2003年12月18日

「萌え」に関するメモ

ちゃんと更新している暇がないのですが、ちょっとだけ。

以前、「おたくとは何か~『萌え』の意味」「おたくとは何か~『萌え』の意味ふたたび」とかで「萌え」について言及して以来、自分の手に余ることもあって放置状態でしたが、何とはなしに検索していて、心に響く記述を見つけました。

たそがれSpringPointさんより、「"萌え"の概念(The Concept of "MOE")」。

「"萌え"とは対象への到達不可能性による絶望が予め自らの内に含まれた渇望である。」

簡潔にして当を得ているように思います。私がかつて「萌え」の意味として書いた「意識的にせよ無意識的にせよ、主として性衝動を根源とする欲望の対象となる、高度に記号化・抽象化された存在に対し、それが不可能であると知りながら、むしろ不可能だからこそ、常にともにありたいと希求する心の状態。」よりは数段分かりやすいでしょう。

「萌え」と性的なものを分けて考えている辺りは、私とはちょっと見解を異にしますが(「性的関係」ではなく「性的欲求」は対象が存在しなくても成立すると思いますので)、この説明自体は非常に見事だと感じました。

Posted by fuku at 00:41 | otaku | トラックバック (0)
コメント

こんにちわ。
ちょっと思い付いた事があったので
書き込ませてもらいました。
(本当に単なる思い付きなのですが…)

>「"萌え"とは対象への到達不可能性による絶望が予め自らの内に含まれた渇望である。」
この定義だけを聞くと「神様」とか「女神様」への思いを
語ってるように思えたのです。

念のために言うと
変な宗教論を語ろうというのではありませんよ。

でわ。

Posted by: 越後屋 at 2003年12月21日 18:14

どうもです。

>この定義だけを聞くと「神様」とか「女神様」への思いを
>語ってるように思えたのです。

あー、実はそれに近いものがあるのかも、という感覚は私も抱いています。最初に「萌え」について書いた「おたくとは何か~『萌え』の意味」
http://www.fukudiary.com/mt/archives/000180.html
でも引用しているんですが、

「『萌え』とは、自分が神性を感じた存在への信仰のことである。」
http://www2u.biglobe.ne.jp/~siren/scrap/note12.htm
という定義もありますし。

実のところ、「萌え」とは個々人の内面にしか存在しないもので、いくら言を尽くしても、言葉による完全な説明は不可能なのかもしれません。そこにどこまで迫れるか、あるいは最大公約数的なものを導き出せるか、が目指すべきところなのかな、という気がしています。

Posted by: fuku at 2003年12月23日 02:07

Fuku様

>「『萌え』とは、自分が神性を感じた存在への信仰のことである。」
そういえば、「篤い信仰心をもつ修道女程、神に対して
性的欲求を覚える」
という、どこかで読んだ文章を思い出しました。

以外と萌えって昔からあるのでしょうか?

>実のところ、「萌え」とは個々人の内面にしか存在しないもので、
これを言ったらお終いでしょうが、何事につけ
そういった傾向はあると思いますよ~。
萌えは特に内面での比重が高いという事なのでしょうか?

でわ。

Posted by: 越後屋 at 2003年12月23日 14:01
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