2005年06月15日

「ほのたん新装版」が出ますよ

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次の日曜日、19日はサンシャインクリエイション28ですが、この4月に晴れて就職されたモエモエカフェのしっとさんが、仕事に追われながらも新刊をお出しになるということで。しかもカタログの表紙まで描かれてるんですよ! 実は前回のサンクリの時、その依頼を受けてるのを横で聞いてたんですが、本当にすごいなあ、と。アキバの店頭なんかに、しっとさんのペンギン娘がずらっと並んでるのは壮観でした。

で、今度の新刊は「ほのたん新装版」ということで、何だ、ただの再版じゃないかとお感じになる向きもあるかもしれませんが、それは大きな間違いです。今回はちょっとお手伝いさせて頂いたこともあって、これまで以上に制作の過程や完成した原稿を拝見する機会が多かったのですが、その充実ぶりには目を見張りました。

昨年8月の夏コミ発行「ほのたん」に加え、同9月のプリフェア発行「ほのたんCopy」、同10月のぷにケット10発行「しほたん」と、発行部数の少なかったコピー誌2誌の原稿も収録。しかも単なる再録じゃありません。しっとさんご自身も書いてらっしゃるように、全ページにわたる加筆・修正の嵐。これはむしろ一から描き起こすよりも大変なんじゃないでしょうか。

旧版をお持ちの方は比べてみれば一目瞭然ですが、全体的に大きくディテールや迫力がアップし、読んでいて引き込まれます。私が初めて「ほのたん」を読んだ時の驚きが、鮮やかによみがえってきました。しっとさんの「ほのたん」シリーズの原点が、この一冊に詰まっていると言えるでしょう。「honotan2」からモエモエカフェを知った方はもちろん、旧版からの読者の方にもお薦めしたい出来栄えです。

一方、ずっとモエモエカフェの本を追い続けてきた皆さんが何より期待しているのは、描き下ろしエピソードの「なぎほのが百合ップルになってから一ヵ月後」だと思います。いや、もう、これは何と言っていいのか……。告知の画像を御覧になっても分かる通り、「絵が語ってる」んですよ。絵が全く描けない私がこんなこと言うのはおこがましいと重々承知の上ですが、最初の「ほのたん」のころに比べ、現在のしっとさんの画力は劇的に向上しています。その画力を駆使し、余分な言葉は省いて絵によって思いの丈を表現し得ているのに驚きます。

そして、「ほのたん」三部作を通読された方ならよくお分かりだと思うのですが、しっとさんが描こうとする世界は、明らかに変わってきています。その変化の先にある世界を、垣間見たような気がしました。あんまり言い過ぎると褒め殺しになってしまいそうで怖いのですが(笑)、新境地に達した、と言ってしまっていいのかも、と思うぐらいです。言い過ぎかどうか、それはもう皆さんの目で確かめて頂くほかありません。

あと、私も協力させて頂いた「ヒミツ企画」なんですが、自ら携わったのにもかかわらず、同人誌でこんな企画はぶっちゃけあり得ないだろう、と思わずにいられません(笑)。ささやかながら微力を尽くしたつもりではありますが、果たして読まれた方がどうお感じになるか……。楽しんで頂けたのなら「中の人」としっとさんのおかげですし、もしそうでなかったのなら私の責任ですので……。

何はともあれ今回の「ほのたん新装版」は、私にとっても思い入れの深い本となりました。当日は私も会場におじゃましていると思いますので、ぜひ一人でも多くの方に手に取って頂きたいと、切に願わずにはいられません。それだけの価値は十二分にあると確信しています。