2003年12月25日

「雲のむこう、約束の場所」とか「げんしけん」とか最近買った漫画とか

いよいよ、「雲のむこう、約束の場所」の公開が来年秋に決まったようで。新海誠氏のサイトCWフィルムのサイトでも告知されましたね。何はともあれ、楽しみです。「アフタヌーン」では「ほしのこえ」の漫画連載も始まるようで、こちらも期待大。しかし、吉岡秀隆さんが声を当てるのか・・・。もうちょっと早く分かっていればなあ。

未読なら、「げんしけん」はお勧めだよん>>福タン

実は、「アフタヌーン」は、前に言及した「コミックビーム」とともに、大学生のころから毎月必ず購入している唯二(という言い方があるかどうか分かりませんが)の月刊漫画誌なんですが、「ビーム」と同様、最近は中身をちゃんとチェックし切れてなくて・・・。実は「げんしけん」も、単行本も第1巻から買っているのですが、いまだにきちんと読んでないという。アニメ視聴と同様、「積みゲー」ならぬ「積み漫」がどんどんたまってしまっている状態で、もうどうしてよいのやら。

その中でも、奇跡的(?)に読めた漫画単行本の感想などを、ここ1、2か月に買ったものから順不同で。

「ぼくは、おんなのこ」(志村貴子、エンターブレイン)
順不同と言いつつ、いきなり早売りで今日買ったやつから。上の「ビーム」の時にも書いたように、表題作を初めて読んだときは相当衝撃を受けました。改めて読みましたが、どこがどう、とは言えないんだけど、作品全体から醸し出される、ほんわかした中にも、退廃的でありつつ前向きな雰囲気(よく分からない)がやっぱりたまらなく好きです。こっち系の話にひかれるのは、前にも書いたように、「ヒロインくん」以来のトラウマなんだろうなあ。表題作以外の作品は未読なので、追い追い。

「今日の5の2」(桜場コハル、講談社)
もう各方面で語り尽くされているような気もしますが。はっきり言ってこれはエロい。直接的な描写そのものってわけではなく(かなり際どい部分もありますが)、恐らく作品中のシチュエーションが喚起するものと、読み手のかつてのフラストレーション、というか妄想とが絶妙に結び付いて、エロエロ中枢を刺激するんだろうなあ。絵柄の魅力も大きいです。

「ラブロマ」第1巻(とよ田みのる、講談社)
このほのぼの感は何物にも代え難いですね。純粋真っすぐすぎる星野くんと、それに圧倒されつつも次第にひかれていく根岸さん。このカップルの魅力もさることながら、脇のキャラがみんな立ちまくっているのがすごいです。祝祭感に彩られた高校生活というものが、これ以上はないというほどリアルな感覚を伴って伝わってきます。

「サムライジ」第1巻(原作・倉田英之、漫画・山田秋太郎、秋田書店)
行きつけの某S書店T支店に「R.O.D―THE TV―を楽しく観ている人は絶対買いです!!」というポップがあったので購入。確かに、漫画版無印「R.O.D」――これも読了済みですが感想は追って――と同じコンビではあるのですが、何ていうか、「少年漫画」を意識しすぎの感がなきにしもあらず。面白く読めたのではありますが。むしろ今の少年向けとしては、これぐらいけれん味たっぷりでちょうど良いのかなあ。

「みのりの日々」第1巻(井上博和、少年画報社)
近藤るるる氏チックな絵柄にひかれて思わず表紙買い。内容も水準には達していて、みのりちゃんはかわいいしおじいちゃんはマッドサイエンティストだし、毎回繰り返される見開きギャグとかも面白いんですが、全体として何となく「もう一歩」感がつきまとってしまうんですよね。ただ単に自分の波長と合わないだけなのかもしれませんが、もっと大化けする可能性も秘めているのでは、という気はします。

「散人左道」第1巻(水上悟志、少年画報社)
これは第1話を立ち読みして即買い。こういう伝奇もの系は、若かりしころに高橋留美子氏の短編や「人魚」シリーズにはまって以来、竹内桜氏の「特命高校生」とか宇河弘樹氏の「朝霧の巫女」とか――もっとあるはずなんだけど思い出せない――大好きなんですが、これもはまりました。文句なく面白いし、漫画の見せ方も手慣れていてうまいです。上に挙げた作品が好きな方にはお勧めです。

で、伝奇ものと言えば外せないのが

「蟲師」第4巻(漆原友紀、講談社)
前にもちょっと書いたんですが、今、お気に入りの、あるいはお勧めの漫画を一つだけ、と言われたら迷わずこれを挙げます(最近では「ふたつのスピカ」――これも既刊は読了済みですが感想は別途――が自分の中で追い上げつつありますが)。一編一編の構成の見事さにはうなるしかありません。何というか、全体的な「蟲師」の世界が確固と存在して、作品の一話一話はその断片を切り取ってきているだけ、という感覚を抱かせるのは、作者の尋常ならざる力量から来るものなのでしょう。

まさに24日に発表された平成15年度文化庁メディア芸術祭で、マンガ部門優秀賞を受賞したのも喜ばしい、というかむしろ遅すぎたぐらいで。

あと、最後にこっそりと

「電撃萌王」第8号(メディアワークス)
早売りを買ってしまいました。「電撃萌王」を買ったのは実は第1号以来ですが、目的は当然ながら「週刊わたしのおにいちゃん」のプレビュー版フィギュア。まだ組み立ててはいないんですけど。すでに本編全5巻は、ポスターがつくというのでこれもよく行く某H林堂書店T店で予約済み――「もえたん」の教訓も踏まえて――なのですが、アニメイトの特典がつく通販も誌面に載っていて、こっちも申し込んでみようかとふと思ったり。

それより何より、巻頭の「THE ART OF YUG」には萌え死にました。これも前に書いたんですが、YUG氏の絵は本当に私にとってストライクど真ん中で。大判でこれだけ氏の絵が堪能できるとは、まさに至福の極致であります。

Posted by fuku at 03:26 | anime , manga | トラックバック (1)
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