三才ブックスさんから、15日に発売されたおたくムック「現代視覚文化研究」の献本をいただきました。というのは、実はちょっとした文章を2本ほど書かせてもらったものですから。真っ先に読んだのは、予告を見た時から気になっていた表題の記事。菅谷信行プロデューサーと木下ゆうき監督、それぞれ個別に話を聞いています。いやー、素晴らしい。この記事が世に出たという一点だけでも、このムックの価値は計りしれないと思います。もちろん他の記事も、未読ながら面白そうなものばかりですが。
内容は、「第1話の制作期間は2週間しかなかった」(菅谷)、「(海外から)上がってくるのがV編の日ですから。次の日が放映です」(木下)等々、すごすぎる発言のオンパレード。これ、アニメ業界にかかわる人にはぜひ読んでほしい(笑)。業界事情が変に分かっていると、つい自主規制しちゃいそうなことまで、赤裸々に活字になってます。その反面、仔細に見ていくと、事情を知らないであろうがゆえに、発言者の意図を正確には伝えていないとも思われる文章もあるにはあるのですが。
全体を通じて浮かび上がってくるのは、プロデューサーのイケイケ的な威勢のよさと、一種の諦念すら感じさせる監督の誠実さ。そうとはっきり書いてあるわけじゃないけど、言外にそういうニュアンスを感じさせるのは、インタビュアーと編集者の力量のたまものなのでしょう。あのようなアニメが作られ、放送されてしまった背景を知るうえで、貴重な当事者の証言であり、資料です。
本当は、こういう“ジャーナリスティック”な仕事こそ、しがらみのない一般紙とかでやるべきだと思うわけで、率直に言うと先にやられてしまったのが非常に悔しいのです。この前やったアニメ連載でも、格好のネタになったでしょうし。ただ、単純な誤字脱字がやや目立つのは、いくら突貫作業だったのだろうとはいえ、ちょっと残念。それはおくにしても、やはりこれはいい仕事でした。
あと、自分が書いたのにも少し触れておくと、「女装少年に首ったけ!」というタイトルは、依頼を受けた時についていた仮題そのままで、私が考えたわけじゃありません(笑)。しかし、当初原稿から200字ほど短くなっているとはいえ、この長さだとやっぱりいろいろ言い足りないなあ……。一応、その辺のことは冬コミの本で書こうかと思案しているのですが。ちなみにコミケ71、見通しがついたらきちんと告知しますが、今回は1日目(29日)の金曜日、東E37b「直言兄弟」で参加予定です。
もう一つは、「ガン泣きアニメ1246秒の奇跡」というコーナーで、無印プリキュア8話のことを書きました。うーん、もっと熱く語るべきだったかなあ。
いつもながら直前になってしまって恐縮ですが、サークル「直言兄弟」は今週末に開催されるコミックマーケット71に参加いたします。今回は、さすがに大晦日では家庭持ちの直言兄の参加が厳しい、ということもありまして、ジャンルを今までの「評論」から「アニメ(評論)」に変更し、1日目、12月29日(金)の参加となりました。スペースは、東E-37bです。
アニメということで何を題材にしたのか、ですが、実は今回の新刊は、世界初の本格的成人向けショタアニメをうたった「ぼくのぴこ」のファンブック的な同人誌「ぴここぴ Pico-coPi」になります。ですので、そういうのがお嫌いな方は、以下の文章はスルーしてください。
9月7日にDVDが発売されて以来、アマゾンのアダルトアニメランキングで1位を記録するなど、異例の反響を呼んだ「ぼくのぴこ」。少年愛という、あえて火中の栗を拾うような分野のアニメの制作に、真正面から本気で取り組んだスタッフ陣の姿勢と、その作品の出来栄えに感銘を受けた直言兄弟が、多くの人々を巻き込み、多大なご協力を仰ぎつつ完成にこぎつけたのが、この「ぴここぴ Pico-coPi」です。

表紙は、モエモエカフェのしっとさんに、ご多忙にもかかわらず描いていただきました。
内容は、某スタッフさんへのインタビューをはじめ、某作家さんの小説、某漫画家さんのイラスト、某歌人さんの短歌、某ライターさんの評論、某抱き枕の偉い人のルポ、あと直言兄のコミック、私こと直言弟の雑文(順不同)と、非常にバラエティーに富んでいます。なお、本同人誌にも、一部大人向けの内容・表現を含んでおりますので、その点はご注意ください。
B5判40ページ、頒価は1部600円を予定。初売りは上述の通り、12月29日(金)のコミケ1日目、東E-37b「直言兄弟」にて。
また、昨冬のコミケ69で出した「カラン卿の短歌魔宮」も、引き続き頒布する予定です。歌人の黒瀬珂瀾さん扮するカラン卿と執事のエリン君が、読者投稿の「おたくネタ」短歌を楽しく紹介。西尾維新さんの小説の挿絵で知られる竹さんのイラストも満載です。こちらは1部700円です。
とにかく「ぴここぴ」は、「ぴこ」が好きな人や、「ぴこ」に興味がある人には、きっとご満足いただける同人誌に仕上がっていると思いますので、ぜひ一度手に取っていただければ幸いです。それでは当日、東京ビッグサイトでお会いしましょう。
>福たんは、今日秋葉原で配布されてたぴこのカレンダーを貰ったのだろうか?
当然、行ってもらってきましたよ~。しかしあれを部屋に貼れる人は漢ですね(笑)。
【追記】
今夏のコミケ70で出した「直言兄弟+」も、若干残っているようなので持って行きます。1部500円です。
29日にサークル「直言兄弟」のスペースにお越しくださった皆さま、本をお買い上げくださった皆さま、本当にありがとうございました。おかげさまで、夏の「直言兄弟+」は完売となりました。
今回の新刊「ぴここぴ Pico-coPi」は、あす31日、サークル「旋律の乙女」さん(東ヘ-54a)で委託頒布させていただけることになりました。アイドルマスター中心のサークルさんですが、「ぴこ」グッズがあったり、他の「ぴこ」本も委託頒布されるようですし、「ぴこプロデューサー日記」によると13~14時ごろにはぴこちこも来るようですので、「ぴこ」好きな方はぜひどうぞ~。