2003年05月04日

アニメ感想率調査とか

光希桃AnimeStationさんの「アニメ感想系サイトにおける、番組取り扱い確率-感想率-を調べてみよう」という企画に協力させて頂きました。この機会に検証してみると、今のところ自分が必ず毎回見て感想を書いているのは、「明日のナージャ」「LAST EXILE」「エアマスター」「宇宙のステルヴィア」「カレイドスター」「魔探偵ロキRAGNAROK」と、金曜日以外の毎曜日一本のペースであることを改めて認識。継続的にフォローするには、これぐらいが限界かもしれないなぁ。

こういう企画に声をかけて頂けるのも、杉の木工房さんの杉の木アンテナに登録して頂いているからで。こちらを訪れる方の約1割はそちら経由でいらしているようで、ありがたいことです。
ほかにも、萌え萌えアニメ日記さんやとぼふあんかるアニメ日記 さん――トップ絵のコメットさん、いいですねぇ――という名だたるアニメ感想サイトさんを始め、各所からリンクや引用して頂いたりしているようで、この場を借りて感謝申し上げます。

とか書いていたら、ついさっき、とぼふあんかるさん経由で俺ニュースさんに取り上げて頂いたようで、カウンターがすごいことになってます。もう昨日一日分のアクセス数を抜いちゃった・・・。以前にBRAINSTORMさんやカトゆー家断絶さん、かーずSPさんなどでご紹介頂いた時にも、膨大なアクセス数に人気ニュースサイトさんの力を痛感したものですが。
比較的早くご紹介頂いたのは、さて日記さん――その節はお騒がせしました――やアップルポップさん辺りですね。
こちらからリンクを張るという行為は、今までなるべく避けてきたのですが、今回は御礼の意味も含めて。

2003年05月22日

「新世紀エヴァンゲリオン」実写化

各所で話題になっていますが、カンヌ国際映画祭で発表されたようですね。正式なリリースはこちらのようです。
米国のADV Filmsと日本のガイナックス、それに「ロード・オブ・ザ・リング」を作ったニュージーランドのWeta Workshopの3社で制作されるということで。まだ制作の初期段階とあるので、どういう内容になるのか分かりませんが・・・。しかし、ガイナックスの説明の最後に「庵野秀明は『千と千尋の神隠し』の宮崎駿監督からも一目置かれている」みたいなことが書いてあるのが何だかなあ。

2003年05月30日

宮崎駿氏のCMと村上隆氏+細田守氏のCM

宮崎駿氏が手掛けたハウス食品のCMが発表されましたね。大変に安定感抜群で、家庭的な雰囲気、温かい家族のきずなといった点では、企業CMとして素晴らしい出来だと思います。

ただ、アニメ作品として見た場合、既視感であふれかえっているというか、あまり新鮮味が感じられなかったのは少し残念でした。

これに対して、村上隆氏と細田守氏が組んだ六本木ヒルズのCMは、見る人におやっと思わせる何かがあると思うんですよね。村上氏は、その作品への好悪は措くとして、ぬるま湯的状況につかっているアニメ的、おたく的なものを、アートという場に持ち出して批評を喚起しているという点で評価すべきだと思っているのですが、そういう部分がこのCMにも現れているのではないかと。細田氏も、多かれ少なかれ、そういう村上氏の意を汲んでいるのではという気がします。

CMである以上、企業の求めに応じて作られるので同列には論じられませんが、アニメーションとしては、私は後者の方に面白みを感じます。もちろん、宮崎アニメも大好きですよ。

んー、早くアニメを見るまとまった時間がほしい・・・。

2003年06月09日

六本木ヒルズの短編アニメ

書くのが遅くなりましたが、5日夜には村上隆氏による六本木ヒルズのキャラクターたちのアニメ「66(ロクロク)/The Creatures from Planet 66 ~Roppongi Hills Story~」の完成お披露目をのぞいてきました。監督は細田守氏、原画は中鶴勝祥氏、音楽は坂本龍一氏、村上氏や森ビルの森稔社長、東映アニメーションの高城剛氏、細田氏のあいさつもありました。

アニメ自体は5分30秒ほどで、六本木の街を再生させるために「ロクロク星」からやってきた「ロクロク星人」たちの自己紹介を中心とした内容。キャラクターたちの飛翔感など、映像の気持ちよさに浸りつつ、体の芯で何とはなしにこそばゆさを感じながら「これがアートというものなのかあ」と考えたりしました。

6日には六本木ヒルズで上映されたようですが、せっかくなのでもっと人目に触れる機会を増やしてほしいものです。

あと、会場では某アニメ様や某ロトさんとお会いでき、濃い一時を過ごせました。アニメ様とは以前に某所で一度お会いしたことがあるのですが、アニメにかける熱いパッションには圧倒されます。知識やキャリアでは全く及ぶべくもありませんが、情熱だけは少しでも近づきたいと、思いを新たにしたのでした。

2003年08月11日

「ママは小学4年生」

日曜日は「茄子 アンダルシアの夏」を見に行ったのでそのことも書きたいのですが、もう遅いので一つだけ。
とぼふあんかるアニメ日記さんの日記(日記の部分だけ、はてなダイアリーに移転されました)で知ったのですが、
「ママは小学4年生」DVD-BOX発売、ということで。
懐かしいなぁ。本放送時にかなりはまってたので、これはめちゃくちゃうれしい。絶対買います。ちょうど2400bpsのモデムでパソコン通信を始めたばかりのころで、東京BBSのママ4掲示板をちょくちょくのぞいていた記憶があります(ほとんどROMでしたが)。伊寿墨眼仁奈さんとかが常連でいらしたんでしたっけ? 
それにしても、音楽が千住明氏だったとは知りませんでした。みらいちゃんわらわらのOPが富野御大によるものだったということも、かなり後になって知ったのですが。

2003年09月06日

韓国のアニメ「SPHERES」

今回の旅行で初めて知った作品で、今年7月30日から韓国のMBCで毎週水曜日午後4時30分に放送されている、スタジオカーブ(STUDIO KAAB)制作のオリジナルアニメのようです。オンエアを見てはいないのですが、絵を見ると何とも面白そうで、興味をひかれました。韓国語の表記は「スピオジュ(스피어즈)」ですが、英語表記と、韓国語では英語の[f]を[p]で発音することが多いことを考えると、日本語表記としては「スフィアズ」【9月8日追記:いろいろ検討した結果、やっぱり音を伸ばさない方が良いような感じなので表記を変えます】が適当のような気がします。

現地の書店で、フィルムコミックの第1巻を見つけたので買ってみました。
spheres1.jpg
副題に「漫画でみるテレビアニメーション」とあるように、アニメの絵をそのまま漫画のコマ割りのように並べて吹き出しをつけた、日本でもよくあるやつです。真ん中が主人公のナヨン。肩にいるのがペットのナロンイ。後ろが仲間たちのようです。

裏表紙はこんな感じです。
spheres2.jpg
ここに書いてある内容説明を訳してみると、「2億年前、地球上に生成されたただ一つの大陸・ゴンドワナ。スフィアという力を持った超古代人たちは、自らをスフィアズと呼び、文明を作り上げる・・・。今から10年前、超古代文明が滅亡しながら氷の中に閉じこめられたナヨンは、南極を探査していたアンイルファン校長によって封印を解かれ、目を覚ます。成長するとともに、自身に与えられた並はずれたスフィア能力に疑問を持つナヨン。だが、世界を征服しようとするスフィアユニオンの黒い野望をうち払うことができる力は、超古代人であるナヨンだけが持っているのかもしれないのだ・・・。」

要は、ナヨンをはじめとする超能力を持つ子供たちが、スフィアウィングを装着して悪の組織と戦う冒険ファンタジーということのようです。何よりナヨン(とナロンイ)がかわいらしくて、是非とも本編が見たくなります。同じ小学校の生徒に、実は悪の親玉の一人息子がいたりと、いろいろ複雑な関係もあるようで。

ソウルで手に入れたものたちで紹介した「Newtype」の韓国版にも絵はがきがとじ込まれたりしていて、現地では国産アニメとしてファンの注目を集めているようではあります。

公式サイト(韓国語)もあります。トップページの上部のリンクは、左から「HOME」「作品紹介」「キャラクター紹介」「ダウンロード」「資料室」「商品紹介」「掲示板」と書いてありますので参考までに。スタジオカーブのサイト(韓国語)も。

これって日本でも結構いけるんじゃないかなあ。この作品についてはこれからもいろいろ調べてみます。情報提供も歓迎。


追記。ググったりしてたら、多少の情報を発見。

まあべる本舗
すごいアンテナ設備で海外の衛星放送テレビを受信されている方のサイト。まあべるのほわほわ日記つっこみボードにSPHERESの感想が書いてあります。これを見ると、そんなに出来が良いわけでもなさそうな感じが・・・。

コリアニメ掲示板
韓国に行く前に2ちゃんねるのスレでも教えて頂いた、コリアニメ――韓国アニメとマンガの世界――さんの掲示板。上のまあべるさんがSPHERESについて書き込んでいます。デモムービーへのリンクもあったりして。

2003年09月18日

「SPHERES」その後

以前にも紹介しましたが、目下、自分の中で大ブームになっている韓国アニメ「SPHERES(スフィアズ)」。実は、放送局である韓国のMBCのサイト(当然韓国語)で、会員登録すればオンエアしているのと同じ内容をストリーミングでも見られることを知り、ハングルを何とか読みこなしつつ登録を済ませました。

水曜日午後4時30分からの放送なので、万難を排し、17日のスタートちょっと前に視聴開始。おーっ、OPが始まったーっ!!・・・と思ったら、いきなり画面が消えてしまって何やら文字が。読むと、「このプログラムはインターネットでサービスされません。MBCテレビを視聴して下さるようお願いします」云々・・・。どうも番組によってストリーミングの制限がかかるみたいで、これでやっと見られる!と思い込んでいた私は大ショックを受けました。呆然。この盛り上がった気持ちを、一体どうすればいいのか・・・。

2003年10月30日

テレビ局のアニメ番組の宣伝体制のこと

僕らのような立場の人間にとって、最もお付き合いする機会が多いのは、テレビ局各局の番組宣伝担当――局によって宣伝部とか広報部とか、呼び方は様々ですが――の方々です。主な番組には、大抵1番組あたり一人――重要番組では複数――の担当者がついていて、その番組についての問い合わせや取材の申し込みなど、様々な要望に応じてくれたりするわけですが、当然、アニメ番組にもそういう担当の人はついています。

ところが、その取り組み方も各局様々で、例えばかなりの本数のアニメを抱えている局では、放送時間帯などによって機械的に担当者を割り振っていて、せっかくの優良コンテンツの宣伝体制があんまり有機的に結び付いていないように感じられることがあったり、逆に、結構な本数を放送している局でも、一人がアニメ担当を一手に引き受けていて、複数のアニメを関連付けた取材がしやすかったりとか、いろいろです。

また、非在京局では、アニメの本数も担当者の人数も少ないので、その分、相対的にはお付き合いが濃密になり、取材もしやすい、という傾向があるように感じています。

いったい何が言いたいのかというと、もちろん、面白いと思った番組、必要性を感じた番組を取材するのがメインではあるのですが、やっぱり人間のすることですから、同程度の興味を持っている番組がいくつかあったとしたら、売り込みが熱心だったり、担当者の情熱を感じたりする番組を取り上げてしまうという傾向はどうしても出てくるわけで。

その意味で、局の番宣担当者の中にアニメに“濃い”人があんまり見られないような気がするのは、個人的には少々残念に感じているわけです。もしかしたら、人目を気にしてただ隠しているだけなのかもしれませんが。お前ははっちゃけすぎだという突っ込みはとりあえずおいといて。

いや、ちょっと最近、そういうことを感じる機会があったものですから。あんまり意味のない文章なので、すぐに消してしまうかも・・・。

追記。
そーなんだ!にも宣伝担当は居るんだろうか。
アニメの場合、EDテロップで「番組宣伝」とかの肩書きで出ていて、かっこ内に局名の書いてある人が大体そうです。ということで、いるみたいですね。

2003年11月06日

作る人と流す人の関係

とりあえず皆さん落ち着きましょう。2ちゃんねるの該当スレの伸び方が尋常じゃないので。クールダウンの一助に、ちょっとした雑文を書いてみます。原則として固有名詞は出しませんし、伝聞や推定なども大量に混じっているのに加え、出張帰りで異様に眠いため、内容の信憑性について完全に保証することはできませんので、眉に唾つけてお読み下さい。

現在、深夜で流されるようなアニメを作る人の最大の目的は、ソフトを売って制作資金を回収、さらに利益をあげることであるのは周知の事実だと思います。そのためのプロモーション的位置づけとしてテレビでの先行放送が行われること、そしてBS、CSよりは地上波の方が――たとえU局でも――その効果が比較的高いというのも、ここをご覧になるような方ならよくご存じでしょう。

一方、流す人はこの場合、作る人からお金をもらって一定の時間枠を売っているだけ、という立場であることが多いわけです。究極的には、崩壊作画を流そうが前週のを再び流そうが、お金さえもらえれば構わないとさえ言ってもいいのでしょうが、現実的には流す人の信用問題にかかわるので、そういうことは通常は起こりません。

でも、時には、いくらお金をもらっても流す人の方で物理的に時間が取れない、ということが起きたりします。前の番組が延びて時間が押したりとか、メンテナンスとか。それで、ある流す人は、2クール分の話数しかないものを3クール近くにわたって流したりしましたが、どうもそれはよろしくない、ちゃんとクール内に終わらそう、ということになったようで、2話、3話連続で流して帳尻を合わせたり、というやり方が出てきたようです。

ところが、時間枠自体がぎっちり詰まっていると、連続放送の時間さえ取れず、どうしても全部流すのが不可能だ、ということになったりもします。そうなると困るのは作る人です。あらかじめその見通しがついていれば、2話分を1話にまとめたり、1話分を間引いたりとかの対策をとったりもできますが、それをしてもやはり最後まで流せない、となれば、費用対宣伝効果とかいろんな事情を考慮し、それはそれでやむを得ない、と作る人が断腸の思いで判断することもあり得るでしょう。

作る人にとっては、あくまでも主目的はソフトを売るための宣伝なわけですから。そういう状態になる可能性があったとしても、内容によってははなから受け付けてくれない流す人もいたりするので、どの波かを含めてだれに流してもらうか、というのも、費用と効果、リスクなど様々な要素を勘案して、作る人が決めているのでしょうし。

だから、作品が全話流されるかどうかは、一方的に流す人が決めてるというだけでもなく、作る人と流す人の折衝いかんによる部分もあるんじゃないかなあ、というのが、結論として言いたいことです。今やってるやつは始まったばっかりなんだし、そんなに熱くならなくても、悲観しなくても、まだ大丈夫なんじゃないかなあ、と。自分がいかに楽しみにしていたかを流す人にアピールすることは、前向きな判断材料にはなるはずなのでいいことだと思いますが、あんまり攻撃的になるのはかえってどうなのかなあ、とか感じるわけです。とはいえ、これまでのことを見てきた私としても、流す人の姿勢としてどうなのよ、という思いは当然ながら抱いていますが。

もちろん、全話放送できないのが確定的になりそうだったら、私は私でできることはしてみるつもりです。それとも、実はもう確定してたりして? もしそうだったらのんびりとはしてられないので、ちょっとリサーチしてみよう・・・。

以上、たぶん本当に妄想が混入してたりするので、100%真実だとはくれぐれも考えて頂かないようお願いします。間違い、誤解などありましたら速攻で直しますのでご連絡を。

2003年11月27日

「ふたりはプリキュア」のこととかいろいろ

新番組「ふたりはプリキュア」
>2004年2月スタート

きのう、東映アニメーションからも正式なリリースが出ましたね。
http://www.toei-anim.co.jp/corporate/press/press55.html
まあ、「明日のナージャ」が一年で終わり、というのは、かなり早い段階から何となく漏れ伝わってきてはいたのですが、やっぱり残念だなあ。確かに、
ナージャすら見てないのか
おっしゃるとおり、最近視聴が滞っている人間にこんなこと言う資格はないかもしれませんが。

稲上晃氏がキャラデザを手掛けるのって、これが初めてなんでしょうかね。彼の絵はもともと「どれみ」「ナージャ」のメンバーの中ではかなり好みな方なので、この二人もなかなかハートに来るものが。しかし、ロゴのセンスのアレさ加減は、ややナージャ譲りのような気がしないでも。

それにしても、突き詰めるところ、800さんがおっしゃるようにみんなセラムンがやりたいってことなのかなあ。来春には「あれ」もアニメ化されるとかされないとか聞きますし。

あと、例の「萌える英単語 もえたん」ですが、発売延期が続いていい加減忘れていたら、いつの間にか発売になっていて、既にどこにも売っていないという。
The girl who was brought up in an orphanage showed a wonderful dance performance.
>訳:孤児院出身の少女が、素晴らしいダンスを披露した。
この例文にひかれて、是非とも入手したいのですが、きょう回った秋葉原、神保町のめぼしい所は軒並み全滅。誰か売ってるお店を教えて下さいor余ってる方は譲って下さい(本気)。

ちなみに、秋葉原では例によって石丸電気で「明日のナージャ」2、3巻、「LAST EXILE」5巻(結局買い続けてる)、「R.O.D―THE TV―」2巻のDVDを購入、及び「パタリロ」DVD―BOXを予約。そういえば、私が石丸電気にこだわっているのは、前に書いた嵐馬破天荒氏へのオマージュです(うそ)。

ところで、ついに「Winny」で逮捕者が出たようですね。
http://www.accsjp.or.jp/news/031127.html
これに関してはいろいろ言いたいことがありまして、以前にいた部署ではファイル交換ソフトについて何度か記事も書いたのですが、さすがに身元が半ば明らかになってしまっているこの場では、本音は書きづらいので・・・。

とりあえずこの辺で。最近は、アニメを見るよりも漫画を読むことの方が多くて、そっちでいろいろ書きたいことがあったり、2ちゃんへの反応もしたかったりするので、そろそろ更新頻度を高めようかと画策中。期待しないでお待ち下さい。

追記。
福タン、稲上氏はおジャ魔女どれみの前番組「夢のクレヨン王国」で
>キャラクターデザインをされていましたよ。
こういう所で底の浅さを露呈してしまいますね。あのころは、スタッフにこだわった視聴スタンスは取ってなかったからなあ・・・。シルバー王女も稲上氏によるものだったんですね。ということは、オリジナルものでのキャラデは初、ということでよいんでしょうか。ところで、いろいろ検索していて分かったのですが、「クレヨン王国」のDVDは未発売なんですね。BOXが出たら買うんだけどなあ・・・。

2003年12月05日

「かいけつゾロリ」と「プレコミックブンブン」

実は3日からきょうまで、9月に続いて再び満州はハルビンに行っていたのでありました。今回はマイナス十何度という世界で、寒いというよりは痛いという表現が適当なぐらいのすさまじい気温でした。その準備やら行く前にかたづけねばならない仕事やらで更新が滞りましたが、とりあえずずっと書きたかった表記のテーマについて。ハルビンのことも後ほど書くかもしれませんが。

先日行われた「かいけつゾロリ」のアニメの制作発表をのぞいてきました。原作は原ゆたか氏の児童文学で、これまでに34作、計1100万部以上も出ているんですね。作品は全然知らなかったのですが、どうやら小学校低学年の子やその親の間ではかなり知られた存在のようで。ゾロリの声は山寺宏一さん――ここで白状するとあのコーナーも実は私が担当しておりまして、あれは痛恨のチェック漏れでした――、音楽は「あの」田中公平氏、監督は「あずまんが大王」や「ガドガード」などの錦織博氏。なかなかに期待できそうな感じです。

原氏が、これらのスタッフの起用について、「最高のスタッフで作って頂いて」と心底うれしそうに話していたのが印象的でした――「山寺さんはだめもとで名前を出したら実現して」とか、「田中さんはジョン・ウィリアムズよりやってもらいたい人」とか――。アフレコにも通って、声優さんを見るたび「あ、あれはエヴァの誰々だ」とか思ってらっしゃるそうで、非常に「ある種のにおい」を感じ取ってしまったのでありました。もちろん、お話も大変面白くて、作品に対する考え方もしっかりした真摯なものでしたので、やはりこういう物語の作者の方はひと味違うなあ、とも思いましたが。

それより何より、これに出席して一番驚いたのが、「ゾロリ」の発行元であるポプラ社が、児童向け月刊漫画雑誌「プレコミックブンブン」を創刊する、ということでした。6日発売ということなので、そろそろ出回ってるのでしょうが、会場で現物を閲覧することもできました。

「ゾロリ」や「ズッコケ三人組」、「学校の怪談」、「いたずらまじょ子の大冒険」――これ、まじょ子が大変かわいくてよいです。萌えました――など、同社が抱える優良コンテンツのコミカライズをはじめ、いがらしみきお氏の「ペケペケペケル」、中川いさみ氏の「クータマ」といった非常に期待できそうなギャグ――いがらし氏には「忍ペンまん丸」がありますが、中川氏の子供向け漫画って初めてじゃないでしょうか――や、タケカワユキヒデ氏原作の「ともだちロボットギタローくん」、魔女っ子アイドルものの「フェアリーアイドルかのん」、定番(?)の忍者野球ものや近未来ファンタジーもの、超能力ものなど、結構期待できそうなラインアップが並んでいます。ネット上であまりちゃんとしたソースが見つけられないのですが、ポプラ社のトップページからのリンクか、あるいはこの辺りが比較的詳しいかと。

編集には、マッグガーデンが協力しているということです――さすがにいきなり一からコミック誌を立ち上げるのは大変でしょうし――。2号以降は尼子騒兵衛氏なども登場するということで。路線としては、既存の児童向け漫画誌から無意味な暴力やどぎつさを抜いた、より児童文学寄りの漫画誌を目指す、ということなんでしょうね。

この雑誌についても、実はこの日まで全然知らなかったのですが、ポプラ社刊の書籍にはチラシは折り込み済みということで、「ゾロリ」と同じく、確実に情報を届けたい層には実はちゃんと届いているのかもしれません。「コロコロ」「ボンボン」相手に一矢報いることができるかどうか、ぜひとも健闘してほしいところです。個人的には、意外と大化けするかも、という感触を持っているのですが。

2003年12月25日

「雲のむこう、約束の場所」とか「げんしけん」とか最近買った漫画とか

いよいよ、「雲のむこう、約束の場所」の公開が来年秋に決まったようで。新海誠氏のサイトCWフィルムのサイトでも告知されましたね。何はともあれ、楽しみです。「アフタヌーン」では「ほしのこえ」の漫画連載も始まるようで、こちらも期待大。しかし、吉岡秀隆さんが声を当てるのか・・・。もうちょっと早く分かっていればなあ。

未読なら、「げんしけん」はお勧めだよん>>福タン

実は、「アフタヌーン」は、前に言及した「コミックビーム」とともに、大学生のころから毎月必ず購入している唯二(という言い方があるかどうか分かりませんが)の月刊漫画誌なんですが、「ビーム」と同様、最近は中身をちゃんとチェックし切れてなくて・・・。実は「げんしけん」も、単行本も第1巻から買っているのですが、いまだにきちんと読んでないという。アニメ視聴と同様、「積みゲー」ならぬ「積み漫」がどんどんたまってしまっている状態で、もうどうしてよいのやら。

その中でも、奇跡的(?)に読めた漫画単行本の感想などを、ここ1、2か月に買ったものから順不同で。

「ぼくは、おんなのこ」(志村貴子、エンターブレイン)
順不同と言いつつ、いきなり早売りで今日買ったやつから。上の「ビーム」の時にも書いたように、表題作を初めて読んだときは相当衝撃を受けました。改めて読みましたが、どこがどう、とは言えないんだけど、作品全体から醸し出される、ほんわかした中にも、退廃的でありつつ前向きな雰囲気(よく分からない)がやっぱりたまらなく好きです。こっち系の話にひかれるのは、前にも書いたように、「ヒロインくん」以来のトラウマなんだろうなあ。表題作以外の作品は未読なので、追い追い。

「今日の5の2」(桜場コハル、講談社)
もう各方面で語り尽くされているような気もしますが。はっきり言ってこれはエロい。直接的な描写そのものってわけではなく(かなり際どい部分もありますが)、恐らく作品中のシチュエーションが喚起するものと、読み手のかつてのフラストレーション、というか妄想とが絶妙に結び付いて、エロエロ中枢を刺激するんだろうなあ。絵柄の魅力も大きいです。

「ラブロマ」第1巻(とよ田みのる、講談社)
このほのぼの感は何物にも代え難いですね。純粋真っすぐすぎる星野くんと、それに圧倒されつつも次第にひかれていく根岸さん。このカップルの魅力もさることながら、脇のキャラがみんな立ちまくっているのがすごいです。祝祭感に彩られた高校生活というものが、これ以上はないというほどリアルな感覚を伴って伝わってきます。

「サムライジ」第1巻(原作・倉田英之、漫画・山田秋太郎、秋田書店)
行きつけの某S書店T支店に「R.O.D―THE TV―を楽しく観ている人は絶対買いです!!」というポップがあったので購入。確かに、漫画版無印「R.O.D」――これも読了済みですが感想は追って――と同じコンビではあるのですが、何ていうか、「少年漫画」を意識しすぎの感がなきにしもあらず。面白く読めたのではありますが。むしろ今の少年向けとしては、これぐらいけれん味たっぷりでちょうど良いのかなあ。

「みのりの日々」第1巻(井上博和、少年画報社)
近藤るるる氏チックな絵柄にひかれて思わず表紙買い。内容も水準には達していて、みのりちゃんはかわいいしおじいちゃんはマッドサイエンティストだし、毎回繰り返される見開きギャグとかも面白いんですが、全体として何となく「もう一歩」感がつきまとってしまうんですよね。ただ単に自分の波長と合わないだけなのかもしれませんが、もっと大化けする可能性も秘めているのでは、という気はします。

「散人左道」第1巻(水上悟志、少年画報社)
これは第1話を立ち読みして即買い。こういう伝奇もの系は、若かりしころに高橋留美子氏の短編や「人魚」シリーズにはまって以来、竹内桜氏の「特命高校生」とか宇河弘樹氏の「朝霧の巫女」とか――もっとあるはずなんだけど思い出せない――大好きなんですが、これもはまりました。文句なく面白いし、漫画の見せ方も手慣れていてうまいです。上に挙げた作品が好きな方にはお勧めです。

で、伝奇ものと言えば外せないのが

「蟲師」第4巻(漆原友紀、講談社)
前にもちょっと書いたんですが、今、お気に入りの、あるいはお勧めの漫画を一つだけ、と言われたら迷わずこれを挙げます(最近では「ふたつのスピカ」――これも既刊は読了済みですが感想は別途――が自分の中で追い上げつつありますが)。一編一編の構成の見事さにはうなるしかありません。何というか、全体的な「蟲師」の世界が確固と存在して、作品の一話一話はその断片を切り取ってきているだけ、という感覚を抱かせるのは、作者の尋常ならざる力量から来るものなのでしょう。

まさに24日に発表された平成15年度文化庁メディア芸術祭で、マンガ部門優秀賞を受賞したのも喜ばしい、というかむしろ遅すぎたぐらいで。

あと、最後にこっそりと

「電撃萌王」第8号(メディアワークス)
早売りを買ってしまいました。「電撃萌王」を買ったのは実は第1号以来ですが、目的は当然ながら「週刊わたしのおにいちゃん」のプレビュー版フィギュア。まだ組み立ててはいないんですけど。すでに本編全5巻は、ポスターがつくというのでこれもよく行く某H林堂書店T店で予約済み――「もえたん」の教訓も踏まえて――なのですが、アニメイトの特典がつく通販も誌面に載っていて、こっちも申し込んでみようかとふと思ったり。

それより何より、巻頭の「THE ART OF YUG」には萌え死にました。これも前に書いたんですが、YUG氏の絵は本当に私にとってストライクど真ん中で。大判でこれだけ氏の絵が堪能できるとは、まさに至福の極致であります。

2003年12月31日

「機動戦士ガンダムSEEDフェスティバル」に行って来ました

26日のCos-Cha行き以降の動きですが、まず27日には国立代々木競技場第一体育館で開かれた「機動戦士ガンダムSEEDフェスティバル」の夜の部を見てきました。いや、記事を書いた手前もあって、一体どんなものになるのか、というのには興味を持っていたものですから。

で、まあ、西川貴教さんが登場した時にはそれはもう大騒ぎで、石田彰さんや保志総一朗さんの時には中ぐらいの騒ぎ、後はそれなり、というのは大体予想通りだったわけですが。

実は結構意外(失礼)だったのは、ライブとライブの間の、アニメ映像と声優のナレーションに合わせて物語が進行している時も、観客のモチベーションがあんまり下がっていないように見えたこと。女の子らも、単なるアーティストのファンというレベルでなく、「SEED」という作品のファンのレベルにまで至っているのではないか、と。

しかもその女性たちの雰囲気というのが、いわゆるおたくおたくした感じではなく、音楽ファンとしてのそれである部分が目立ったような気がして。ひょっとしたら「SEED」って、女性の音楽ファン層とアニメファン層をシームレスに結び付けた画期的な作品だったのではないかと、ちょっと思わされました。

その意味では、現在放送中の「鋼の錬金術師」にも受け継がれており、かつ同じく某在阪局アニメの常套手段でもあるところの、有名アーティストとタイアップした主題歌というものも、アニメファン層のすそ野を広げる手法としてはありなのかもしれない、とやや考えを改めました。個人的には依然として、この手のやり方には違和感を覚えるものではありますが。

あと、「SEED」に関しては女性人気ばかりが強調されている感もあります――自分でお先棒を担いでるくせに、という突っ込みはこの際おいといて――が、来場者の中には存外男性も多いような気がしました。それも、10代ぐらいの結構若い人を中心として。個人的な印象では、男女比は半々ぐらいのように感じました。これを、この種のイベントにしては女性の割合が高いと見るか、男女を問わず支持されていることの表れと見るかは、意見の分かれるところだと思いますが。意外とカップルも目立ったということも付け加えておきます。

イベントで流された、今までの話を再構成した物語も、私の断片的かつ不十分な作品に関する知識でさえも、総動員すれば何とか理解できるレベルだったのですが、あくまでその範囲においての感想で言えば、巷間喧伝されているほどひどい話というわけでもないのかなあ、と思ったりしました。いや、本編をちゃんと見ればそんなこと言ってられないのかもしれませんが。

要するに、満員の会場の圧倒的な雰囲気に呑まれつつではあるにせよ、もしかしたら「SEED」ってすごいのかも、という印象を私に与えてくれたイベントではありました。

あと、個人的には田中理恵嬢の可憐なお姿を拝見できたのが一番の収穫でした。特に、歌い終わった後の、深々と頭を下げてお辞儀する様子が非常に印象的でした。

で、会場の熱気にあてられたせいなのかどうかは定かではありませんが、28、29日と丸2日間、寝込んでしまったのでありました。

2004年01月15日

「ファンと制作者の幸運な出会い」

正月明けの仕事を片づけたり、期首恒例の怒濤の連続ドラマ初回一気視聴を乗り切ったりとかで、久々の更新となりました。

私が良く行くH林堂書店T店――今更ながら三月さん、ご明察です――の5階コミック売り場は、スペースの割に在庫が非常に充実――ある方面では特に――していて、ディスプレイにも漫画への愛情が感じられて気に入っています。現在は、敬愛する漆原友紀氏の「蟲師」が大々的にフィーチャーされていたりして、初期からの愛読者としてはとてもうれしく思っています。

そういえば昨年末のコミケ、YUG氏のスペースが異常な人であふれていて新刊を買うことができませんでした。「週刊わたおに」からのにわかファンが多数押し寄せたからなのでしょうが、古くからのファンとしては残念なことです。

コミケの戦利品は?

コミケについては、近々改めて書くつもりですが。

で、そのH林堂書店T店では、立ち読み用にお勧め作品を数ページから10数ページ分を読めるようにした小冊子が展示してあったりして、それもかなりマニアックというか、当を得た選択であったりして、それを読んで購入した漫画も結構あるのですが、そうして最近買った漫画がこれです。

「生きるススメ」(戸田誠二、宙出版)
タイトル通り、生きることに必要な元気がつまっているような、心が温かくなるような短編及び掌編が満載された漫画でした。やや健全すぎる印象を受けないでもないのですが、そう感じてしまう自分の方が何かねじ曲がってしまっているのではないか、とも思わされます。

最後まで読了して、巻末の「あとがき」を読んで初めて知ったのですが、この単行本は、戸田氏の個人サイト「コンプレックス・プール」に掲載された作品をまとめたものであり、サイトを見た担当さんの尽力により単行本化が実現したとの由。実は、一番心を動かされたのがこの部分でした。

似たような例を、最近購入した書籍の中でもう一つ知っています。それは以下のムックです。

「月夜の晩に」(柳沼和良、皆美社)
柳沼氏が監督した同名短編アニメの原画や背景美術、キャラ設定などを集めたビジュアルブックなのですが、独特の絵柄と作品世界が非常に魅力的です。驚くべきは、アニメ感想サイトとして広く知られる「萌え萌えアニメ日記」のりなもさんが、ご自身の力で出版にこぎ着けたこと。

経緯等は、WEBアニメスタイルの記事「ファンの熱意が結晶」に詳しいのでそちらを参照して頂きたい――本稿のタイトルもこの文中から頂きました――のですが、こういう事例を目の当たりにすると、かつて編集者を志した身――主な出版社の試験は軒並み受けたんですが、全滅でした――として、ふつふつと体の内からわき上がるものを感じます。

ただしかし、私自身の現在の立場でも、また別の形で制作者の方々をサポートすることも可能なのではないか。単なる自己満足に終わることなく、もっと世に知られるべき作品、もの、ことを紹介していくことができるのではないか。このところ、仕事も生活も惰性に陥りがちな我が身を省みて、やや遅ればせながらではありますが、新年を迎えて気持ちを新たにしたのでした。今年も頑張ろう、と。

以下いろいろと。

今夜のガンスリに小清水タンでてたけど、

おかげで、すっかり忘れていたアニマックスの総集編を録画できました。感謝。

今日の夕刊の「質問箱」、
>声優に関する質問が2題選ばれてるけど、
>これって福タンの担当?

いや、今は違うんですが。でもこういう場合、やっぱり代表作はどれかとか相談を受けたりはします。

仲間の日テレが3話カットすることには文句を言わず、誉めちぎるだけですか、そうですか

う~ん、もともと地上波での放送を想定していないものをオンエアするんですから、内容や表現的に流せない回が出てきてしまうのは当然だと思うんですけど。むしろ流すという行為自体を評価したいのですが。

やはり十兵衛ちゃん2はチェックしてるのか
結局、ナージャショックが福たんをアニメから卒業させたわけか。

ちっとも卒業したわけではなくて、特に今月スタートのアニメの、とりわけ初回はほぼチェックしている、あるいはチェックする予定です。感想は、ここか、もしくは「別の場所」で・・・。

あと、マジックアカデミーは大魔導士まで行きましたが、さすがに周りの皆さんも強くなりますね。スランプに入ってしまったのか、ケアレスミスが多くなったせいもあって、9級と10級を行ったり来たりの状態です・・・。

2004年01月17日

「ふたりはプリキュア」記者会見

2月1日から、「明日のナージャ」の後番組としてABC・テレビ朝日系列で放送される「ふたりはプリキュア」(日曜午前8時30分)の記者会見が、16日にタバックでありました。出席者は、ABCの西澤萠黄プロデューサー、東映アニメーションの鷲尾天プロデューサー、そして主人公の美墨なぎさ(キュアブラック)役の本名陽子さん、同じく雪城ほのか(キュアホワイト)役のゆかなさん。皆さんのお話をうかがい、大変に期待感が高まりました。終了後の写真撮影では、ちょうどアフレコ中ということもあって、ほのかの祖母・さなえ役の野沢雅子さんをはじめ、総勢16人もの声優さんが集まりました。

「ABC枠アニメ応援勝手連」(実在するわけではありませんが)の一員としましては、この期待感や会見の雰囲気を、できるだけ多くの人に共有してもらいたいと思いまして、サイト運営ポリシー――明文化はしてませんが、一応あるにはあるのです――を今回に限りまげて、「私的なメモ」として会見での発言内容を記したいと思います。あくまで「私的なメモ」で、オフィシャルなものでは全くないこと、当然ながら発言のすべてを網羅しているわけではなく、聞き違い等による誤解が混じっている可能性も少なからずあることをご留意のうえ、お読み下さい。以上のような理由から、本稿に限っては、内容の他所への引用はご遠慮下さい。

(以下敬称略)

西澤「この枠は女の子向けアニメの枠として長い。今回は、王道ではあるがこれまでの流れとは全く違う、女の子のかっこいいアクションを見て頂こうと。しかも変身もの。武器を使わず自分たちの力で相手を倒す。爽快感、娯楽性。子供が見て楽しいものを。『ナージャ』はドラマ性が強かったが、今回はアクションあり、ギャグあり、友情あり。もともとはただのクラスメイトだったのが、たまたま力を得て仲良くなっていかなければならなくなる。今の子供たちは、友達を作るのが苦手。自分で思ってもいない人と仲良くなるという、友情とは何かをベースに、エンターテインメントを作っていきたい。女の子ものアクションだからといって、『何じゃこりゃ』という、手を抜いたアクションにはしない。男の子にも『女の子ってかっこいいなあ』と思ってもらえるような」

鷲尾「女の子もののジャンルの担当は初めて。自分が子供のころ好きだったライダーもの、戦隊ものを、そのまま女の子がやったらどうなるか。変身ヒーローものに、女の子のテイストを流し込む。死なない、血を流さない。あと、よく分からないけどかわいい生き物。関西発のアニメとして、笑いをはずすわけにはいかない。主役たちのかけあい、生き物たちの会話の妙を拾い上げて、日常生活を楽しく見せて、戦いをかっこよく。そのギャップを見せたい」

本名「とても活発でスポーツ万能な役。自分の性格とはほぼ逆で、とても楽しく演じられるのでは。ヒーローものをヒロインでやると聞いて、女性が強くなった今ならでは、と思った。かわいらしい女の子が、友情をはぐくみながら戦うドラマ。成功させたい」

ゆかな「個人的にはアクションシーンがすごく楽しみ。魔法じゃなく、拳と拳で語り合う、みたいなところ、すごくいいなと思う。アクションシーン自体も、(単なる記号としてではなく)流れとして、誰かが本当にやっているように描かれていて、爽快感があるのでは。スタジオの和気あいあいとした雰囲気がそのまま画面で伝われば」

(かっこいい女の子について)
本名「勉強嫌いで男の子のような、竹を割ったような女の子。でも、落ち込んでいる時にはキュート。とても共感を覚える」

ゆかな「大きく分けるとおとなしいタイプ。でもすごくしっかりしている。変身するとパワーアップ。普段は普通の女子中学生。ギャップが楽しい」

(演じる上でふたりで話し合ったりとかは)
ゆかな「(本名との)共演は今回初めて。(なぎさとほのかの関係のように)最初はさんづけで、そのうち呼び捨てや愛称で呼び合えるようになれば。(なぎさやほのかと)一緒に育っていければ」

本名「その通りです(笑)」

(中学生を演じる工夫)
本名「三年間を振り返ると、思春期のスタート。悩みやいろいろな出来事で変化の多い三年間。経験してきた一人として、等身大に描き出せたら。心は中学生で」

ゆかな「中学生の時の自分に、ほのかがいたらどうするかと考えて、新しいことにいちいち反応したい」

(アクションシーンを演じることについて)
本名「一番挑戦の部分。小さいころ、子役で戦隊ものに出演させてもらっていて、スタントなしで爆発を乗り越えていったりとかの経験もある。それをどう声で表せるか。思い返しながら、思い切って演じられたら」

ゆかな「私もそういう体験してみたかった(笑)。自分は運動が得意な方ではないので本当に楽しみ」

(主役の二人を起用したポイント、狙い)
鷲尾「アクションが得意で任しとき、という人にお願いする気はなかった。お芝居最優先で、いかに自然にできるかを第一に。その点では(二人とも)言うことないほど素晴らしい。その上にアクションを積み重ねていけば、いい感じになるのでは」

西澤「二人の友情に加え、変な生き物との関係を作っていくことも見せていきたい。女の子ものに必須の、かわいくてよく分からないもの。不思議な生き物と心を通じ合わせる。今まで関係のなかった四人が関係を作っていく」

2004年01月20日

「ふたりはプリキュア」補遺とか「一騎当千」とか

皆さん、メイビー(挨拶)。ここでは、前稿と趣を変えて、個人的に「ふたりはプリキュア」に期待する点をつらつらと書いていきたいと思います。

やはり、ポイントは女の子が武器も魔法も使わず、自らの体を使って敵と肉弾バトルを繰り広げる、という点でしょうね。鷲尾天氏もおっしゃってますが、女の子向けアニメでこういうタイプの作品は、ほぼ初めてではないでしょうか。

その意味では、シリーズディレクターが西尾大介氏という所に期待が高まります。氏の手掛けた「エアマスター」にしびれた一人としては、摩季ちゃんのあのかっこよさを、なぎさとほのかに体現してもらえれば、言うことないんですが。

そういえば、ゆかなさんは、「エアマス」で美奈ちゃんをやってたんですね。この前の会見の様子からすると、実は「エアマス」のころから、格闘シーンをやりたくてうずうずしていたのかも。分かりませんが。聞いてみればよかったな・・・。

ゆかなさんはもちろんですが、本名陽子さんの演技もかなり楽しみです。「耳をすませば」の雫、「おもひでぽろぽろ」のタエコですからねえ。ご本人も意欲を燃やしてらっしゃるのが伝わってきましたが、格闘シーンをどんなふうに演じてくれるんでしょうか。

あとは、主人公二人とメップル・ミップルとのからみですね。この二匹(?)は、「光の園」の勇者とお姫様で、ラブラブな関係とか。時には元の姿に戻って愛する気持ちを確かめ合うけど、「光の園」以外では長い間は元の姿でいられないので、普段は携帯電話状の姿になっているということです。

実は、特にメップルはかなりわがままで、なぎさやほのかがカードをスラッシュすることで、食事や睡眠の面倒を見なければならなくて、結構負担がかかったりするようで、「どれみ#」のハナちゃんを世話する話をほうふつとさせるような展開もあるのかもしれません。変身するためには、この四人(?)が全員そろう必要があるというのも、物語上のポイントになったりするんでしょう。

ところで、

最後のナージャの感想記事はいつだったっけ……。
ここまできたら終わってからじゃねえ?

ああ、ずるずるとここまで来てしまいました・・・。何とか、最終回前までには追いつきたいとは思うのですが、難しいかも・・・。なるべく展開に関する知識は入れないようにしているので、見るのが楽しみではあるのですが。

『週 刊 わ た し の お に い ち ゃ ん』 は 買 い ま し た か ?

例のH林堂書店T店に予約済みなのですが、買いに行ってる時間がなくて・・・。どうも最近風邪気味で、特にのどと鼻をやられてまして、この土、日もほとんど出歩かずに家で静養してましたし。体調が万全ならアニメエキスポにも行こうと思ってたんですが。

で、この休みには、家で寝ながら「ナージャ」ではなく、録画していた「一騎当千」を一気に見て結構はまってしまいました。AT―Xで今月9日から月―金曜放送をしているのですが、想像していた以上にはいい出来です。「エアマスター」といい、どうも自分は格闘ものが基本的に好きなようで。

昨秋から暮れにかけてテレビ埼玉で放送していた時、埼玉在住の友人――彼は無類の「三国志」好きでもあります――が毎週のように、怒ったような、にやついたような、アンビバレントな感情を電話でぶつけてくるものですから、昨夏のAT―X初回オンエア時は捨ててしまっていた私も気になってまして。

私も中学時代、PC-8801mkIISRで無印「三国志」をやりこんだ経験があり、武将の名前とか関係とか、おぼろげには理解しているので、その分楽しめます。天真爛漫な孫堅孫策伯符ちゃん、キュートでかわいいなあ。お約束なエロエロシーンも、それはそれで別に気になりませんし、というか楽しいですし。呉栄お母さんの暴走っぷりも、井上喜久子様のどんぴしゃりな演技と相まってステキです。

しかし、呂蒙も関羽も呂布も女の子ですか! 三国志を現代の日本の高校に置き換え、性別も変えてしまうという、原作者の塩崎雄二氏のぶっ飛んだ発想には脱帽です。原作も読みたくなってきました。

2004年01月25日

韓国産アニメ「SPHERES(スフィアズ)」の衝撃~「韓国まんがまつり6」

24日昼に新宿ロフトプラスワンであったイベント「韓国まんがまつり6」に行って来ました。目当てはもちろん、韓国・MBCで放送中のアニメ「SPHERES(스피어즈=スフィアズ)」です。

以前に詳述したように、昨年夏にソウルに行って、書店で偶然見かけたフィルムコミック1巻にピンと来るものを感じて購入して以来、いつか現物にお目にかかりたいと熱望していましたが、ようやく、動いて音の出る「スフィアズ」を目の当たりにすることが――厳密に言えばこの日が初めてではないのですが――できました。

もう、素晴らしいと言う以外に言葉が見つかりません。会場ではこの直前に、「日本に勝った」と盛んに喧伝されていたアニメ「ワンダフルデイズ」のダイジェストも上映されましたが、むしろ「スフィアズ」こそ、ある意味では日本産アニメを凌駕したと、高らかに宣言してもよいほどの作品に思えました。

健全でわくわくする子供向けアニメ、子供たちの友情と闘い、超能力に燃えるアニメ、主人公のナヨン(나연)をはじめ、優等生タイプのリア(리아)、お嬢様タイプのコンジュ(공주=公主=日本語なら「王女」の意)ら魅力的なキャラクターに萌えるアニメと、必要な要素はそろっていますし、十分に日本での放送に堪える内容だと言えましょう。これが毎週、日本で楽しめたら・・・。会場で見て、そう感じた人もきっと多いはずです。現地での放送は2月末で終了するようですので、ぜひともどこかの局でオンエアしてほしいものです。

本編に先立って作られたというプロトタイプ版も流されたのですが、こちらはナヨンらの年齢も高めに設定されているようで、キャラデザも大人びていて、正直言ってやや萌えにくく感じました。これはこれで面白そうですが、オンエア中の本編の方がやっぱり魅力がありますね。韓国では純粋に「子供向け」として作られ、視聴者やアニメファンにもそのように受け止められているようですが、日本の「大きいお友達」の目には、良質な萌えアニメ以外の何物にも見えません。

会場では「スフィアズ」以外にも、ステキな昔の韓国アニメが多数上映され、腹を抱えて笑ってしまいました。ガッチャマンの1号と5号のような二人の少年が、高麗人参の力を得てバイキングのような敵と戦う「テグ少年と白いワシ」、敵(北朝鮮の潜水艦艦隊!)の司令官が青い顔した丹下段平にしか見えないロボットアニメ「マリンX」、太古の昔からあるはずのロボットがなぜか消防車に変形する「フェニックスキング」等々・・・。1970年代の日本のロボットアニメに、何だかよく分からない変化が加わった腰砕けするようなテイストが、強烈な既視感とともに襲ってきました。これは言葉じゃ説明できないなあ。「百聞は一見に如かず」とは、まさにこのような時に使うべき成語でしょう。

こんな楽しいイベントがあったとは。過去5回、行けなかったことを悔やむほどです。3月にある7回目も、是が非でも行こうと思いました。

韓国つながりというわけでもないのですが、この日の夕食は、西武新宿駅北口近くの韓国家庭料理店「雪岳山(설악산=ソラクサン)」で。飛び込みで初めて入ったのですが、なかなかに素晴らしい店でした。ジャガイモや豚の肉付き背骨などが入った鍋「カムジャタン(감자탕)」を初めて食べましたが、ピリ辛でおいしく、豚のバラ肉を焼いてサンチュでネギなどと一緒に巻いて食べる「サムギョプサル(삼겹살)」も美味。満足しました。また来よう・・・。

しかし仕事とはいえあんなにたくさんドラマばっか見せられるとアニメ観る暇なさそうだね

いや、実は1月から始まった新アニメは、さる事情から東京キー局の作品の第1話はすべて視聴しまして。その成果は、来週末辺りには何らかの形でお見せできると思います。「B―伝説!バトルビーダマン」や「トランスフォーマー スーパーリンク」など、普段ならまず見ないであろう子供男の子向けアニメまで視聴して感じたのですが、ロボットやメカものの作品のクオリティーは、CGのおかげで以前に比べて格段に向上してますね。初期「トランスフォーマー」の記憶しかない自分にはかなり驚きでした。これらに比しても、「スフィアズ」は互角、あるいはそれ以上に健闘できるポテンシャルはあると思いますが(しつこいか)。

しかし、「明日のナージャ」はついに25日で最終回か・・・。何とか未視聴分を消化したいんですが・・・。まあ、とりあえずは後番の「ふたりはプリキュア」への期待も大きいので。

なにげに2ちゃんねるのスレで興味深い議論が。毎クール作られるドラマの本数が多すぎるというのは私も痛感しているところではありまして。もちろん、アニメにもそれは言えるんでしょうが。アニメにおける「サザエさん」や「ドラえもん」方式のように、ドラマでもプライムタイムで再放送を行っても、別にいいような気もします。TBSが深夜でやっている最近のドラマの再放送も、意外と好調のようですし。

福たん、いつも応援してます。これからも頑張れっ。
>新聞で名前を見かける度に我事の様に嬉しくなってしまいます。

そのようにストレートに言われると、逆に戸惑いが・・・。でも、素直に受け止めて感謝します。本音を言えば、涙が出るほどうれしいのですよ。

あと、「クイズマジックアカデミー」はようやく大魔導士2級に達し、賢者が視野に入ってきました。24日から始まったイベント「第1回学問クイズ大会」にも一度チャレンジしましたが惨敗。これで高得点を挙げるのは難しそうだなあ。

2004年02月04日

大地丙太郎監督トークショー

1月31日と2月1日、「3rdアニメーションフェスティバル2004 in 杉並」というイベントがセシオン杉並でありまして、そのうち1日夕方の「アニメーション制作進行 くろみちゃん2」の上映と、その後の「トークショー 日本のアニメは私がつくる!!2 ~大地丙太郎が吠える~」を見てきました。

「くろみちゃん2」は、アニメ業界の実態をコミカルに描いていて、いろいろ参考になりつつも楽しめましたが、作り手にとって身近で切実なテーマだけに、やっぱりそれなりの深刻さも伝わってきてしまうわけで。個人的には、同じ大地作品なら、より萌えるという点において「十兵衛ちゃん2」の方が好みです。

トークショーは、大地監督と片山雅博氏の対談形式で進行。いろいろ感じることしきりでしたが、特に印象に残ったのは、前例の踏襲と既成概念への固執が、やはり大きな弊害なんだなあ、ということでした。もっとも、これはどの世界でも同じでしょうけど。それを打ち破ってきたのが大地監督のこれまでのやり方だろうと思うわけで、“大口をたたいて自分を鼓舞する”的な部分も含め、どうしても氏を快く思わない人は増えるんだろうなあ、と。「今のアニメは語りすぎ」、というのにも同感でした。

あと、「十兵衛ちゃん2」第1話のダイジェストと「まかせてイルか!」のパイロットも上映されました。「十兵衛2」についてのトークは、公式サイトの「コザルのAR日記」で紹介されている内容も多かったのですが、やっぱり大地監督自身の口から語られるとべらぼうに面白い。大御所勢ぞろいの第6話は必見ですね。

「イルか!」は、アニメージュで連載された漫画を読んでましたし、単行本も持ってます。たかしたたかし氏の漫画はかなり好きなもので。パイロットは、碧(あお)ちゃんの「手話によるマシンガントーク」がすごかった。アニメで真っ当に手話をやるっていうのも、実はとんでもないことですよね。その辺の苦労話もありました。

最後に、大地監督と「ニセ少女隊」らによるミニライブ。ニセったって、そのうち2人は本物なわけで。コレット@安原麗子さんは素敵な方でした。

後で知ったのですが、会場には某紙の某氏や、某紙の某氏もいらしていたみたいで。ほかにも、業界人や関係者密度が異様に高そうでした。

それにしてもこのイベント、「ルパン三世 カリオストロの城」とか「アルプスの少女ハイジ」(劇場版)、「サイボーグ009」(1966年の劇場版)なんかも上映したんですね。これで全部無料っていうのはすごいなあ。さすが杉並区。この調子でバンバンやっちゃって下さい。

追記。

表現等を微調整。やっぱり仕事前に時間に追われてやっつけで書くのはよくないなあ。あと、大地監督の日記でも今回のイベントについて触れられていますね。

さらに追記~。

巨根ショタものとかか?

それはノーコメントということで(笑)。「犬雨」はじめ単行本はほぼすべてそろえてますが

今敏監督のこと

福たんって、これまでに今作品はなにか見てるのかな。

「東京ゴッドファーザーズ」は、試写で1回見ました。その時の感想もちょっと書きました。でも、その後は結局見られなかったんですよね。何度か見ないと分からないような伏線もあるように感じたのですが。

「千年女優」と「パーフェクト・ブルー」も一応は見ています。2月1日にも、WOWOWでオンエアされたのを見ましたし。というのは、悩みに悩んだ末、「妄想代理人」を見るため「だけ」に、この日にWOWOWに加入してしまったので。やっぱり毎週ちゃんとフォローしたいと思いまして。実は第1話は、さる事情から事前に見ることができたのですが。

で、最近、今敏監督の謦咳に接する機会がありまして、主目的以外にもいろいろなお話をうかがうことができました。

それとも関連するのですが、「妄想代理人」の公式サイト内にある、斎藤環氏の解説は非常に示唆に富んでいます。特に、「今さんの描くキャラクター達は、成長し年を取る。そもそも萌えキャラというものは、年を取らないし、成長もしないのがお約束だ。」という指摘は重要です。今作品にいわゆる「萌え」要素が乏しい理由を、見事に看破しています。

私自身、第1話での月子のキャラクター造形に触れた時、今監督もついに「萌え」を意識し始めたのか、と感じたのですが、どうもそう一筋縄ではいかないようで。多数の伏線が張り巡らされた密度の濃い第1話から、最後に我々をどこまで連れて行ってくれるのか。登場人物たちはどう変わっていくのか。楽しみです。

ところで、今監督にお会いしたのは「プリキュア」以前だったのですが、その結果を形にする作業は「プリキュア」以後だったわけで。よくこの脳内プリキュア祭り状態で間に合わすことができたなあと、自分をほめてあげたいぐらいの気分です。というか日曜日以降、ろくすっぽ寝てないような気がするんですが。ちょっと気を抜くと意識が遠のきそうになるので、今晩はたぶん、早い時間にぶっ倒れるでしょう。

2004年03月26日

東京国際アニメフェア2004

東京国際アニメフェア2004のビジネスデー初日をのぞいてきました。昨年も行ったのですが、前回に比べると、各所でご挨拶できる方が格段に増えていて、この一年間の活動(笑)の成果を実感できてちょっとうれしかったり。そういえば、「魔法少女隊アルス」は昨年のこれで知ったんだよなあ・・・。

この日はあんまり時間がなくて、細田守氏が参加したシンポジウムはすごく行きたかったけど泣く泣く断念。会場を一通り駆け足で回ってみた以外は、「レジェンズ」と「SAMURAI7」の記者発表を見たぐらいでした。

個人的にうれしかったのは、北海道テレビ(HTB)が出展していたこと。この局では昨年、マスコットキャラクターのonちゃんを開局35周年記念でアニメ化するという、地方局としては珍しい暴挙快挙を成し遂げられたのですが、これが何気にスタッフが豪華だったりして、一度見てみたかったんです。この「onちゃん夢パワー大冒険!」が、28日正午から会場で上映されるということなので、ぜひ見に行こうと思ってます。まあ、28日は「ふたりはプリキュア」キャラクターショーもあるので、行くことは確定しているのですが。

26日も、時間があったら再び会場をのぞいてみるつもりです。で、一応予告しておくと、27日は昼夜通しでロフトプラスワンにいる予感がひしひしと。

あと、東京ビッグサイトというと想起せざるを得ないのが、岩田次夫氏の逝去です。直接の面識は全くなかったのですが、氏の残した足跡の大きさを思うにつけ、心にぽっかりと穴が開いたような気持ちになります。心よりご冥福をお祈り致します。

2004年03月28日

東京アニメアワード

26日は、25日に引き続き東京国際アニメフェアに行ってきました。といっても午後遅くから。会場はちょっと回っただけで、25日に見られなかった特別企画展をのぞいてみたのですが、やや拍子抜け。過去から現在にわたるアニメの数々をテレビ画面と資料やグッズの展示で紹介していて、貴重な品々もあったとは思うのですが、それ以上のものではなく。去年みたいに、実物の撮影台を持ち込んで実演したりの大掛かりな仕掛けが見られなかったのが残念といえば残念のような気がします。

でもでもでも、ワークショップのアニメ制作体験コーナーで、デジタル彩色の実演の題材になっていたのは、何と「ふたりはプリキュア」。じゃれあうメップルミップルや、ブラックホワイトに塗り絵ができるようでしたが、すいていたのに時間がなかったのでやりませんでした。一般公開日は混雑しそうだなあ・・・。

この日の目的は、東京アニメアワードの表彰式。受賞作品は既に公式サイトで発表されている通りです。この表彰式、中尾隆聖さんが司会だったり、プレゼンターが野沢雅子さんや山口勝平さんだったりと演出も気合いが入ってるし、出席した受賞者も、代理の方も見られる一方で、會川昇、朴[王路]美、河森正治、高坂希太郎、水島精二、福田己津央などの各氏が登壇したりと、とっても豪華。

一番最後のアニメーション・オブ・ザ・イヤーの表彰で見られた、石原慎太郎都知事と福田己津央監督のツーショットがなんだか不思議な感じでした。石原さん、「将来はアカデミー賞のように世界の耳目を集める賞に」とあいさつされてましたが、そのようにおっしゃるのなら、もっとこの賞自体を盛り上げるような試みが必要なのでは。例えば、会場の席にもかなり余裕があるように見られたので、一般参加者を抽選か何かで募集するとか。これだけの面子が集まるんだから、関心は高いと思うのですが。

東京アニメアワードも含めて、東京国際アニメフェアを開催する東京都の意欲は前向きに評価したいし、続けるべきだとは思うのですが、国や自治体が先にやるべきことはもっとほかにたくさんあるんじゃないか、という思いはどうしても否めないわけで。韓国の国家を挙げた取り組みなどと比べると、なおさらに強くそう思います。その辺の気持ちは、昨年のフェアで抱いた感想とあんまり変わってませんね。こちらの方もこれから追って行きたい問題です。

で、今月の「あれ」については・・・とりあえずノーコメント、ということで。駄目?

2004年05月08日

「トップをねらえ2!」とか

5日に開かれたガイナックスフェスティバル――このイベントがあったこと自体、夜霧さんのレポを読んで初めて知ったという体たらくですが――で製作発表があったようで。早売りの「ニュータイプ」にも記事が載ってますね。私にとっての「トップをねらえ!」とは、こことかこことかこことかこことか、過去に何度か書いている通りなのですが、本当に一時期は身も心も奪われてました。1巻2話収録で、第1巻が1988年10月、第2巻が89年1月、第3巻が同年7月の発売だったようですが、私がまとめて一気に見たのは確か89年の暮れに近いころで。受験を控えた高校3年生には、至福かつ過酷な経験ではありました。

「2」については、素直に超期待しています。スタッフも目を剥くような面子ですし――特に幾原邦彦氏には驚愕――、おかしな物は作らないだろうと。あとは、音楽が田中公平氏でさえあればそれだけで満足です。今の段階でけちをつけるのは簡単ですが、もし文句があるにしても、とりあえず出来上がりを見てから、にしたいところです。まあ、旧作への狂信的な思い入れは、ガイナックス自ら「電脳学園3トップをねらえ!」――エロありのPCー9801(!)用クイズゲーム――を出した時点で失われているので。いや、これは買ってプレイしましたし、旧作への絶対的な評価は微塵も変わらないのですが。

ただ、一言だけ言わせてもらうなら、まだ一応仮称の段階のようなので、タイトルを安直に「2」とするのはやめて頂きたいな、と。「トップをねらえ!」を名乗るのは大いに結構ですが、副題をつけるなりして区別してほしいものです。「2」だけは・・・。

フェスティバルでは、「燃え」より「萌え」を追求する、のような発言もあったようですが、旧作が当初、どういう受け止められ方をしていたかを思い起こしてみれば、乙女ちっくスポ根ロボットアニメ、といった感じだったわけで、かなりアレな印象を抱いた覚えがあります。当時の「アニメV」――学研から出ていたOVA専門月刊誌(昔はそんな雑誌も存在し得たのです)――にも、美樹本晴彦氏によるそんな雰囲気の1ページ漫画が載っていたような記憶が。大体、ほとんどギャグの旧作第1話を見た段階で、最終話がまさかあんなことになろうとは誰も想像できなかったでしょうし。「トップをねらえ!」を名乗る以上、今回も当然、そのパターンを踏襲してくれるのだろう、と大いに期待しているわけです。

あと、旧作における豊富な過去作品のパロディーやオマージュが、今回はどうなるかがちょっと気掛かりだったり。旧作だってそんなこと全然分からなくても十分楽しめるのですが、あの独特の雰囲気の所以は、相当程度そこにあると思われるので。いや、雰囲気という点ではキャラデザの段階でもう・・・いやいや、やはり仕上がりを見てから判断したいものです。

蛇足。この前さらした(福)@高校3年生の全景は、こんな感じ
fuku-ko3-zen.jpg

なんですが、手元を拡大してみると・・・。
fuku-ko3-up.jpg

顔の切れたタカヤノリコと、ヒグチキミコらしき姿が確認できますね。これは号数は忘れましたが確か「アニメV」です。撮影時期は恐らく89年、いや90年の春ごろではないかと。卒業直前だったような気がするので。ちょっとあやふやですが。

さらに蛇足。お義兄さまのいつもながらの見事な仕事ぶりには感嘆することしきり、なのですが、私もこれを書いたころから気にしていて、いろいろ聞いたりしていたわけで。あくまでもその範囲内では、という留保の上ですが、少なくとも当初は流す人も全部流す考えはあったはずなのになあ、とちょっと思ったり。

2004年05月13日

新聞の訃報記事

新聞の社会面(あるいは国際面や経済面、地方版、時には1面)に掲載される、誰かが亡くなったことを知らせるお悔やみ記事。社内的には、某Y紙では亡者(もうじゃ)と呼びます。どんな記事でも間違いが許されないのは当然ですが、亡者記事の場合、短い中にも死者の名前や死因、告別式の場所や日時、喪主など、誤ったら取り返しのつかない要素が多いので、取り込み中とは承知しつつも遺族や関係者に確認を取ったり、原稿と元資料を複数の記者で読み合わせたりと、特に細心の注意を払います。地方支局に配属された新人時代は、亡者を書くのに相当緊張したものです。

亡者記事は、死者との関係が深い部署から出稿するのが通例でして、私も現在の部署に来てから、声優さんなどの亡者を担当する機会が何度かありました。11日も、たまたま第一報を受けたのが私だったのですが、率直に告白すれば最初はあんまりピンと来なかったんです。主題歌の作詞作曲や歌い手が誰かという点は、特に好きな方以外はそれほど気にかけずにアニメを視聴しているものですから。しかし、ちょっと調べただけで、この歌もあの歌も、ああ、そう言えばあのユニットも、と愕然としました。

記事を紙面に載せるだけの価値があるか、最終的に判断するのはデスクです。一般紙という範疇では果たしてどうか、正直微妙かもとも思いましたが、彼女がアニメの世界でどのような存在であったかは、意を尽くして説明しました。記事中にも、多少の知名度があるが故に旧作と混同されそうなものではなく、真に代表作と呼べる作品名を記したつもりです。ご遺族に連絡を取った際、込み上げてくるものでしばらく絶句してしまったのは、初めての経験でした。

さらに、原稿を出したとしても、それが紙面に載るかどうかは、編成部という部署の判断になります。しかも、締め切り時刻が早い順に12版、13版、14版(朝刊の場合。紙面上部に書いてあります)という版立てがあり、12版に載っても、その後に大きな事件などがあれば、途中で紙面から消えてしまう場合もあります。今回は、14版まで通しで掲載することができ、私が今の位置にいる意義をささやかながらも果たせてよかった、と感じた次第です。

岡崎律子さんのご冥福を、心より、心よりお祈り申し上げます。

2004年07月01日

湯浅政明氏と「マインド・ゲーム」

すっかり更新が滞ってしまっているので、今回は6月27日に新宿ロフトプラスワンで開かれた第18回アニメスタイルイベント「湯浅政明特集」に行って来た話を。まあ、氏が監督した夏公開の映画「マインド・ゲーム」の告知もかねているわけですが、氏がこれまでに手掛けられたシーンや作品を、これでもかというほど上映し、当の湯浅氏はじめ関係者の興味深いトークも満載で、5時間余りにわたる充実した内容でした。

最初期に手掛けた某藤子アニメの原画担当シーンも流されましたが、そういう視点で見ると既に湯浅氏らしい片鱗が感じられるような気もしました。某劇場用アニメの、歌謡曲に合わせた見事な展開や、一連の「クレヨンしんちゃん」スペシャル、恐らくほとんど見ることは出来ないであろうOVA「アニメ落語館」等々、いずれも湯浅氏ならではのダイナミックな動きが素晴らしく、堪能しました。昨年夏のイベントで見た「なんちゃってバンパイヤン」パイロットフィルムにしてもそうでしたし。

で、「マインド・ゲーム」についても内容の一部が紹介されましたが、実は以前に一回、試写で拝見しているものの、ちょっと体調がよくなかったこともあってあんまり覚えていない部分もあり、改めていろいろ記憶がよみがえりました。もう一度きちんと見ないとなあ……。何度も見る価値は十分にある作品だとは思います。会場で販売していた原作の復刻本も思わず買ってしまいました。

やはり、こうやってアニメの実制作者とじかに触れ合えるイベントは貴重だし、意義があるなあ、と改めて痛感。会場ではアニメ様とも久しぶりにごあいさつできましたが、今後とも面白くてためになる企画をお願いしたいところです。しかし今回は、会場が超満員でびっくりした……。

2004年10月17日

もうすぐお姉さまの誕生日ですよ!

すっかりご無沙汰致しております。ぷにケットのこととかを書く前に、一つネタを(笑)。

ちょっとしたきっかけで、自分と同じ日に生まれた有名人を確認していたら、タカヤノリコと誕生日が同じであることに改めて気づきました(笑)。帝国宇宙軍さんの、年表を参照のこと。

彼女が生まれるのは2年後ですが、今年の11月15日には、何とお姉さまことアマノカズミが生まれるんですよ! もうどこかのお母さんのお腹に宿ってるはず! 早く見つけだして当日は盛大に生誕祭を催さねばっ!!

……って、すっかり「トップをねらえ!」ワールドに引きずり込まれていた大昔を思い出しました(笑)。しかし、ハワイは日本のものになってないし、アイス・セカンドも発見されてない……。「2!」には前作のキャラも何らかの形で登場するんですかねえ。

そういえば「2!」の第1話も見ましたよ。いいじゃありませんか、サービス精神満点で。にやけたりじーんとしたり忙しかったです(笑)。 前作の1話から6話への飛躍を考えれば、今回の1話がこれだけのレベルだと、6話ではどこまで行ってくれるのかというのが非常に楽しみになります。 むしろ前作未見の人がついてこられるのかどうかが心配(笑)。

秋の新アニメ、ほぼ出そろいましたねえ。まだまだチェックしきれてませんが、相対的には「舞-HiME」良い感じですね。あとネコミミモード(笑)も。

多数の質問からあれをセレクトしたのはなぜ?
選んだのは私じゃありませんが(もう担当じゃないし)、代表作はどれかという相談は当然(笑)受けました。

2005年01月03日

明けましておめでとうございます

本年もよろしくお願い致します。今年の目標としては、もうちょっと更新頻度を上げたいなあ、と。

2004年下期はめっきり減ったな。やっぱりmixiの影響は大きいな

なんて指摘されてしまってますし。でも、初期の2003年2―5月が多く見えるのは、bloggerを使ってたので一つの文章が短いからなんですけどね。

あと、変な事件を起こして世間を騒がさないように(笑)。いや、良い意味では騒がせたいと思ってますが。

とりあえず、今テレビ朝日でやってる「新春歌謡祭~歌い継ぐ戦後の名曲」。こんなに素晴らしい番組だったとは……! 全くノーマークでした。2日にようやく帰省して、食べ過ぎ(笑)で早めに寝て、夜中に目覚めて「朝まで元たけし軍団」をつけたままうつらうつらしてたら、知らないうちに始まってまして。夢うつつの中「あぁ、何かいい曲かかってるなあ」と思いつつ、ハッと起きました。8時過ぎから録画を始めましたが、最初から録りたかったなあ……。

知ってる人は知ってると思いますが、演歌好きなんですよ。中でも、いわゆる「ど演歌」ではなく、戦前戦中戦後の「古き良き歌謡曲」。以下に、ミクシィのプロフィールで書いてる「好きな音楽」の欄を引用しましょう。

「古き良き歌謡曲(懐メロ)」。作曲家で言えば古賀政男、服部良一、古関裕而等々、歌手で言えば藤山一郎、東海林太郎、李香蘭等々。ダークダックス、デュークエイセス等の男声コーラス。和田弘とマヒナスターズ等のムード歌謡。三木たかしの劇団四季オリジナルミュージカル(「ミュージカル李香蘭」「夢から醒めた夢」等)。日本の60~70年代フォークソング。都倉俊一のアイドル歌謡。山本正之。田中公平、渡辺宙明を始めとするアニソン全般。以上、聴くのも歌うのも好き。

聴くのが好きなだけのなら、もっといっぱいありますけどね。でも歌うとなると、以上のようなラインアップだと、アニソンはともかくとして、なかなか付き合ってくれる人がおらず……。もし趣味が合いそうな方がいらっしゃいましたら、一緒にカラオケ行きましょう(本気)。

今やってる番組は、私の基準から新しすぎて(笑)やや外れますが、基本的に上質の演歌、粒ぞろいの名曲ばかりなので、楽しんでます。本当は「長崎の鐘」とか「別れの一本杉」とか、藤山一郎とか春日八郎とかのオリジナル歌手で聴きたいんですが、番組の趣旨が「歌い継ぐ」ということのようなので、これはこれで良し。ああ、再放送してくれないかなあ……。

ノーマークと言えば、きょうはテレビ東京で午前10時55分から「マシュマロ通信」スペシャル、11時55分から「スクールランブル」があるんですね。さっき気付きましたよ。マシュ通はともかく、スクランは毎回録画してるので危ないところでした。家のRD―X3にセットしてませんから、こっちでビデオ録らないと……。しかしスクラン、通常放送をいきなりこんな時間にやるのはいかがなものか。まあ、年末年始のテレ東ではよくあることですが。

あと、実は合唱も好きでして。先月26日放送のプリキュア第45話、あのEDを合唱バージョンでやるとは! 一日遅れながら素晴らしいクリスマスプレゼントでした。前日の25日も、やはり「歌うアニメ」だった(笑)ピッチ最終回→ケロロの後、NHK教育の全国学校音楽コンクールハイライトを見て各校の名唱を堪能してたぐらいですから。

このバージョンってボーカルアルバム2に入ってるんですね。CDで聴き直したら改めて絶品。ピアノアレンジもコーラスアレンジも。譜面がほしいなあ……。ビジュアルファンブックの付録CDに少しだけ入ってた、OPのなぎなぎ&ほのほのバージョン(笑)のフルコーラス版もかわいらしくて良し。

2005年02月26日

押井守 戦争を語る

26日は、六本木ヒルズであった押井守氏のトークイベント「Howling in the Night 2005」に行ってきました。そもそもは「機動警察パトレイバー2」のクーデターの日付である2002年2月26日に合わせて行われたイベントが、毎年同じ日に開催されるようになったということのようで、今回が4回目。何で「Night」なのに昼間かというと、今までは平日なので夜だったけど、今年は初めて土曜日に当たったので時間をたっぷり取ろう、ということだそうで。さほど熱心な押井フォロワーではない自分は、初の参加でした。

野田真外氏の司会進行で、まずは押井氏が、第1回から出演の軍事評論家・岡部いさく氏を相手に、戦争について思うところを自在に展開。休憩を挟んで、「イノセンス」の台湾ロケハン映像、押井氏が「愛・地球博」で総合演出を務めるパビリオン関連の映像、そして3月5日公開の映画「ローレライ」の特報映像を上映後、前述のメンバーに「ローレライ」監督の樋口真嗣氏を交えてのトーク。午後2時過ぎに始まり、終わったのは6時20分ごろという充実のイベントでした。

内容に関しては、現実の戦争とのかかわりが政治的に結び付けられては困る、との趣旨で、活字に残さないと言う前提で話すということでしたので、それに抵触しない範囲で概略のみを。要は、日本人は戦争から疎外されており、戦争を語るためにはディテールを知らなければならない、という話。このイベントも、現在進行中の「パックスヤポニカ」プロジェクトで書く予定の小説も、そのためである、と。ミリタリーマニアの自己正当化と言えなくもないような気もしましたが(笑)、語られる内容への視線は確かなもので、うなずくことしきり。映画化も視野に入れているという小説の構想も大変野心的で、楽しみなものでした。

そして何より、「ローレライ」と樋口氏に対する、押井氏のアンビバレントな感情の発露が(笑)。ああ、すげー「ローレライ」が見たくなりましたよ。かなり壮大にネタバレもやらかしてましたが(笑)。押井さんって、作品を見るよりも本人の話を聞いてる方がはるかに面白いんじゃないか、と思ってしまったのはここだけの話(笑)。

2005年03月29日

4月新アニメの注目作とか(追記あり)

このところ、日々のアニメも見られないでため込んでしまってる状態なのに、また4月から新作がどっと始まりますねえ。とりあえず現段階での個人的注目作を挙げていきたいと思います。

まずは、何と言っても「ふしぎ星の☆ふたご姫」。総監督が佐藤順一氏ですから期待しないわけにはいきません。どうやら、プリキュアに対するカウンターとしての立ち位置を目指している――女児向けアニメでプリキュアが人気を席巻している現状なわけですから、違うものを指向するのは当然と言えば当然ですが――ようなので、どんな作品に仕上がってくるのか楽しみです。ちなみに、某A○Kからこのアニメに携わっているのは、どれみやナージャも担当していたT女史だったりします。シリーズ構成はぴちぴちピッチで評判を呼んだ(笑)中瀬理香氏。制作は佐藤氏が取締役を務めるハルフィルムメーカー。

対して男児向けアニメでは、やはり「甲虫王者ムシキング~森の民の伝説~」でしょう。ゲームは男児に大人気らしいですが、私はそっちには疎くて。ただ、アニメはほとんどゲームとは関係ないオリジナルストーリー、しかも親子、冒険、友情といった熱い内容が盛り込まれているようなので非常に期待しています。監督山内重保氏、キャラクターデザイン馬越嘉彦氏、シリーズ構成吉田玲子氏と、スタッフも説明の必要がないほど豪華。顔ぶれだけ見ると何だか東映っぽいなと感じてしまうんですが、制作はトムス・エンタテインメント(東京ムービー)。まあ、ゲームはセガで、トムスは今やセガのグループ会社ですから。一足早く第1話を見る機会に恵まれましたが、よく動くし、山内絵コンテらしい凝ったレイアウトも良し。何より主人公のポポが本当にかわいいんですよっ!!(結局それかい) 虫同士の戦いのCGに違和感ありかもしれませんが、むしろゲームの画面を意識した感じかと。

ロボットものとしては、「交響詩篇エウレカセブン」。ガン種、ハガレンと次々とヒット作を放ってきた毎日放送が、調子に乗って満を持して日曜早朝にアニメ枠を増設。バックボーンにしているのは1960―70年代の米国サブカルチャー文化ということで、相当深い世界まで描いていくようです。ひょっとしたら、エヴァのようなブームを巻き起こすだけのポテンシャルを秘めているかもしれません。監督は劇場版ラーゼフォンの京田知己氏、シリーズ構成は攻殻機動隊S.A.C.の佐藤大氏、キャラクターデザインはキングゲイナーの吉田健一氏。制作はハガレン、ラーゼフォンのBONES。

漫画原作ものでは、「ハチミツとクローバー」。第1話の試写を見たんですが、非常に良い雰囲気に心惹かれ、はぐちゃんに胸ときめきました。触発されて原作第1巻も買って読みましたが、こっちはあんまりはまれなかったかも……。実在の人気ブランドの衣装をキャラが着たり、OPは元JUDY AND MARYのYUKI、EDはスネオヘアー、挿入曲はスピッツやスガシカオ等々、とにかく女性向けとして、アニメファン以外にも見てもらおうという意気込みが伝わってきます。フジテレビも「ノイタミナ」と名付けた新たな枠としてやるんですね。「animation」をひっくり返して「noitamina」(笑)。 監督はMAJORなどのカサヰケンイチ氏、脚本は黒田洋介氏。制作はJ.C.STAFF。

と、以上4本については、関係者にお話を聞いていたり、実物を見ていたりしているので、それなりに根拠を持って期待している作品です。あとは、キャラクターデザインがいまいち好みではないんですが岩崎良明監督の「極上生徒会」とか、5月スタートですが望月智充監督、伊藤和典シリーズ構成、亜細亜堂制作の「絶対少年」とか、スクラン、マシュ通のスタジオコメット制作「おねがい マイメロディ」とか。あのufotable制作の「フタコイ オルタナティブ」も注目なんですが、何度も書いてるようにうちはUHF局が映らないんですよねえ……。

ああっ、U局と言えば「英國戀物語エマ」がありましたッ! もうね、これを見るためだけにTBSチャンネルに加入しようかと真剣に検討中ですよ。「これが私の御主人様」もガイナックスですし当然チェックしたいんですが、アンテナが微妙にずれてしまったのか、CSはかろうじて映るものの、BSは電波が弱くて入らない状態がずっと続いてまして……。

「エマ」と言えば原作第5巻、一足早く読みました。もちろん「デスノート」と違って(笑)、これはビームの連載でも読んでるんですが、改めてまとめて読むと、森薫さん、べらぼうにうまくなってないか?とびっくりしました。絵柄にしても構成力にしても。ご本人もおっしゃっているように、第31話と第32話の間に英国取材旅行にいらっしゃったわけですが、32話以降の画面の濃密さ、描写力等々、目を見張るばかりですよ。この美しくも切ない物語をどのようにまとめて頂けるのか……。本当に楽しみです。

うまくなったと言えば、先日発売された「もっけ」第4巻(熊倉隆敏)を読んだんですが、初期に感じられたエグ味のようなものが抜けて、格段に読みやすくなってるような気がしました。絵柄の魅力が増したというか、静流も瑞生も妙にキャラがかわいくなったというか。瑞生ちゃんかぁいいなあ(笑)。まあ、持ち味や個性が薄れたとも言えるんでしょうが、私はこれぐらいが好みです。

そうそう、声優が新しくなった「ドラえもん」も忘れるわけにはいきません。要チェックですね。
水田ドラ記者会見で質問してたよ。
というか私の方がチェックされてるし(笑)。場所は六本木ヒルズアリーナだったんですが、やっぱりあれだけ一般観客がいると、聞いてる人がいるもんですねえ……。司会の渡辺宜嗣アナから指された時、「のび太君に似てる」とか言われましたが(笑)。いろいろと、いろいろと思いはありますが、まずは新しい声優さんたちに本当に頑張って頂きたいな、と。さすがはすごい人数をオーディションしただけあって、声のイメージはなかなか合ってると思います。スネ夫役の関「メップル」智一さんなんか、会見でも既にはまり役の風格を醸し出してましたよ(笑)。作品としても、「原点回帰」に期待したいところです。

(30日未明追記)

極上生徒会」の第1話試写を見てきました。岩崎良明監督と言えば、ラブひな、まおちゃん、瓶詰妖精、せんせいのお時間。まあ、そういうことです(笑)。いつもの岩崎テイストにマリみて風味と舞―HiME風味を加えた感じといったところでしょうか。まったり見るには最適かも。しかもいろいろ謎が仕掛けられていて、2クールにわたって楽しませてくれそうです。期待度上昇。シリーズ構成黒田洋介氏、制作J.C.STAFF。原作はコナミ。果たしてときメモの夢よもう一度、となりますかどうか。

個人的には、こういうまったりほのぼの系作品が一番視聴が長続きする傾向がありますね。今やっているのだと「まほらば」とか。

それより今日は月詠が2時からだから録画組は気をつけよう。
なぜか30分遅れを1時間遅れと勘違いしていて、月詠は録れたものの、ファンタジックチルドレンを逃してしまいました……。

「そこののび太君に似た眼鏡をかけた方」と呼ばれてたらしいなw。
スコシフシギな日常さんでも捕捉されてますね。正確には「ちょっとのび太君に似てるそちらの方」という感じでした。ついでに、TVガイドの人の質問は「プレッシャーは感じていないか」、みといせい子さんの質問は「発表まで誰にも言えなかった気持ちは」、私の質問は「前の声優さんから励ましみたいなものはあったか、それと自分のキャラクターをどのように演じていきたいか」、のような感じでしたね。

2005年04月10日

森薫さんのサイン会ふたたび

いろいろ書きたいことがたまってますが、まずは9日に吉祥寺のブックスルーエで行われた「エマ」第5巻発売記念森薫さんサイン会の件を。午後2時からということで、1時半ごろに着いて予約していた第5巻を購入して整理券を受け取った時点で、もうかなりの列が。並びながら、かしんたんや、マイミクのぢゅんさんにご挨拶したりしましたが、他にも結構いろんな方がお見えになっていたみたいですね。

コバルト文庫の「少年舞妓・千代菊がゆく! 花見小路へおこしやす」(奈波はるか)を読みつつ――これ、かなり面白かったです。レビュー書くかも。あ、マリみての「妹オーディション」は当然(笑)読了済みです――時間を過ごし、4時ごろ、いよいよ森さんの前に。前回のサイン会の時のこと(笑)があったので、ありがたくも覚えて下さっていたようで。担当編集のO場氏にもご挨拶しつつ、サインをお願いしました。エマさんは前回に描いて頂いたので、今回は何をお願いしようかなあ、と考えていたのですが、

morisign.JPG
かわいいかわいいコリンくんを描いて頂きました(笑)。5巻のあとがきにもある通り、彼にはお兄ちゃんがいっぱいいるようで(笑)。

アニメの「英國戀物語エマ」も始まりましたね~。前に書いた通り、CSの契約をスカパー!2パックからスカパー!110パックに切り替えまして、TBSチャンネルを見られるようにしました。これは素敵ですねえ。何か微妙な違和感もあるんだけど、「エマ」の世界をアニメ化したらやっぱりこうなるしかないよなあ、とうなずいてしまうだけの説得力に満ちてました。密度の濃い描き込みはじめ、あふれんばかりのエマ、というかメイドへの愛は原作譲り。森さんもさぞかしご満足でいらっしゃることでしょう。

新アニメ感想は別途まとめて書くつもりですが、10日には「交響詩篇エウレカセブン」第1話の試写会に行きまして。いやー、良かったです。これが朝7時からなんて本当にもったいない。種デスと枠を入れ替えてもいいんじゃないでしょうか(笑)。というわけで、個人的な今期一押しは、エウレカセブン、ムシキング、エマの方向で。

2005年07月21日

今年のルパン三世スペシャル

ほとんど月刊ペースになってしまっていて、どこがDiaryなんだと言われてしまいそうですが……。きょうは、あす夜に日本テレビ系で放送される「ルパン三世SP 天使の策略(タクティクス)~夢のカケラは殺しの香り~」についてご紹介しようかと思います。ちょっと取材して記事を書いたりしたものですから。導入部のストーリーはこちらを参照頂くとして、今回、アニオタ的に注目なのはスタッフ・キャストですね。

ゲストキャラのキャスティングがなかなかすごいんですよ。マリみての志摩子さんやネギま!の本屋ちゃん等々で大人気の能登麻美子さんをはじめ、幅広く活躍されている松井菜桜子さん、まほらばの管理人さん役の新井里美さん、攻殻機動隊の少佐役の田中敦子さん、ぴちぴちピッチのリナ役の浅野まゆみさんと、何かを狙ってるとしか思えない顔触れ(笑)。いわゆる「完パケ」も見たんですが、ポイズン・ソフィを演じる能登さんの、悪女になりきれない感じの悪女ぶりが、もう、もう!(笑)

そして、脚本はマジレンジャーや劇場版テニスの王子様などの前川淳さん。監督は、巷説百物語やブザービーターでキャラデザや演出、監督を務めた宮繁之さん。お二方ともルパンは初めてということでしたが、ルパンの世界に新しい空気を吹き込むことにかなり成功しているのでは、と。次元とボンバー・リンダ、五ェ門と辻斬りカオルの対決シーンなど、サブキャラの見どころも盛りだくさんで、ここ数年の中では出色の出来栄えではないかと思いますよ。それなりに自信を持ってお薦めできます。ルパンが今後とも末永く続いていくためにも、多くの人に見てもらいたいものです。

2005年08月25日

「猫の恩返し」だけじゃなく。とか

あす26日の日本テレビ系「金曜ロードショー」では、スタジオジブリの「猫の恩返し」(森田宏幸監督)がテレビ初登場なんですが、実はそれだけじゃありません。日本テレビ開局40周年記念で制作され、当時はよく流れていた「そらいろのたね」全3話と「なんだろう」、そしてCHAGE&ASKAの同名楽曲のプロモーションとして制作された、これもテレビ初登場らしい「On Your Mark」の各短編も、同時に放送されるということです。いずれも宮崎駿監督。 ご関心のある向きには、要チェックかもしれません。

それと、ナビゲーターとして石川梨華さんと田中れいなさんが出演して、「ハウルの動く城・大サーカス展」の会場で行った収録もオンエアするそうで。ハルのコスプレをしたお二人も、見逃せない人には見逃せないでしょう。 我修院達也さんなんかも登場するようです。

「猫の恩返し」、ジブリ作品の中ではかなり好きな方でして、非宮崎・非高畑なジブリの方向性として、一つの可能性を見せてくれたと思うんですが。そういう意味では、返す返すも細田ハウルが見られなかったのが残念です。

あとハルたんかわいいですし(笑)。ちーちゃんこと池脇千鶴さんの声も本当にぴったりで。主題歌の「風になる」も大好きで、カラオケに行くとほとんど必ずと言っていいほど歌ってしまうんですよ。これでつじあやのさんのファンになりました。

話は変わりますが、しろはたの本田透さんが、「キラ×キラ」に続く小説第2弾「野望のアストロ乙女塾」もしくは「アストロ!乙女塾!」を出されるということで。イラストがうろたんさんと聞いて、個人的な事情で期待がうなぎ登りです。だってうろたんさんと言えば、あの超名作ゲーム「恋する妹はせつなくて(以下略)」の原画師さん。そして「恋する妹は(以下略)」と言えば、やっぱりあの子ですよ、あの子。そう、もうお分かりですね。しろはたさんでやっている、「●●●●に文字を入れよう」クイズの答えが(笑)。うー、本当に楽しみだ。

うろたんさんの本は、今年の夏コミでも「Eco Splash6」もラフ本も買わせて頂きました。「Eco Splash」は1からコミケで買っていて、結構前からのファンなんですが、実は「恋する(以下略)」の原画師さんと同一人物であることに気付いたのは、ゲームが出てからしばらくたってからでして、ファンというわりには情けない自分。

夏コミで買った本の紹介とかも、いずれやっていきたいんですが、とりあえずその前に、特に「直言兄弟」を夏コミでお求め下さった皆さま、あす26日の夕刊をどうぞご覧下さい。東京本社版のみ掲載なのが申し訳ないのですが、これでようやく、直言兄弟夏コミプロジェクト(今名付けた)、完結します(笑)。

2005年11月19日

近況、ネギま、10月新アニメ

2か月以上も間を空けてしまって、誠に申し訳ありません。とりあえず、この間の出来事などつらつらとものしてみたいと思います。

その前に、前回ご紹介した「ネギま!で遊ぶSP」の同人誌「ネギま!で遊ぶ‥‥エーミッタム(解放)!!」がついに完成し、20日のイベント「図書館島の休日」で初売りされます。書店委託もあるとのことですので、機会があればぜひ手に取ってみて下さい。

原作者の赤松健さんに、赤松健研究の第一人者を自認するいずみのさんが斬り込んだロングインタビューは必読です。幸運にもその場に同席させて頂く機会に恵まれたのですが、大げさに言えば歴史的瞬間に立ち会ったような気分になりました。執筆陣の皆さんも、改めて言うまでもなく豪華そのもので、一読者として今から読むのを心待ちにしています。

ちなみに私自身の原稿は、遅れに遅れて大変ご迷惑をおかけしてしまったうえ、ヘタレな内容ですので、別に読まなくてもいいです。いや、ほんとに。

では近況を箇条書きにて。

・南東北旅行ではその後、仙台のウリえもんさんに大変お世話になって、石巻の石ノ森萬画館とか青葉城跡、牛タン屋なんかに連れて行ってもらいました。

・取材でしょこたんに会いました(笑)。

アニメスタイルの佐藤順一さんのイベントへ。7時間近い長丁場。濃い話がたくさん聞けて、非常に有意義でした。

本田透さんのイベント「ツンデレ電波祭り」へ。遅れて行ったので森永卓郎さんの話が聞けなかったのが残念でしたが、相変わらず濃密な内容で大満足。しかし本田さん、「萌える男」なんてガチな本をまじめな語り口で新書で出しちゃったら、ご本人の望まれるラノベ作家じゃなくて、本当に萌え評論家になってしまいそうな気が。

某即売会(笑)に行きました。

・「魔弾戦記リュウケンドー」の製作発表会に行きました。松竹初のテレビ特撮もので、おもちゃはタカラから。東映・バンダイ、東宝・コナミに対する第三極になり得るでしょうか。結構面白そうなので期待。

・テアトル池袋で「惑星大怪獣ネガドン」を鑑賞。記事にした関係で、一度ビデオでは見てましたが、大画面だと「粟津フィルター」の効果がはっきり分かって、フィルムのような質感にびっくり。

・11月11日にオープンした東京ビルTOKIAで、初日に大阪発祥のインデアンカレーを食す。うわさ通り、口にするとカレーらしからぬ甘味が広がったかと思うやいなや、結構強めな辛さが襲ってくるという、不思議かつくせになりそうな味。

・13日は「プリキュアな即売会」に行って、プリキュアつながりな皆さんと終了後のオフ会へ。上京したウリえもんさんと2か月ぶりの再会。ウリえもんさんで始まりウリえもんさんで終わった2か月でした(違)。

10月新アニメについては、だいたい先月末の某記事で書いた通りですが、特に「蟲師」には毎週目を見張ってます。放送開始前に抱いていた危惧は雲散霧消し、気合いの入りまくった美術をはじめ、もううなりっぱなし。「パラダイスキス」は、「BECK」とはまた似て非なる小林治ワールドが非常に心地よいですね。

ARIA」は、萌え分の強い「ヨコハマ買い出し紀行」という第一印象でした。ちょっと間違ったら1分と見てられない代物になってもおかしくないのに、そうならずにしっかりまったり見せるのは、さすが佐藤順一監督と言うべきなのでしょう。 「舞―乙HiME」は、個人的には前作より格段に楽しめています。なぜマシロ姫は漫画版と違って女装少年じゃないんだろう、という不満はありますが(笑)。

そして、12日に始まった「ガイキング」! いやー、久々に「正しいロボットアニメ」を見たような気がしました。ただ、絵がどうしても「綺麗すぎる」と感じてしまうのは、デジタル化による負の側面なのかもしれません。

あと、20日の「ふたりはプリキュア Max Heart」、思いもかけない有名人物がゲスト出演(?)するとかしないとか。楽しみです。

2006年04月07日

新年度、新紙面、新番組

えー、前回更新から2か月近くも間が空いてしまいました。すみません。ふと気が付けばいつの間にか桜の季節。とはいえ今年は(も?)お花見に行けてないんですけどね……。で、一体これまで何をしていたのかというと、とりあえずはこちらをご覧下さい。

2年3か月続いた「POPカルチャー」が3月で終わり、今月からは新たな紙面の担当になります。そちらの準備やら仕込みやらで、いろいろばたばたしておりました。「POPカルチャー」では、基本的にお兄さまと私の2人だけでやってたので思う存分趣味に走ってましたが、こちらは携わる人も多くてそういうわけにも行かず、自分の色合いは徐々に、あるいはこっそりと、そして時には大胆に(笑)出していこうかと思ってます。

ますますこちらの更新が少なくなってしまいそうな気もしますが、なるべくそうはならないように努力はしたいとは思いつつ、何せあちらの方は一応仕事なわけで、あんまりさぼってしまってはまずいし……(汗)。いつも空約束になってしまって恐縮ですが、なるべくこちらでも書いていくつもりではあります。

で、そんなこんなの状況の中でも、なるべくアニメは見ようと努力はしているわけで。先月終了した中では、やはり舞―乙HiMEが素晴らしかった。2話連続の最終回、本当に1秒たりとも画面から目が離せませんでした。すべてのキャラに見せ場があって、隅から隅まで隙のない展開。エンターテインメント作品としては文句ないでしょう。蟲師もハイクオリティを維持しきってお見事でしたし、アカギは想像以上の出来の良さでしたし、ふたご姫もマイメロも万全の体制(笑)で2年目に突入。

そして、約60本もスタートするという4月新アニメ。まだまだ未見のも多いんですが、個人的に現時点で一番に挙げたいのは桜蘭高校ホスト部。監督・五十嵐卓哉氏&シリーズ構成・榎戸洋司氏にボンズの組み合わせは伊達じゃなかった。第1話だけでも語りどころ満載で、次回以降が非常に楽しみ。あとはシムーン。百合な部分ばっかり目に付くとか、説明不足とかの声もあるようですが、今後に期待したいところ。NANAは先行試写会で見たんですが、パクロミさんのナナがさすがかっこよくて、背筋ゾクゾクしました。プリンセス・プリンセスは、半分寝ながら見てたのでもう一度ちゃんと見なきゃ……。夢使いは、先んじて見る機会があったんですが、やまざきかずお監督という先入観があったからかどうかは分からないものの、何だか後期うる星+プリキュアみたいだなあ、と(笑)。その他はおいおい見ていきますが、全部は見てられないかも……。

あ、プリキュアS☆Sは何とか毎週見てますよ。大塚隆史さん演出の第8話、この枠に久々に戻ってきた岡佳広さん演出の第9話と、非常に出来の良い回が続いてうれしい限り。S☆Sならではの、独自の味も出てきたような気がします。

あと、モエモエカフェのしっとさんが、何と週刊少年チャンピオンでデビューだそうで。すげぇなぁ……。応援してきた身としては、こちらもうれしい限りですよ。とりあえず3号連続掲載ということですが、反響次第では新たな展開があるのかも。でも、体だけは大事にしてもらいたいものです。

2007年05月10日

「電脳コイル」への期待

大変ごぶさたしております。今年に入って初めての更新になります。これからも、思い出したように何か書くかもしれません。とにかく、トラックバックとコメントのスパムがひどくて、これを何とかしないと……。手っ取り早く削除する方法はないでしょうか……。

さて、今回はあさって12日からNHK教育で土曜午後6時30分に放送が始まるアニメ「電脳コイル」についてです。原作、脚本、監督は磯光雄さん。ご存じの方はご存じだと思いますが、数多くの作品に参加し、業界の注目を集める仕事を残してきたアニメーターさんです。

その「電脳コイル」の第1、2話の試写会が先月あったので行ってきたのですが、いやあ、言葉を失いました。その日にmixiで書いた日記を以下に転載します。


「あの」磯光雄さんの初原作・脚本・監督作品。5月12日からNHK教育で土曜18:30(ツバサ・クロニクルの再放送終了後)。第1~2話の試写があったので久しぶりに神南に行ってきました。

一言、感動。日本のテレビアニメの新しい歴史の一ページが開かれる瞬間に立ち会ったような気が(大げさ)。これは、宮崎駿監督における「未来少年コナン」のような位置づけができるような作品になるのでは、という予感すら(さらに大げさ)。

昨今のテレビアニメ(劇場アニメの大半も)の大きな問題点として、視聴者にアニメのリテラシーがある程度備わっていることを前提とするのが当たり前のような風潮がまかり通っていることが挙げられると思うのです。原作ものは言うに及ばず、オリジナルですら、設定をあらかじめ頭に入れておかないと簡単には物語に入り込めないアニメは決して珍しくありません。その風潮が、「普通」の子供や「普通」の大人をアニメから遠ざけてしまっているようにも感じるのです。ジブリ作品がなぜ一般社会であれだけもてはやされるのかと言えば、何の予備知識がなくても、あるいはアニメに関する「お約束」を知らなくても、ふらりと劇場に行って(あるいは日本テレビで)見て、そのまま楽しめるという点も大きな理由の一つでしょう。

この「電脳コイル」は、まさにまっさらな頭で見ても、ぐいぐいと作品世界に引き込まれていく魅力に満ち溢れています。かなり複雑な設定を備えた世界観ではあるのですが、見ているだけで、キャラや物語の展開を楽しみながら、自然とその世界観が、恐らく子供にも理解できるように作られている隙のなさ。そんなにアニメを見ない人からは、もしかしたら「ジブリアニメみたい」という感想が出てくるのでは、とさえ思わされます。

「電脳コイル」の世界がどこかに確固として実在して、その世界の一部分をたまたま切り取って見せてもらってるという感覚――「蟲師」を読んだ時も同様の感覚を抱いたのですが――すら抱かせるのは、磯さんの中ですっかり「電脳コイル」の世界が醸成しきっているからなのかもしれません。何せ、NHKのプロデューサーいわく、最初の企画書は2000年の日付だったということですから。

この作品の魅力を文章で伝えるのは非常に難しいので、ぜひとも見ていただきたい――できれば予備知識なしで――のですが、下世話な例えをするならば、「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」のようなことを、今、磯さんがやるとこうなる、といった感じでしょうか。違うかなあ?

この先の展開を想像しただけで、何だか泣けてきてしまうのです。ああ、5月からの半年間が待ち遠しい。


――というわけで、その日の興奮が分かっていただけたのではないでしょうか。やはり試写会にいらしていた氷川竜介さんからコメントをいただいて、記事にも仕立て上げたのですが、約5か月ぶりにブログを書きたくなるぐらい、素晴らしい出来栄えでした。

4月アニメ、面白い作品もいろいろ多いんですが、やはり個人的に大本命なのはこれです。ぜひ、見てみてください。