。ニューヨークを一緒に歩いたこともあるんだとか。歌は山本氏のギターにピ再び神保氏のピアノが加わって「ハレー彗星」「ミレンジョ・ララバイ」等。
ここで、総監督を務めた笹川ひろし氏が壇上に。「ササヤキレポーター」のモデルですね。「小山カメラマン」の小山氏と並ぶと本当に身長差がえらいことに(笑)。川上さんが実物のコンビを見られて感激してました。その川上さんが「怪盗きらめきマンの歌」を、そしてエンディングの「フラランランデブー」は、何とオリジナル歌手の甲本ヒロト氏が登場して、それぞれピンク・ピッギーズとともに。実は私、ブルーハーツも結構好きなんですが、ブルーハーツの歌に山本氏の歌に共通するものを何となく感じ取っていたんですよね。後で甲本氏が山本氏やタイムボカンシリーズのファンだと知って、なるほどと得心した次第で。
その後は、山本氏がギター一本で熱い歌唱を聴かせてくれました。「嗚呼!逆転王」「ヤットデタマンの歌」「ゼンダマンの歌」等々……。本当に格好良かった。
最後に、これまでの出演者が全員ステージに並び、「―さんあく18年―君を離さない チュ☆」を、「30年」に差し替えて。一人一人が順次あいさつし、山本氏が言葉を贈りながら退場。残った山本氏が「ヤッターキング」等を歌ってフィナーレ。アンコールでは、ヤットデタマンの「やらーれちゃったーくやしいなー~」をアカペラで歌って締め。
もうね、主題歌なんか合いの手が自然に口をついて出てくるんですよ。客席もやっぱり30代以上が多くて、すごい一体感で。いや~、いいイベントでした。
そしていろいろまとめて反応。
>女装が気に入ったんだな、福タン。
>そーいえばショタ好きだったな
>女装しなくても白鳥は充分可愛いよね、福タン。
>絵が毎回可愛くていい
まあ、ご名答&同意、ということで(笑)。「まほらば」は本当に良いですなあ。今晩も朝美たんのスク水に萌えました。
>汗太兄ぃに伝言よろしく。
>今一番、悔しがってるのは単行本派の福タンかもしれない。
いやー、あれには私も参りました。ちゃんと伝えておきましたので(笑)。
>福たんの電波男の書評きぼんぬ
もう読んだんですけどね。感銘を受けました。ただ、感想を書くのが難しい本ですよねえ。いずれここで書くつもりですが、とりあえずしっとさん作成のバナーを張っておきます。
>福タン、ドラえもんにはなにか思い入れないのか?
当然ありますよ。ありまくり。まあ、おいおい。
>なんかコミケSPがかなり良い感じだったらしいな。
>福は行ったんだろうか。
実は行けなかったんですよ。その前日にあった某イベントには行ったんですが。
>そんな福も今日やる特別編なんて既に眼中にないんだろうな。
いや、ちゃんと録画してますよ? まだ見てませんが(汗)。最近、たまる一方です……。
>ぺとぺとさんアニメ化かぁ
私も「マジキュー」の早売りを見て初めて知ってびっくりしました。夏からですね。何度も書いてる通り、YUG氏の絵は大好きなんでうれしいんですが、あの絵の感じをアニメで表現できるかどうか、ちょっと不安な気も……。
>(福)氏の名刺は今度からこれで決まり!
おお、これいいっすねえ。本当に作ろうかなあ(笑)。
>福タン電波男の打ち上げ行ったのねん。
まあ、日々いろいろ動いてますが、逐一ここで書くのは大変なので……。
>カミロボと種デスを無理やり結びつけるのはちょっと強引だな
そうっすかねえ。進んでいる方向が対照的で面白いとは思うのですが……。
あと、同じ社内でも、いろんな意見を持った人がいるのは当然のことで。その多様性を保っている状態が健全だと私は思ってます。
何を血迷ったのか、今週末に開催されるコミックマーケット68にサークル参加することになりました。いや、だいぶ前に申し込んでいたわけで、当落は分かっていたんですが、本当に本が出せるのかどうか、いまいち確信が持てなくて。実は今でも持てていないんですが(汗)、間近に迫ってきたということで、とりあえず告知させて頂きます。
サークル名は「直言兄弟」(笑)。名前の通り、お兄さまと私の二人のサークルです。誌名も同じく「直言兄弟」。最初はオフセットも考えていたんですが、時間的な問題から、やはりコピー誌になります。そして表紙は、何とあのモエモエカフェのしっとさんに描いて頂きました!

お忙しいのにお時間を割いて頂き、大変恐縮です。以前に描いて頂いた「直言☆姉妹」ネタを元に発展させて下さった素晴らしいもので、正直内容が表紙に負けてはしまいかと心配です。
内容に関しては、この二人ですので、ゲストの方も含めて、基本的には文章が中心になる予定です。詳しい内容等は、追ってご紹介していきたいと思います。あ、忘れてましたがサークルのスペースは、3日目(14日)西ま-39bになります。何かのついでに冷やかしにでも来て頂ければ幸いです。
(8月12日追記)
いわゆる手作りコピー誌ではなくて、最寄りのキンコーズに製本まで含めて依頼することにして、入稿を済ませましたので、何も事故がなければとりあえず本が出来上がる運びとなりました。そこで、簡単に今回の内容紹介をば。
・「OTAKUニッポン」番外編。兄が弟に、弟が兄に、相互インタビューを敢行。兄弟それぞれの、幼少時からのおたく遍歴や隠れた(?)嗜好が明らかに。
・「直言兄弟」番外編。1年7か月、計19回にわたる「POPカルチャー」面の歴史を振り返る。今だから、そして同人誌だから書ける裏話も。
・初お目見えの「直言シスターズ」によるゲスト原稿。気鋭の現役女性記者3人が、自らの思いの丈を、あるいは研究成果を赤裸々につづる。実は美潮お姉さまも参加予定だったんですが、今回は諸事情から残念ながら見送りとなりました。
・そしてそして、お兄さまが大学生のころに描いた漫画(!)も収録。お蔵出し原稿が、20数年の時を経て日の目を見ることに。
以上のような感じです。表紙フルカラー、A4判本文24ページ、頒価は恐縮ながら1部500円とさせて頂きます。この値段で、たとえ完売したとしても赤字ですので……。
また、表紙を描いて下さったしっとさんのサークルであるモエモエカフェさんにも、頒布を委託させて頂けることになりました。モエモエカフェさんのスペースは、3日目(14日)東C-20aです。念のため再掲しますが、当サークルのスペースは、3日目(14日)西ま-39bになります。
果たして皆さまのお眼鏡にかなう仕上がりになっているかどうか、甚だ心許ないのですが、どうぞよろしくお願い致します。
あす26日の日本テレビ系「金曜ロードショー」では、スタジオジブリの「猫の恩返し」(森田宏幸監督)がテレビ初登場なんですが、実はそれだけじゃありません。日本テレビ開局40周年記念で制作され、当時はよく流れていた「そらいろのたね」全3話と「なんだろう」、そしてCHAGE&ASKAの同名楽曲のプロモーションとして制作された、これもテレビ初登場らしい「On Your Mark」の各短編も、同時に放送されるということです。いずれも宮崎駿監督。 ご関心のある向きには、要チェックかもしれません。
それと、ナビゲーターとして石川梨華さんと田中れいなさんが出演して、「ハウルの動く城・大サーカス展」の会場で行った収録もオンエアするそうで。ハルのコスプレをしたお二人も、見逃せない人には見逃せないでしょう。 我修院達也さんなんかも登場するようです。
「猫の恩返し」、ジブリ作品の中ではかなり好きな方でして、非宮崎・非高畑なジブリの方向性として、一つの可能性を見せてくれたと思うんですが。そういう意味では、返す返すも細田ハウルが見られなかったのが残念です。
あとハルたんかわいいですし(笑)。ちーちゃんこと池脇千鶴さんの声も本当にぴったりで。主題歌の「風になる」も大好きで、カラオケに行くとほとんど必ずと言っていいほど歌ってしまうんですよ。これでつじあやのさんのファンになりました。
話は変わりますが、しろはたの本田透さんが、「キラ×キラ」に続く小説第2弾「野望のアストロ乙女塾」もしくは「アストロ!乙女塾!」を出されるということで。イラストがうろたんさんと聞いて、個人的な事情で期待がうなぎ登りです。だってうろたんさんと言えば、あの超名作ゲーム「恋する妹はせつなくて(以下略)」の原画師さん。そして「恋する妹は(以下略)」と言えば、やっぱりあの子ですよ、あの子。そう、もうお分かりですね。しろはたさんでやっている、「●●●●に文字を入れよう」クイズの答えが(笑)。うー、本当に楽しみだ。
うろたんさんの本は、今年の夏コミでも「Eco Splash6」もラフ本も買わせて頂きました。「Eco Splash」は1からコミケで買っていて、結構前からのファンなんですが、実は「恋する(以下略)」の原画師さんと同一人物であることに気付いたのは、ゲームが出てからしばらくたってからでして、ファンというわりには情けない自分。
夏コミで買った本の紹介とかも、いずれやっていきたいんですが、とりあえずその前に、特に「直言兄弟」を夏コミでお求め下さった皆さま、あす26日の夕刊をどうぞご覧下さい。東京本社版のみ掲載なのが申し訳ないのですが、これでようやく、直言兄弟夏コミプロジェクト(今名付けた)、完結します(笑)。
「同人誌『直言兄弟』完売!」なる見出しが躍る紙面を見た時、我ながら様々な感慨が心の奥底からわき起こりました。まずはこの場を借りて、素晴らしい表紙を描いて下さったモエモエカフェのしっとさん、素敵な原稿を寄せて下さったゲストの方々、そしてコミケ当日のお手伝いや記事掲載などにあたって、ご理解とご協力を賜った各方面の皆さまに、心より御礼申し上げます。
昨年1月に、月1回の例の紙面を始めた時に考えていたコンセプトは、「おたくが作るおたく文化の紙面」でした。昨年5月のメイド喫茶や同12月の秋葉原など、いわゆる一般的なマスメディアの中では、それなりに早い時期に紹介してきたのではないかという、ささやかな自負は抱いたりしております。
今や、「萌え」やら「アキバ」やら、多くのマスメディアでかなり頻繁に色々な特集が組まれています。本当は喜ぶべきことなのかもしれませんが、内容を見ると、必ずしもありのままの姿を伝えていなかったり、本来の姿を歪めて伝えてしまったりしている例が、ままあるのも事実です。7月の紙面でも書いたのですが、「現状は、おたく的なものの拡散による誤解の増幅に過ぎないのでは」、という気すらしています。
そのような伝え方と一線を画する意味も込めて、我々が選択したのは、マスメディアの中にいるおたくが、評論家的立場からではなく、自らのおたくとしての有りようを積極的に表に出しながら伝えていこう、という道でした。今回のコミケサークル参加体験記も、その道を突き詰めていった上での、一つの取り組みでもあるわけです。種々ご意見も頂戴しておりますが、以上のような意図をお酌み取り頂ければ幸いです。
そして、今回の記事について一つ補足しておきたいのは、「サークル参加」のことを単に「参加」と書いてしまっている部分がある、という点です。コミケになじみのない読者に分かりやすく伝えるために、「本を作ってコミケで売る」ことを敢えて「コミケに参加する」と表現しています。しかしこれは、コミケが発信者たるサークル参加者、受け手たる一般参加者、及び準備会の三者によって構成される交流会であり、すべての参加者が平等にコミケを形作っていく、という理念を否定するものでは毛頭ありません。
何より、10数年にわたって一般参加を続けてきた私自身、受け手として参加する魅力をそれなりに理解しているつもりです。ただ、初めてサークル参加してみて、全く新たな世界が開けたのも確かです。私も今回のようなきっかけがなければ、恐らく一生サークル参加することはなかったでしょう。というわけで、未経験の方にも一度はサークル参加してみることをお薦めする次第です。
私的なコミケでの購入品なども、時間があれば別途紹介していきたいと思います。サークル参加でしたので会場を回ってる時間は普段より短かったのですが、今回も良い本にたくさん出合えました。
2か月以上も間を空けてしまって、誠に申し訳ありません。とりあえず、この間の出来事などつらつらとものしてみたいと思います。
その前に、前回ご紹介した「ネギま!で遊ぶSP」の同人誌「ネギま!で遊ぶ‥‥エーミッタム(解放)!!」がついに完成し、20日のイベント「図書館島の休日」で初売りされます。書店委託もあるとのことですので、機会があればぜひ手に取ってみて下さい。
原作者の赤松健さんに、赤松健研究の第一人者を自認するいずみのさんが斬り込んだロングインタビューは必読です。幸運にもその場に同席させて頂く機会に恵まれたのですが、大げさに言えば歴史的瞬間に立ち会ったような気分になりました。執筆陣の皆さんも、改めて言うまでもなく豪華そのもので、一読者として今から読むのを心待ちにしています。
ちなみに私自身の原稿は、遅れに遅れて大変ご迷惑をおかけしてしまったうえ、ヘタレな内容ですので、別に読まなくてもいいです。いや、ほんとに。
では近況を箇条書きにて。
・南東北旅行ではその後、仙台のウリえもんさんに大変お世話になって、石巻の石ノ森萬画館とか青葉城跡、牛タン屋なんかに連れて行ってもらいました。
・取材でしょこたんに会いました(笑)。
・アニメスタイルの佐藤順一さんのイベントへ。7時間近い長丁場。濃い話がたくさん聞けて、非常に有意義でした。
・本田透さんのイベント「ツンデレ電波祭り」へ。遅れて行ったので森永卓郎さんの話が聞けなかったのが残念でしたが、相変わらず濃密な内容で大満足。しかし本田さん、「萌える男」なんてガチな本をまじめな語り口で新書で出しちゃったら、ご本人の望まれるラノベ作家じゃなくて、本当に萌え評論家になってしまいそうな気が。
・某即売会(笑)に行きました。
・「魔弾戦記リュウケンドー」の製作発表会に行きました。松竹初のテレビ特撮もので、おもちゃはタカラから。東映・バンダイ、東宝・コナミに対する第三極になり得るでしょうか。結構面白そうなので期待。
・テアトル池袋で「惑星大怪獣ネガドン」を鑑賞。記事にした関係で、一度ビデオでは見てましたが、大画面だと「粟津フィルター」の効果がはっきり分かって、フィルムのような質感にびっくり。
・11月11日にオープンした東京ビルTOKIAで、初日に大阪発祥のインデアンカレーを食す。うわさ通り、口にするとカレーらしからぬ甘味が広がったかと思うやいなや、結構強めな辛さが襲ってくるという、不思議かつくせになりそうな味。
・13日は「プリキュアな即売会」に行って、プリキュアつながりな皆さんと終了後のオフ会へ。上京したウリえもんさんと2か月ぶりの再会。ウリえもんさんで始まりウリえもんさんで終わった2か月でした(違)。
10月新アニメについては、だいたい先月末の某記事で書いた通りですが、特に「蟲師」には毎週目を見張ってます。放送開始前に抱いていた危惧は雲散霧消し、気合いの入りまくった美術をはじめ、もううなりっぱなし。「パラダイスキス」は、「BECK」とはまた似て非なる小林治ワールドが非常に心地よいですね。
「ARIA」は、萌え分の強い「ヨコハマ買い出し紀行」という第一印象でした。ちょっと間違ったら1分と見てられない代物になってもおかしくないのに、そうならずにしっかりまったり見せるのは、さすが佐藤順一監督と言うべきなのでしょう。 「舞―乙HiME」は、個人的には前作より格段に楽しめています。なぜマシロ姫は漫画版と違って女装少年じゃないんだろう、という不満はありますが(笑)。
そして、12日に始まった「ガイキング」! いやー、久々に「正しいロボットアニメ」を見たような気がしました。ただ、絵がどうしても「綺麗すぎる」と感じてしまうのは、デジタル化による負の側面なのかもしれません。
あと、20日の「ふたりはプリキュア Max Heart」、思いもかけない有名人物がゲスト出演(?)するとかしないとか。楽しみです。
「ゆえのひみつ」公式ホームページ。
……って、さすがに本気にする人はいないと思いますが。 「魔法先生ネギま!」の夕映のことでもありません(笑)。彼女は「ネギま!」における私的最萌えキャラ(女性での)ではありますが。
2ちゃんねるの某スレッドから発展していったネタのようでして。ある人が子供のころに描いた歌詞の落書きが、こんな立派な企画に(笑)。 ミクシィ経由のネタですが、みんなしてメロディーやら歌やらキャラクターやらあらすじやら作っていく、このエネルギーはいつもながら大したものです。
というか、まとめサイトや主題歌の、ある種の「安っぽさ」(失礼!)が、いかにも過ぎてかえってリアルに感じられるという(笑)。アニメ化は無理にしても、オープニングのフラッシュとか、誰か作ってくれないかなあ。
20日の「図書館島の休日」は、混乱を避けて(笑)というか、単に遅れただけなんですが、会場に着いたら即売会は終わってて既にじゃんけん大会が始まってました。その後、Taichiroさんが発案した、BRAINSTORMのnnaroさんによるバンド「魔法楽団ネギばん!」のライブを聴いて、「ネギまで遊ぶ!SP」さんとこの同人誌「ネギま!で遊ぶ‥‥エーミッタム(解放)!!」をかーずさんから頂いて、その打ち上げにもおじゃまさせて頂きました。
とても人数が多くて(30人以上?)、ヤマカムの山田さんとか、GOLGO31さんとか、らいじんさんとか、ミズタマさんとか、種村理沙さんとか、主に近くに座った方々としかお話ができなかったのが残念でしたが、濃い漫画話とかできて楽しかったです。ヤマカムさんでも紹介され、極私的にもマイブームを呼んだ「ヤングアニマルあいらんど」掲載の読み切り「春らんまん!」(井上和郎)話で異様に盛り上がったりとか(笑)。さっそくゴルゴさんがネタにして下さってますが。
で、実際手にした「エーミッタム」は、やっぱりすごい本でした。いずみのさん渾身のインタビューは、赤松健さんのかなり踏み込んだ発言も引き出していて、ファンなら一読の価値はあるでしょう。個人的嗜好としては、らいじんさんのタカミチ×ネギ話(笑)がドツボにはまりまして、打ち上げで「続きが読みたい!」とかさんざんリスペクトさせて頂きました。
ほかにも、源久也さんのキツネギきゅんや、表紙も描かれたユウマさんのメガネ×メガネ4コマ&キツネギ、この前の夏コミで知り合ったRypさんのちょっと危ない(笑)4コマ、あのカトゆーさんのツンデレ漫画(!)等々々、見どころは挙げればきりがないほど。さらに、まぎぃさんや綾永らんさん――この機会に告白すると、夕映のみならず、漫画版「R.O.D」の大ファンであります。もちろん久ちゃんも――の寄稿まで載っていて、ネギま!好きなら手元に置かざるべからざる本だと言って過言ではないでしょう。早くテキスト部分も含め、全編を精読したいものです。
あとは、恒例の(笑)。
>今後はミクシィの付き合いしか交流を持たないつもりなんだろうな。
決してそんなことはなく……。この場を放棄するつもりは今のところありませんので。長い目で見守って頂ければ。
>焼肉食ったら、ちゃんとブログで報告しる
そりゃ私だって焼肉ぐらい食いますよ(笑)。Intermezzoのasanagiさんが書いて下さってる通りですが、19日の夜はしっとさんに誘われて、アキバBlogのgeekさん主催の焼肉会@秋葉万世5階におじゃましてきました。面子はネット界の著名人ばかり、初対面の方も多くてびっくりでした。
>福たんは今度Cageから出る「ナイショのよりみち」購入するんだろうか・・・
>ナイショのよりみちは12/22発売ですよ
とーぜん、とうの昔にチェック済みでありますよ。楽しみです。早く予約しなくちゃ。今年のクリスマスイブは、みなときゅんと一緒に過ごすことになるのでしょうか……。去年のイブは秋葉をさまよってましたが(笑)。
前回の夏コミで味を占め、勢いで申し込んでしまった今月末のコミックマーケット69。幸運にも再び受かりましたので、二度目のサークル参加をさせて頂きます。
サークル名:直言兄弟(ちょくげんきょうだい)
スペース:2日目・12月30日(金)東モ―37a
今回の新刊は、「カラン卿の短歌魔宮」になります。
「カラン卿の短歌魔宮」とは、ここをお読みの方でしたらご存じだとは思うのですが、カラン卿こと新進気鋭の歌人・黒瀬珂瀾氏に毎月ご寄稿頂いている、弊紙「POPカルチャー」面の人気連載コーナーです。アニメや漫画等をテーマとした短歌を読者から募り、優秀作をカラン卿と執事のエリン君が紹介していきます。
今回は、カラン卿と投稿者の皆さまのご協力により、昨年1月の第一夜から今年11月の第二十三夜まで、特集2回を含む全23回の掲載分に加筆・増補し、一冊にまとめました。本文中に登場する作品や用語の注釈は、直言兄弟(主にお兄さま)が担当。実は編集作業もほぼお兄さまが手がけています。私はほとんどぼーっとしてただけ……。
そして、表紙・裏表紙は何と!連載でも毎回素敵なイラストを描いて下さっている、竹さんによる描き下ろしです!

(表紙)
また、これまで紙面に掲載した竹さんのイラストの数々も、カラー口絵で収録しました。B5判本文56ページ+カラー口絵4ページ、頒価1部700円の予定。弊サークルだけでなく、執筆者である黒瀬氏のサークル[sai](30日東ピ―40a)でも頒布予定です。おたくな題材と五七五七七のリズムが共鳴して織りなす不思議な世界を、この機会にどうぞじっくりまとめて味わってみて下さい。
さらに今回は、サークル「どうかんやまきかく」さんの新刊「細田守演出デジモンアドベンチャー 逆ロケハン カラー版」を委託頒布致します。「細田守氏が手がけた『デジモンアドベンチャー』3作品について、逆ロケハンした全87カットを写真画像を添えて解説する」(どうかんやまきかくさんの紹介文より)。しかも細田氏ご本人をはじめ、多彩なゲストによる寄稿をも収録。枯れ木も山のにぎわいということで、私もその末席を汚させて頂いております。こちらはB5判32ページオールカラー、頒価1部500円の予定です。
どうかんやまきかくさんの本は、以前にここでご紹介したこともありますが、ほんと、一読して驚嘆しますよ(笑)。自信を持ってお薦めできます。なお、メインの委託先は、1日目のサークル「ARE」さん(29日西う―29a)とのことですので、確実に入手されたい方はこちらでお求めになった方がよいかもしれません。
あと、もし時間があれば、ほかに何かコピー誌とかが出せれば、とは考えてますが、これはまだ何とも言えません。それと、前回の夏コミで頒布した同人誌「直言兄弟」ですが、残部も既にありませんので、今回は今のところ頒布予定はありません。しかし、もしご要望がかなり多いようでしたら再販を検討したいと思いますので、こちらのコメントなりメールなり、ミクシィなり直接なり(笑)、なんらかの手段でご連絡下さい。週明けには最終判断したいと思います。
当日は、私とお兄さまもスペースにいる予定です――買い物とかに出ていたりはするかもしれませんが――ので、皆さまのご来駕を心よりお待ちしております。
――と、以上冬コミの告知でした。細田さんは、来夏公開のアニメ映画「時をかける少女」の監督をされることが、先日正式に発表されましたね。お話自体はだいぶ前から聞いておりまして、あの名作「おジャ魔女どれみドッカ~ン!」第40話で細田さんのとりこになった――そういえば、未来さんを演じたのは「時かけ」実写映画の原田知世さんでした――私としては、いやが上にも期待が高まっております。スタッフも、キャラクターデザイン貞本義行氏、美術監督山本二三氏と瞠目のメンバーで、非常に楽しみです。
プリキュア映画第2弾「雪空のともだち」は、公開初日の10日、池袋シネマサンシャインの初回に顔なじみの皆さんと行って、舞台挨拶ともども見てきました。詳しくは、ご一緒したtaraxさんのレポをご覧下さい。私は映画の後はおいとまして、大泉のギャラリーとかは行かなかったんですが。
しかしこの映画、各所で様々に語られているように、本当に素晴らしい出来ですね。4日の試写会に続いて2度目でしたが、それでも涙腺が緩んで緩んで困りました。多くは書きませんが一つだけ。個人的に、心が非常に震えたホワイトのセリフがありました。一年目からこの作品を見続けて良かった、と思った瞬間でした。テレビの方も、OPやバンクも担当されている冨田与四一さんが3分の1ぐらいの原画を担当されたという神作画回の第41話など、力の入った話が続いています。3年目の話題もいろいろ出ていますが、とにかく今は、「マックスハート」の大きなクライマックスに向けての盛り上がりを見守るのみ、です。
気が早いと言われそうですが、この作品に出会えて良かった、と心の底から思います。放送スタートのころ、気がふれたように熱中し、応援していたのは、その魅力に心奪われてしまったからなのはもちろんですが、微力ながらもり立てていかないと先行きがやばいのでは、という気持ちがあったからという側面も否めません。それが今や、こんなにも誰もが認めるような大ヒット作に成長するとは……。そしてこの作品のおかげで、多くのかけがえのない人たちと知り合うこともできました。本当に感慨深いです。いずれ稿を改めて書くつもりですが、以上は今の私の偽らざる心情です。
最後は恒例の2ちゃんレス。
>夏の直言兄弟増刷してください><
うーん、上にも書いたように、今のところ考えていません。反響次第、ということで。ひょっとしたら、当日ご注文頂いて、後でその分だけ増刷、という選択肢もありですかね?
>最近、署名記事が無いけど、仕事してるの?
あー、すみません。いろいろと雌伏気味の部分もありまして……。
>誰か、ほのかたん責め福たん受けの同人誌描いてください。
>適当に描いてみた。この手のネタはしゃれなんで福タン怒らないといいけど・・・。
噴きました(笑)。遊ばれるのは光栄なのでこれぐらいで怒りはしませんが。むしろほのかになら掘られたいかも(ぉ どうせなら直言姉妹みたく、もっとかわいく描いてほしかったなあ。そして、
>224だけど↓こんなプリキュア本を書いてたりしてまつ。
(中略)
>なんかそのままお蔵入りしそうなんで、せっかくなんでかもしてみる。
おお。うまいっすねえ。放置なんて言わず、ぜひ仕上げて下さいよ。冬コミ、いらっしゃるのならお待ちしております(笑)。ぜひ声をかけて下さい。
>パラキスで釘声のショタが女装してたが福は見てない予感。
いや、見てましたが何か?(笑) あれはなかなか良いものでした。アニメ話もしたいんですけどねえ……。ふたご姫とかマイメロとか舞―乙HiMEとかぱにぽにとか蟲師とか、それなりにはフォローしてるんですが。
>そういえば、DVD紹介記事書いてたな
現状では、定期的に署名で書いてるのはあの欄ぐらいですね。
大変遅ればせながら、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
まずは、昨年末の冬コミにお越し下さった皆さま、本当にどうもありがとうございました! 実は結構自分で本を買いに出かけている時間が長くて、せっかく来て下さったのにお会いできなかった方も多かったようで、申し訳ありませんでした。おかげさまで、「カラン卿の短歌魔宮」、委託の「細田守演出デジモンアドベンチャー 逆ロケハン カラー版」など、多くの方に手に取って頂けました。「短歌魔宮」、在庫はまだありますので、何らかの形で頒布していきたいと考えています。
>76は知らないけど224の自分は福タンに会えたんで感激。
>思わず舞い上がってしまった。
いや、こちらこそお会いできてうれしかったですよ。いろいろ見せて頂きありがとうございました。今回も前回の夏コミ同様、今までずっと会いたかった人にやっとリアルで会えたり、思いもかけない出会いがあったりと、充実した時間を過ごせました。
そして、「ふたりはプリキュア Max Heart」の最終回が、いよいよ今月29日に迫りました。3年目の「ふたりはプリキュア Splash Star」は、プレスリリースも出ましたが、キャラクター、ストーリーとも一新されるとのことです。2年間我々を楽しませ、泣かせてくれたなぎさとほのかの物語も、残すところあと3回。絵コンテ・演出は、座古明史、伊藤尚往の各氏、そして最終回は西尾大介SDということで、見事な有終の美を飾ってくれることでしょう。
これにあわせ、ファン有志による「ありがとう&あいしてる HAPPY ENDING PROJECT」も始動しました。詳しい内容はリンク先をご参照頂きたいのですが、2年間の締めくくりを盛り上げるのにふさわしい、素敵な企画だと思います。私も何らかの形で参加したいなあ、と考えています。絵は無理ですけどね……・。あと、「Splash Star」初回放送日の2月5日に、「リトルフラワー」という即売会もあるようで。こちらも一般参加で行くつもりですが、もし何か作れるのならサークル参加してみたいな、とか思ったり。
とにもかくにも、残り少ない彼女たちとの日々を、大切にしていきたいものです。
告知が直前になってしまいましたが、新刊の出る目途が一応たちましたのでお知らせ致します。サークル「直言兄弟」は、今週末に開催されるコミックマーケット70に参加します。昨夏の68、昨冬の69に続いて3回目になります。
サークル名:直言兄弟(ちょくげんきょうだい)
スペース:3日目・8月13日(日)西ほ―41b
今回の新刊は、「直言兄弟+」(ちょくげんきょうだい ぷらす)です。
内容としては、まずはコミケ69で出した「カラン卿の短歌魔宮」の補遺。この同人誌には、昨年11月の第二十三夜までが収録されていますが、「POPカルチャー」での連載は今年3月まで続いておりまして、同人誌未収録の第二十四夜から最終夜までの3回分を収めました。
あとは……。うーん、実はなかなか説明しにくい内容になってしまいましたので、以下に目次を紹介しておきます。伏せ字の部分は恐縮ながらご想像下さい。後で少しずつ伏せた所を明らかにしていくかもしれませんが……。
・●●●●VS直言兄弟 ●●で●●な夏アニメはどれだ!
・我は如何にして「●●●●」●●●となりしか(序)
・●●●●●●の憂鬱
・カラン卿の短歌魔宮【補遺】
補足しておくと、「●●●●●●の憂鬱」はお兄さまによる漫画、あとは文章になります。率直に告白すれば、今回の新刊は9割9分、お兄さまが一人で作り上げたもので、私はほとんどゲスト寄稿者のような立場です。漫画、編集、レイアウト、カット、イラスト等々、お兄さまの情熱と遊び心が隅々まで満載の本に仕上がっていて、私は最初の読者として存分に楽しませて頂きました。印刷所に出すのが間に合わなかったため、コピー・製本はコミケ68の時と同様、キンコーズに依頼することになりまして、割高になってしまいますがご容赦下さい。B5判、表紙・裏表紙フルカラー、本文32ページ、頒価は1部500円になります。
また、コミケ69既刊の「カラン卿の短歌魔宮」もあわせて頒布します。歌人の黒瀬珂瀾さん扮するカラン卿と執事のエリン君が、読者から投稿された「おたくネタ」短歌を楽しく紹介していきます。西尾維新さんの小説の挿絵で知られる竹さんのイラストも満載です。こちらは1部700円です。
さらに、前回に続いて、サークル「どうかんやまきかく」さんからの委託を受けます。どうかんやまきかくさんの告知はこちら。頒布するのは、「細田守演出デジモンアドベンチャー 逆ロケハン カラー版」と、「詳説? 劇場版デジモンアドベンチャー」になります。頒価は各1部500円です。ちょうど細田守監督の新作映画「時をかける少女」が公開中ということもあり、監督が過去に手がけた作品への関心も高まっていると思います。「細田デジモン」をより楽しむうえで、必携の本としてお薦めです。
というわけで、当日のお越しを心よりお待ちしております。
あと、あんまりさかのぼるのも大変なので、最近のについてレスを。
>プリキュアに関しては、この人違うアニメ見てんのか?ってな論評を続けたからなぁ…
いやいやいや、それに関しては異議ありですよ。
>水戸黄門新シリーズの記事で萌え水戸黄門漫画のこと書いたりしてんのに誰も突っ込んでねぇし
ねえ。突っ込んでくれてもいいのに(笑)。
>この記者、アニオタ歴何年ぐらいなの?
うーん、何とお答えすればよいのかな……。アニオタ的にアニメを見始めた時期は中学3年生ぐらいなので、そこからだと約20年と言えるのでしょうが、途中でブランクもあります。特に会社に入った1995年から東京に戻ってくる2000年までは、ほとんど見てませんでしたし。
>福痰もう更新しなくていいよ、誰も見てないから。
そうですよねえ……。まあ、一応ここは残していくつもりですが、これだけ更新しなければあんまり意味ないかもしれませんねえ……。
>いやいやそんなことないぞ。
ありがとうございます。そういう声を頂けると、励みになります……。
>む、やっぱり福たん赤ずきんみてるんだな。
出自が「フィギュアニメ」ということもあって、女児と大きいお友達、両にらみの展開ということなんでしょうが、果たして行き着く先がどこなのかが気になります。連載誌が「コミックブレイド」と「たのしい幼稚園」というのがすごいですね(笑)。
>30代半ば独身でマンション購入計画(;つД`)・゚・。・゚゚・*:.
いや、まあ、あれは原稿の行きがかり上……というか、買いたいなあ、とは考えていますが、さすがに秋葉原は無理でしょう(笑)。
>ヲタ関係以外金使ってなさそうだからなあ
その「ヲタ関係」で使い過ぎてるので……(汗)。
三才ブックスさんから、15日に発売されたおたくムック「現代視覚文化研究」の献本をいただきました。というのは、実はちょっとした文章を2本ほど書かせてもらったものですから。真っ先に読んだのは、予告を見た時から気になっていた表題の記事。菅谷信行プロデューサーと木下ゆうき監督、それぞれ個別に話を聞いています。いやー、素晴らしい。この記事が世に出たという一点だけでも、このムックの価値は計りしれないと思います。もちろん他の記事も、未読ながら面白そうなものばかりですが。
内容は、「第1話の制作期間は2週間しかなかった」(菅谷)、「(海外から)上がってくるのがV編の日ですから。次の日が放映です」(木下)等々、すごすぎる発言のオンパレード。これ、アニメ業界にかかわる人にはぜひ読んでほしい(笑)。業界事情が変に分かっていると、つい自主規制しちゃいそうなことまで、赤裸々に活字になってます。その反面、仔細に見ていくと、事情を知らないであろうがゆえに、発言者の意図を正確には伝えていないとも思われる文章もあるにはあるのですが。
全体を通じて浮かび上がってくるのは、プロデューサーのイケイケ的な威勢のよさと、一種の諦念すら感じさせる監督の誠実さ。そうとはっきり書いてあるわけじゃないけど、言外にそういうニュアンスを感じさせるのは、インタビュアーと編集者の力量のたまものなのでしょう。あのようなアニメが作られ、放送されてしまった背景を知るうえで、貴重な当事者の証言であり、資料です。
本当は、こういう“ジャーナリスティック”な仕事こそ、しがらみのない一般紙とかでやるべきだと思うわけで、率直に言うと先にやられてしまったのが非常に悔しいのです。この前やったアニメ連載でも、格好のネタになったでしょうし。ただ、単純な誤字脱字がやや目立つのは、いくら突貫作業だったのだろうとはいえ、ちょっと残念。それはおくにしても、やはりこれはいい仕事でした。
あと、自分が書いたのにも少し触れておくと、「女装少年に首ったけ!」というタイトルは、依頼を受けた時についていた仮題そのままで、私が考えたわけじゃありません(笑)。しかし、当初原稿から200字ほど短くなっているとはいえ、この長さだとやっぱりいろいろ言い足りないなあ……。一応、その辺のことは冬コミの本で書こうかと思案しているのですが。ちなみにコミケ71、見通しがついたらきちんと告知しますが、今回は1日目(29日)の金曜日、東E37b「直言兄弟」で参加予定です。
もう一つは、「ガン泣きアニメ1246秒の奇跡」というコーナーで、無印プリキュア8話のことを書きました。うーん、もっと熱く語るべきだったかなあ。
いつもながら直前になってしまって恐縮ですが、サークル「直言兄弟」は今週末に開催されるコミックマーケット71に参加いたします。今回は、さすがに大晦日では家庭持ちの直言兄の参加が厳しい、ということもありまして、ジャンルを今までの「評論」から「アニメ(評論)」に変更し、1日目、12月29日(金)の参加となりました。スペースは、東E-37bです。
アニメということで何を題材にしたのか、ですが、実は今回の新刊は、世界初の本格的成人向けショタアニメをうたった「ぼくのぴこ」のファンブック的な同人誌「ぴここぴ Pico-coPi」になります。ですので、そういうのがお嫌いな方は、以下の文章はスルーしてください。
9月7日にDVDが発売されて以来、アマゾンのアダルトアニメランキングで1位を記録するなど、異例の反響を呼んだ「ぼくのぴこ」。少年愛という、あえて火中の栗を拾うような分野のアニメの制作に、真正面から本気で取り組んだスタッフ陣の姿勢と、その作品の出来栄えに感銘を受けた直言兄弟が、多くの人々を巻き込み、多大なご協力を仰ぎつつ完成にこぎつけたのが、この「ぴここぴ Pico-coPi」です。

表紙は、モエモエカフェのしっとさんに、ご多忙にもかかわらず描いていただきました。
内容は、某スタッフさんへのインタビューをはじめ、某作家さんの小説、某漫画家さんのイラスト、某歌人さんの短歌、某ライターさんの評論、某抱き枕の偉い人のルポ、あと直言兄のコミック、私こと直言弟の雑文(順不同)と、非常にバラエティーに富んでいます。なお、本同人誌にも、一部大人向けの内容・表現を含んでおりますので、その点はご注意ください。
B5判40ページ、頒価は1部600円を予定。初売りは上述の通り、12月29日(金)のコミケ1日目、東E-37b「直言兄弟」にて。
また、昨冬のコミケ69で出した「カラン卿の短歌魔宮」も、引き続き頒布する予定です。歌人の黒瀬珂瀾さん扮するカラン卿と執事のエリン君が、読者投稿の「おたくネタ」短歌を楽しく紹介。西尾維新さんの小説の挿絵で知られる竹さんのイラストも満載です。こちらは1部700円です。
とにかく「ぴここぴ」は、「ぴこ」が好きな人や、「ぴこ」に興味がある人には、きっとご満足いただける同人誌に仕上がっていると思いますので、ぜひ一度手に取っていただければ幸いです。それでは当日、東京ビッグサイトでお会いしましょう。
>福たんは、今日秋葉原で配布されてたぴこのカレンダーを貰ったのだろうか?
当然、行ってもらってきましたよ~。しかしあれを部屋に貼れる人は漢ですね(笑)。
【追記】
今夏のコミケ70で出した「直言兄弟+」も、若干残っているようなので持って行きます。1部500円です。
29日にサークル「直言兄弟」のスペースにお越しくださった皆さま、本をお買い上げくださった皆さま、本当にありがとうございました。おかげさまで、夏の「直言兄弟+」は完売となりました。
今回の新刊「ぴここぴ Pico-coPi」は、あす31日、サークル「旋律の乙女」さん(東ヘ-54a)で委託頒布させていただけることになりました。アイドルマスター中心のサークルさんですが、「ぴこ」グッズがあったり、他の「ぴこ」本も委託頒布されるようですし、「ぴこプロデューサー日記」によると13~14時ごろにはぴこちこも来るようですので、「ぴこ」好きな方はぜひどうぞ~。