というわけで、毎月恒例のあの面、出ました。私もついでにいろいろ萌え四コマの雑誌や単行本を読ませてもらいましたが、うーん、個人的にはピンと来るのがあんまりなかったような気が。こことかこことかでも書きましたが。
その中でいいなあ、と思ったのが、刻田門大「てんちょおのワタナベさん」。これをネタにした某同人誌が大変良かったので、前から読もうかどうしようか迷っておりまして、ちょうどいい機会でした。ワタナベさんがかわいいのはもちろんのこと、ちゃんと面白いですし。
やはりこの分野、というか私にとっては萌えに限らず四コマ漫画全体で、なんですが、あずまきよひこ「あずまんが大王」に尽きるなあ、と。四コマではありませんが「よつばと!」では、さらなる高みに上ってしまわれて戦慄しっぱなしですよ。最新刊の3巻を読んで、描き手としてもだいぶ慣れてきてしまったのかな、と驚きの中にもやや物足りなさを感じたのですが、最後の最後でやってくれました。そういう手で来るか! 脱帽です。
そしてOVA。「トップをねらえ2!」は一見の価値ありですよ。前作の1話から6話への飛躍を考えると、今回の1話がこれだけのレベルだと、6話ではどこまで行ってくれるのかというのが楽しみになります。
それよか、本当は「おジャ魔女どれみ ナ・イ・ショ」についてもっと語りたかったんですよね。脚本をはじめ、さすがに時間をかけただけあって良質な仕上がり。それに、例えば第1話みたいに男の子の気持ちをメインで描くなんて、レギュラーの地上波放送ではやりにくかっただろうと思うわけで。クラスメイト全員の設定を綿密に作っている「どれみ」の世界が表現しうるポテンシャルを、見事に生かしているなあ、と感服しました。ペイパービューは見られないんですが、DVDは今後も買い続けます。
で、短歌ですが、今回のカラン卿の短歌魔宮で紹介されている、しんくわ氏の作品が素晴らしいです。
第3回歌葉新人賞を受賞した、 「卓球短歌カットマン」。
味わい深いですねえ。何て言うか、(いい意味で)馬鹿っぽくてナイーブな学生生活がありありと浮かんでくるようです。短歌ってこういう世界も表現できるんだと、言葉の持つ力を改めて思い知らされました。何だか力業っぽくも見えますが、「酢豆腐」みたいな落語由来の言葉をサラリと使いこなしてる――私もある方の指摘で初めて気付いたのですが――辺り、深い教養に裏打ちされた世界と言うべきでしょう。個人的には、5首目の生々しさがたまりません(笑)。
こういうのを読むと、触発されて自分でも短歌っぽいものが作りたくなってきますね。え~っと、う~んと……
「正念場」と聞けば「少年場」と脳内変換する締め切り間際の午前3時
_| ̄|○
……どんな場だよ、それって……。つーかほぼ実話だったりして(笑)。
Posted by fuku at 08:02 | manga , otaku | トラックバック (1) しんくわさんの作品、くりかえし読んでいると、じつに味わいがあります。ぶっきらぼうに作っているようで、かなり計算して作られていますよね。結句の「だ」の繰り返しとか。
ボクもむかし卓球部でした(笑)。オタクと卓球は親和力があるんでしょうか。
来年には歌集が出るでしょうから、楽しみです。
おお、卿自らのお出まし恐縮です。ゲラを拝読してからすぐに読みに行きまして、感動しました。固有名詞の使い方なんかもすごいと思いました。私も歌集、入手したいと思ってます。
>ボクもむかし卓球部でした(笑)。オタクと卓球は親和力があるんでしょうか。
おお、そうだったんですか。でもいろんな部活の短歌も読んでみたいですね(笑)。
Posted by: fuku at 2004年11月28日 22:51