2003年09月12日

「明日のナージャ」第31話~「ナージャ」と「どれみ」~漫画版「明日のナージャ」第1巻

今やほとんど週で唯一の感想になってしまった「ナージャ」さえ、こんなに遅れてしまうとは・・・。その代わりというわけではありませんが、感想以外のネタも多めでいきます。

今回は、アーベルの過去が明らかになったお話。ナージャのお母さんの日記がすらすら読めたりと、本当はインテリなんだろうなあ、と思っていたのですが、やっぱりお医者さんだったんですね。今まで「何で団員を掘り下げる話をもっと早くやらなかったのか」と度々書いてきましたが、今回の話について言えば、冷静沈着だったはずのアーベルの意外な一面をナージャが知るという意味で、アーベルの人となりを知る時間が必要だったと解釈できるので、その指摘は当てはまらないかもしれません。

演技中、観客の中のかつての妻子に気づき、動揺して失敗するアーベル。ナージャや団員たちに対しても、高ぶった感情をむき出しにしてしまいます。妻子と別れたのにも、つらい、やむを得ない理由があったのですが、結局、すでに再婚した妻と子の幸せを壊したくないと、アーベルは名乗らずに立ち去ります。

何より、冒頭でアーベルが彫っていた、父親の顔がないくるみ割り人形の使い方が非常に効果的で、最後、アーベルが息子に新しい父親の顔が入った人形を渡すシーンでは、アーベルと、元の夫に気付いた妻の気持ちが痛いほど心にしみて、思わずじーんときてしまいました。EDクレジットで、アーベル役の山崎たくみさんをトリに持ってくる配慮もうれしかったです。

次回のエジプト編では、ローマでひどい目に遭った(?)クリスチャンが、当時の予告通り再登場ですね。あの指輪には神秘の力でも隠されているんでしょうか(笑)。

今回の「また見てね」のナージャもとてもかわいかったのですが、ときたま現れるあの絵柄は、どうやら今回の演出の一人でもある中尾幸彦氏の手によるもののようですね。違っていたらごめんなさい【9月17日追記:どうもこの時の「また見てね」の原画は、漫画版の作者でいらっしゃるあゆみゆいさんが描かれたようで。大変失礼しました】。ちなみに、ED提供のバックのナージャと黒バラは、確か第2話のカットだったはず。

それにしても、OPとアイキャッチがリニューアルされましたが、OPで傘と万華鏡、アイキャッチでタイプライターとミシンですか・・・。おもちゃを売らなくてはならないのは分かるんですけどね・・・。

前に書いたように、バレエを習っていて「ナージャ」が大好きな小一のお嬢さんを持つ知人女性がいまして、彼女によれば、「ナージャ」のおもちゃの売り方は「どれみ」に比べれば明らかに下手だ、とのことでした。まあ、おもちゃが作りにくい話ではあるんですが。

最近の展開についても、やっぱりお嬢さんはちょっとついていけてないみたいで・・・。周りのお友達も、「ナージャ」は習慣で見てはいるようなのですが、人気は「どれみ」には及んでいないようです。

「ナージャ」と「どれみ」の一番の違いは、「ごっこ遊び」ができないこと、なのだそうです。女の子同士で遊ぶ時、「どれみ」なら、いろいろなタイプの女の子の登場人物がいるので、みんなが誰かの役になり――時には役の取り合いになったりして――、様々なシチュエーションを考え出して楽しめるわけですが、「ナージャ」に出てくる女の子はほぼナージャだけで、そういう遊び方ができない、というんです。なるほどなあ、と膝を打ちました。

ここまで来てしまえば、もう子供の目先の人気をとろうとかあれこれ考えることなく、今の路線を維持して、アニメとして質の高い作品を残してほしい、と思います。長い目で見れば、その方が財産にもなるでしょうし。

あと、先日やっと、漫画版「明日のナージャ」第1巻を買って読みました。これいいですね~。繊細なタッチのあゆみゆいさんの絵が素晴らしく、特に等身の低いナージャの絵がかわいいです。

お話も、アニメの第1話から第13話(ナージャとフランシスのキス)までがバランスよくまとめられていて、単体の少女漫画としても非常に質の高い仕上がりになっています。アニメの「ナージャ」好きには諸手をあげてお勧めできるでしょう。

しかし、原作の「東堂いづみ」氏からのメッセージが載っているのにはちょっと笑ってしまいました。これってやっぱり関Pあたりが書いていらっしゃるんでしょうかね。

こうやって少女アニメを見たり少女漫画を読んだりして喜んでいる自分も、きょうで32歳になります・・・。自己を省みて恥じるところは全く、いやほとんど、というかそれほどはないのですが、何の成長も自覚できないままいたずらに馬齢を重ねるというのは、やはり焦りを感じるものです。まあ、とりあえず前を向いて歩いていきましょう。

Posted by fuku at 03:07 | nadja | トラックバック (0)
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