こちらでは4か月近くのご無沙汰でした。放置しすぎて千数百件もたまったトラックバックスパムを削除するのが大変でした……(汗)。で、あまりに放っておくのも忍びないので、ここ1か月ほどのmixi日記から、表題に関係ありそうな部分――基本的には純粋に感想に関する所のみ――を抜き出してみました。具体性に欠ける辺りは、ご想像にお任せします。あと、あくまでも一個人としての感想であることを強調しておきますので、その辺はご理解下さい。
★2006年06月27日 あす夕刊のPop Styleは細田守さん(下)
独白形式のインタビュー記事がメイン。雑誌のロングインタビューなどには質量ともに及ぶべくもありませんが、エッセンスを凝縮したつもりです。あくまでつもり。
「時かけ」見てきました。傑作。今後何度となく見返すことになるであろう、これが記念すべき第1回目ということになるかと。
対談やインタビューや雑談でうかがったことのあれこれに得心。やはり一番気になるのは、10代の人がこれを見てどう感じるのか、ということ。
★2006年06月30日 某試写を見てきました
何の取材もしてないし原作も読んでないし予備知識もほぼなしの状態で見ましたが、一本の映画として面白いと思いました。「人と竜はひとつになる」ってそういうことだったのか!
願わくは、スタジオ某がホート・タウンのようになりませぬよう。
★2006年07月07日 きょうの新聞とか
「時かけ」、6日に初号後最初の試写会があったということで、各所で感想が上がってますね。気になってあちこち巡りましたが、否定的評価をほぼ見かけなかったのはまずもって驚嘆すべきかと。絶賛から称賛、感動、号泣等々、濃淡や表現は様々ながらも、一様に見て良かった、という気持ちが伝わってくるものばかりでした。やはり、作品そのものこそが何よりも雄弁ですね。
自分の人生観や生き方に影響を及ぼした映画は、実は自己紹介の「好きな映画」に挙げてある作品なんですが、この「時かけ」を10代の時に見ていたら、間違いなくここに並んでいたと思います。この映画を10代で見られる人が本当にうらやましい。
★2006年07月08日 じゅ~ぅすぃ~~~(笑)
きょうの赤ずきん第2話が、1話に比べて格段に良くなっていたような気が。これなら十分見続けられるし、ひょっとしたら子供受けしそう? とにかくこれに尽きますよ。「じゅ~ぅすぃ~~~」。はやったりして(笑)。
ゆうべは、やっぱり完成版が見たかったので、「時かけ」完成披露試写会の2階席最後列に潜り込み。奥華子さんの歌には間に合わなかったけど、皆さんの舞台挨拶は聞けました。
一度見た後だと、もう序盤のせりふから琴線に触れまくって涙腺緩みまくり。最初は分からなかった部分に気付いて、その緻密な計算ぶりにうなることしきり。しかし、中野ZEROは音響が悪くて、せりふに聞き取りにくい所がいくつか。ちゃんとした劇場なら大丈夫だと思いますが。
★2006年07月14日 勇敢な物語を見た
ネタバレはなしで。
六本木ヒルズだと木曜からレイトショーをやってることを知ったので、今晩22時ごろからの回を見に行きました。率直に言って、自分にとってはショタ萌えアニメでした(笑)。ワタルはかわいいわ、ミツルははかなげだわで、もうきゅんきゅんしまくり。某作品(笑)の公式サイトトップに「<腐>女子の好物もいっぱいつまった愛らしい作品です」という推薦文が出てますが、その言葉はこちらの映画にこそふさわしい、と力説したいぐらいです。
で、やっぱり巷間言われているような物足りなさも感じたりはしたわけではありますが――何でそこでもっとこうしないんだ、とか――、これはこれできちんとアニメーション映画として一つの商品にはなっていると思います。千明監督は「プロの仕事」をしたと言ってもいいのでは。払った1800円が惜しいとは思いませんでしたし、値段分は楽しませてもらいました。
アニメーション監督に、表現したい「思い」とそれを表現するための「技術」があるとするならば、これは「技術」があって「思い」が満たず、あれは「思い」が先走って「技術」がついていかず、そして「時かけ」は「思い」と「技術」が高い水準で結びついた、と。というわけで皆さん、15日公開の「時かけ」を見に行きましょう。それが結論かよ(笑)。いや、でもこの3作品で、一番子供に見てもらいたいのはやっぱり「時かけ」だよなあ。
★2006年07月21日 「萬世流芳」を見た
本日、一年前のリベンジを果たしてきました。
東京国立近代美術館フィルムセンターで現在、「アンコール特集:2005年度上映作品より」という企画をやってまして、去年は満席で見られなかった李香蘭(山口淑子)出演の「萬世流芳」を、ようやく見ることができました。
19世紀、阿片を厳しく取り締まった林則徐の物語。内容に関しては、「阿片はいけない」という啓蒙的側面も強いものの、俳優は美男美女ぞろいだし、物語も想像以上に良くできていて楽しめました。さすがに151分は長く感じましたが……。
何より、これまでCDでさんざん聴いていた李香蘭歌唱の「売糖歌」「戒煙歌」を、初めてスクリーンの映像とともに聴けたのに感動。
この映画は1942年の製作当時、対英のアヘン戦争を反日抗争とだぶらせて見ることも可能だったわけで、満映の国策映画にばかり出ていた彼女がこういう映画に出たという意味でも画期的な作品だったのです。
去年見た人の感想がよくまとまっているのでご参考までに。
http://anchor.way-nifty.com/holadeck/2005/08/post_41ec.html
あと、日本語字幕を担当したのが、大学時代の教養クラスの担任だった刈間文俊先生でした。これは半ば予想してたのですが。
★2006年07月21日 明晩、幕張、時かけ
あす22日夜は、シネプレックス幕張まで「時をかける少女」を見に行く予定です。
なぜ幕張か。あすから一週間、19:15からの回に限っては、最新の音響システムを備えたスクリーン「シネマ9」で上映されるということで。音響へのこだわりもこの映画の大きな魅力の一つであると思うので、やっぱり良い設備で堪能したい、と思いまして。
あすからは札幌や関西、広島、福岡でも公開が始まるようですので、そちら方面の方々、ぜひぜひご覧下さい。公式ブログによると、公式ガイドブックももう出てるんですね。買わなくちゃ……。
「時かけ」に関してはいろいろ語りたいことがありつつも、いろんな人が語ってくれてるからもういいや、という気分に実はなってます(笑)。ただ、個人的に一番うれしいのは、初めて何の留保もなしに人に薦められる細田作品が誕生したこと、です。
今までの作品は、やはり「デジモン」や「どれみ」など、原作の設定や背景をある程度理解していないと作品そのものの魅力が分かりにくかったと思うのですが、これに関しては予備知識なしの人間にも「とにかく見ろ!」の一言で済ませられるという(笑)。
細田ファンならニヤリとさせられる表現やシチュエーションもてんこ盛りですが、それは単なるファンサービスではなく、きちんと作劇上の必然性を伴っているので、未見の人は普通に鑑賞できるわけで。その意味で、以前にブログで書いたように
http://blog.yomiuri.co.jp/popstyle/2006/06/all_about_5e85.html
「現時点での細田さんの集大成というか、将来的に細田さんのフィルモグラフィーを見渡した時にマイルストーンとなるような作品」と思うわけです。
感想として、「テレビアニメのよう」「もっと短くまとめれば良かったのに」などの声も散見するのですが、今回の細田さんが目指したのは、いかにも映画らしいスケール感にあふれた「大作」ではなく、あくまでも一人の女子高生の心境の変化を描き切る「小品」であったのだろう、と思うのです。「小品」に対して「大作じゃない」と言っても詮ないことじゃないか、と。
果たして細田さんにそうした「大作」を作り上げるだけの力量があるのかどうか、それは今回の作品では推し量れないでしょう。前回の「ワンピース」で垣間見せたような方向性は、今後手がけていく作品群で発揮してくれるのだろう、と勝手に期待しています。
あと、公開館数の少なさは私も残念に思うのですが、恐らく今回の制作体制で一番重視されたのは、細田さんに可能な限り思う存分好き勝手やってもらうこと、だったのではないか、と。テレビ局の出資が入っていないことも含めて。公開時の成績が悪くても、作品自体が魅力的ならば後世まで語り継がれていくのは、「カリ城」などの例を挙げるまでもないでしょう。
結論としては、ブログで書いたこととも重なるのですが、今回の「時かけ」は「アニメーション映画監督・細田守の出発点」と位置づけたいな、と。細田ファンにとっても、「時かけ」はある意味では「想定の範囲内」だったでしょうし。逆に言えば、これからどんな世界を見せてくれるのか、によって真価が問われてくることになるのでしょう。
それはそれで楽しみなのですが、今はとにかくこの「時かけ」に出会えた幸せの余韻に浸っていたい気分です。何か「もういいや、という気分」とか書きながら、やっぱり語り始めると止まりませんね(笑)。あー、あしたが待ち遠しい。
★2006年07月26日 幕張で「時かけ」を見た22日
前の日記で書いたように、シネプレックス幕張まで「時をかける少女」を見に行ってきました。 22日から28日までは、19:15からの回がHDCSという最新鋭の音響システムを備えたスクリーンで上映されるということで、それが目当てでした。
見るのは3回目でしたが、過去2回とは本当に音響が段違いで驚きました。例えば最初の理科室のシーン。隣からする物音が、あんなにいろいろ入っているとは今まで全然気付いてませんでした。臨場感抜群で、細田版「時かけ」の真の魅力を味わえた気分です。
公式ガイドブックの「NOTEBOOK」、25日にようやく買えました。まだあんまり目を通してませんが、一つだけ触れておくと、これに収録されている筒井さんと細田さんの対談は、6月21日夕刊に掲載したのと同じ時のものです。「NOTEBOOK」のライターさんと私が一緒にお話をうかがったんですが、内容の取捨選択やまとめ方の違いなど、読み比べてみると面白いかもしれません。
★2006年07月28日 飲んだ27日
27日夜は、お誘い頂いて編集者の方々の飲み会@下北沢へ。ちょうど直前にテアトル新宿で「時かけ」を見てきたばかりという方がいらして、その話で大盛り上がりに。周りの漫画家さんからも評判が伝わり始めてきていたそうで、ご本人も大絶賛。「変わらないもの」がかかった辺りから最後まで泣きっぱなしだったとか。
「時かけ」コミカライズ版を読みました。芳山和子に関して映画版にはない描写があって、ちょっとじんわり来ました。映画での彼女の描かれ方に食い足りなさを感じた向きは、目を通してみてはいかがかと。
★2006年08月02日 久々にホスト部を見た
ここしばらく本当にアニメを見てなくて、ホスト部も何話ぶりだか。ハニー先輩とツンデレ弟の回。無理して漢気ぶるハニー先輩がキュートすぎてたまりません。DVDももう第1巻が出てるんですよね。買いに行かなきゃ……。
あ、土曜朝のPPGZ、赤ずきん、ふたご姫は何となく結構見てるんですが、どれもこれも真っ当な女児向けアニメとしてはそれぞれ違うベクトルでゆがんでますね(笑)。個人的には赤ずきんのゆがみ方が好みですが。
Posted by fuku at 06:02 | animekansou | トラックバック (1)