作画に心を乱されてはいけません(笑)。かなり考えて作られていると思いますよ、これは。少なくとも1年目が始まった時に比べれば。
全体の流れとしては1年目と同様、二人がプリキュアに変身して悪い奴をやっつける、というフォーマットを踏襲してますが、ひかりという異分子の投入によって、微妙に不安定感が醸し出されていました。アカネさんが操られて(?)ひかりをいとこだと思い込む、なぎさとほのかが抱く違和感、そして何よりひかり自身が自分が何者だか分からない不思議な存在、という描写。メインターゲットに対して、徐々にひかりというキャラクターに慣れていってもらおう、という配慮がなされているように感じました。
ひかりのシャイニールミナスへの初変身は、どうやら第5話ぐらいになりそうですが、何も販売戦略だけでもったいぶってるわけじゃなくて、やはり小さいお友達になじんでもらうためには、それぐらいの移行期間が必要になろうというものです。
その点、無印のフォーマットからマックスハートのフォーマットへのスムーズな移行が求められるわけですが、今回は長老らとの会話の中やメップルのお食事で、設定のおさらいもきちんとしてましたし、当面のプリキュアの目的が念押しされて分かりやすかったのではないか、と。でも、メポミポの形が変わったのもその影響だ、はさすがにこじつけっぽいですが(笑)。
そして第1話と同様、なぎさとほのかが1年間を通じてきちんと成長したんだ、ということが分かる描写もあって大変良かったです。なぎさが赤くなりながらも藤Pと臆せず話しているのを見て、ああ、1年前は真っ赤になって何もできなかったのになあ、と思うと胸が熱くなりましたよ。さすがは成田良美さんの脚本というべきで、こういう乙女心のさりげない描き方がうまいなあ、と。このシーンは、なぎさを冷やかすほのかに非常に萌えます(笑)。
あと、シークンがさっそく、この手のアクションものには必須の解説者的存在になりつつあるようで。要はクリリンですね(笑)。むしろ無印にいなかったのが不自然なぐらいで、より安定感のあるフォーマットの成立に貢献してくれるような気がします。無印では何だかお話が迷走している感覚を抱くこともありましたが、マックスハートでは序盤に物語の形と目的をしっかり確立させて、より安心して見ていられるシリーズになってほしい、と期待しています。当面は、初のルミナス変身へとつなげていく第3、4話の出来が気になるところですが。
というか、こんな駄文よりは、ぜひいずみのさんの素晴らしい考察を読んで頂きたい。私も影響を受けまくってますので。前にも紹介しましたが、『ふたりはプリキュア』終了後のまとめ(その1)(その2)(その3)。大きいお友達が取るべきプリキュアへのスタンスとして、もう何も言うことないですね。ただ、ここにとどまって安心することなく、各自がそれぞれのプリキュアへの見方を広げていくべきですが。続きも早く読みたいです(笑)。
最後に、洋館の少年萌え(笑)。
(追記)
上で書いた「初のルミナス変身へとつなげていく」過程とは、言い換えればひかりとポルンがパートナーとしての絆を築いていく過程ということです。無印の最後で、唐突ながら番人とパートナーになってしまった(笑)ポルン。しかもポルンにとってひかり(=クイーン)は全く知らないわけではなく、どこか懐かしささえ感じさせる存在のはずです。両者の出会いと結び付きをしっかり描くことによって、無印では2対3と不安定だったキャラとマスコットの関係が、3対3で安定したものになり、水戸黄門状態を現出させてほしいなあ、と(笑)。マンネリは決して悪いことではなく、盤石なるマンネリの上に魅力的な物語を紡いでいってほしい、ということです。無印では、毎回毎回をこなすのが精いっぱいで、マンネリにすらなれなかったのだと思うのです。なので、マックスハートでは序盤でしっかり基礎固めをしてほしいなあ、と。