2006年12月16日

「MUSASHI ―GUN道―」制作者インタビュー

三才ブックスさんから、15日に発売されたおたくムック「現代視覚文化研究」の献本をいただきました。というのは、実はちょっとした文章を2本ほど書かせてもらったものですから。真っ先に読んだのは、予告を見た時から気になっていた表題の記事。菅谷信行プロデューサーと木下ゆうき監督、それぞれ個別に話を聞いています。いやー、素晴らしい。この記事が世に出たという一点だけでも、このムックの価値は計りしれないと思います。もちろん他の記事も、未読ながら面白そうなものばかりですが。

内容は、「第1話の制作期間は2週間しかなかった」(菅谷)、「(海外から)上がってくるのがV編の日ですから。次の日が放映です」(木下)等々、すごすぎる発言のオンパレード。これ、アニメ業界にかかわる人にはぜひ読んでほしい(笑)。業界事情が変に分かっていると、つい自主規制しちゃいそうなことまで、赤裸々に活字になってます。その反面、仔細に見ていくと、事情を知らないであろうがゆえに、発言者の意図を正確には伝えていないとも思われる文章もあるにはあるのですが。

全体を通じて浮かび上がってくるのは、プロデューサーのイケイケ的な威勢のよさと、一種の諦念すら感じさせる監督の誠実さ。そうとはっきり書いてあるわけじゃないけど、言外にそういうニュアンスを感じさせるのは、インタビュアーと編集者の力量のたまものなのでしょう。あのようなアニメが作られ、放送されてしまった背景を知るうえで、貴重な当事者の証言であり、資料です。

本当は、こういう“ジャーナリスティック”な仕事こそ、しがらみのない一般紙とかでやるべきだと思うわけで、率直に言うと先にやられてしまったのが非常に悔しいのです。この前やったアニメ連載でも、格好のネタになったでしょうし。ただ、単純な誤字脱字がやや目立つのは、いくら突貫作業だったのだろうとはいえ、ちょっと残念。それはおくにしても、やはりこれはいい仕事でした。

あと、自分が書いたのにも少し触れておくと、「女装少年に首ったけ!」というタイトルは、依頼を受けた時についていた仮題そのままで、私が考えたわけじゃありません(笑)。しかし、当初原稿から200字ほど短くなっているとはいえ、この長さだとやっぱりいろいろ言い足りないなあ……。一応、その辺のことは冬コミの本で書こうかと思案しているのですが。ちなみにコミケ71、見通しがついたらきちんと告知しますが、今回は1日目(29日)の金曜日、東E37b「直言兄弟」で参加予定です。

もう一つは、「ガン泣きアニメ1246秒の奇跡」というコーナーで、無印プリキュア8話のことを書きました。うーん、もっと熱く語るべきだったかなあ。

Posted by fuku at 08:43 | otaku | トラックバック (0)
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