2005年08月29日

先日の夕刊

「同人誌『直言兄弟』完売!」なる見出しが躍る紙面を見た時、我ながら様々な感慨が心の奥底からわき起こりました。まずはこの場を借りて、素晴らしい表紙を描いて下さったモエモエカフェのしっとさん、素敵な原稿を寄せて下さったゲストの方々、そしてコミケ当日のお手伝いや記事掲載などにあたって、ご理解とご協力を賜った各方面の皆さまに、心より御礼申し上げます。

昨年1月に、月1回の例の紙面を始めた時に考えていたコンセプトは、「おたくが作るおたく文化の紙面」でした。昨年5月のメイド喫茶や同12月の秋葉原など、いわゆる一般的なマスメディアの中では、それなりに早い時期に紹介してきたのではないかという、ささやかな自負は抱いたりしております。

今や、「萌え」やら「アキバ」やら、多くのマスメディアでかなり頻繁に色々な特集が組まれています。本当は喜ぶべきことなのかもしれませんが、内容を見ると、必ずしもありのままの姿を伝えていなかったり、本来の姿を歪めて伝えてしまったりしている例が、ままあるのも事実です。7月の紙面でも書いたのですが、「現状は、おたく的なものの拡散による誤解の増幅に過ぎないのでは」、という気すらしています。

そのような伝え方と一線を画する意味も込めて、我々が選択したのは、マスメディアの中にいるおたくが、評論家的立場からではなく、自らのおたくとしての有りようを積極的に表に出しながら伝えていこう、という道でした。今回のコミケサークル参加体験記も、その道を突き詰めていった上での、一つの取り組みでもあるわけです。種々ご意見も頂戴しておりますが、以上のような意図をお酌み取り頂ければ幸いです。

そして、今回の記事について一つ補足しておきたいのは、「サークル参加」のことを単に「参加」と書いてしまっている部分がある、という点です。コミケになじみのない読者に分かりやすく伝えるために、「本を作ってコミケで売る」ことを敢えて「コミケに参加する」と表現しています。しかしこれは、コミケが発信者たるサークル参加者、受け手たる一般参加者、及び準備会の三者によって構成される交流会であり、すべての参加者が平等にコミケを形作っていく、という理念を否定するものでは毛頭ありません。

何より、10数年にわたって一般参加を続けてきた私自身、受け手として参加する魅力をそれなりに理解しているつもりです。ただ、初めてサークル参加してみて、全く新たな世界が開けたのも確かです。私も今回のようなきっかけがなければ、恐らく一生サークル参加することはなかったでしょう。というわけで、未経験の方にも一度はサークル参加してみることをお薦めする次第です。

私的なコミケでの購入品なども、時間があれば別途紹介していきたいと思います。サークル参加でしたので会場を回ってる時間は普段より短かったのですが、今回も良い本にたくさん出合えました。

Posted by fuku at 23:57 | otaku | トラックバック (0)
コメント

初めまして。如月 聖と申します。26日の夕刊で記事を見つけました。
もっと早く存じていればお邪魔したかったのですが・・・残念です。
自分、千葉県にある御社の販売店で勤務する者です。同じ業界でお仕事させていただいております。
これからも、楽しい記事をお願いします。私も営業として頑張ります。
では、失礼いたします。ごきげんよう・・・。

Posted by: 如月 聖 at 2005年08月30日 23:17
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