今回のコミケは、2日目の16日、3日目の17日に出掛けました。2日間にわたって行ったのは久しぶりでした。16日は午後からのこのこ出ていって、ちょっと回ったらもう撤収し始めるところばかりで、あまり同人誌は買わなかったのですが、惹かれた本をいくつか紹介。
・「細田守の基礎知識?(第三版)」(どうかんやまきかく)
細田氏とその周辺の紹介本としてはかなり有名(ご本人も読んでるぐらいですから)で、前から読みたいと思ってました。今回、2日目に出掛けた最大の動機がこれです。氏の演出作品を網羅した詳細な解説を始め、関連資料紹介など充実した内容。特に、「細田守と交通標識」「細田守と飛行機雲」の考察にはうなりました。あと、同時購入の「詳説?劇場版デジモンアドベンチャー(第3版)」も、映画と同じ構図の逆ロケハンの写真や微細にわたる分析がすごい。
制作者の方々ともごあいさつでき、思わぬ接点を知って世間の狭さを改めて感じたり。既刊も含めタイトルに「?」が入るのが多いのは、独自のスタンスの表明や照れからなのでしょうが、堂々と「基礎知識!」「詳説!」と言い切っていい出来だと思います。
・「細田守研究白書」(グッチーズ)
どうかんやまきかくさんで紹介されて購入。前掲書と重なる部分も多いのですが、氏の生い立ちが詳しく書かれているのが目をひきます。これってどこかのインタビューで既出なんでしょうか? アニメージュ2000年4月号が出典のような気もしますが、実はそれすら未見なので。あるいは、制作者の中に一次情報に接することのできる人がいるとか。
別冊コピー誌の「かわら版」では、「明日のナージャ」第26話まで紹介するフットワークの良さ。拙稿まで取り上げて頂きちょっと赤面。
・「宮脇俊三と歩いた世界」(とれいん工房)
著者は、「鉄道未成線を歩く 私鉄編」「同 国鉄編」(JTB)の著書もある森口誠之氏。今年2月に亡くなった宮脇氏を追悼する意味も込めた本です。宮脇氏の著書を紹介しながら、あの独特の柔らかい、人を引き込む力のある文章の魅力に迫ります。氏の晩年の衰えも冷静に指摘しながら、いや、指摘しているからこそ、氏への限りない愛情を感じさせる一冊です。
とりあえずこの辺で。コミケ話から逃げようとしているわけではありませんし、そりゃナージャの(略)だって買いはしますが、やっぱりそういうことはここじゃ詳しく書けないよなあ。でも、この辺のことも含めたコミケを巡る問題についてはちょっと書きたいことがあるので、3日目のことも書くつもりです。とはいえ、19日に休みを取ったからって調子に乗って起きてますが、さすがにそろそろ寝ます。何か文章も変になってきてるし。
Posted by fuku at 05:48 | otaku | トラックバック (0)ええ、はじめまして。
この度は、駄文まみれの本、『細田守研究白書』をお買い上げいただき、ありがとうございます。
私、この本の筆者の尾崎と申します。
まさか、Fuku様がご購入していらっしゃったとは夢にも思いませんでした。しかも『どうかんやまきかく』さんから紹介されてとは。正直、心苦しい思いであります。
そのお礼というわけではありませんが、少し本についてのネタばらし(笑)を少々。
細田氏の生い立ちについてはその通りでございまして、『アニメ―ジュ2000年4月号』のインタビュー記事をまとめたものです(第1章~第3章について)。
第4章のジブリへの経緯については、『北海道新聞』でのインターネット記事と、ジブリの日誌からの引用です。
あと『かわら版』については、
>「明日のナージャ」第26話まで紹介するフットワークの良さ。
というありがたいお言葉までいただき恐縮であります。
この『かわら版』は制作に時間がかかり、完成したのが前日の夜でしたから、こういうお言葉は何よりも励みになります(自分でも作った甲斐があったと自己満足であります!)。
生まれて初めて『同人誌』なるものを作ったものでありますので、たいしたものではありませんし、細田本の最大手『どうかんやまきかく』さんには到底太刀打ちできないと割り切って作ったものですから、どうなるかと思ったのですが、貴重なご意見をページを割いて語っていただき本当にありがとうございます。
また何か、ご意見や苦情などがありましたらどうぞ遠慮なく言っていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
かなりのスペースを割いて申し訳ありません。
これにて失礼いたします。
尾崎誠
Posted by: 尾崎誠 at 2003年08月22日 16:03尾崎様、はじめまして。ご丁寧にありがとうございます。私もまさか、筆者の方に書き込んで頂けるとは夢にも思いませんでした。
やはりAM誌が出典だったんですね。2000年4月号は入手しないとなあ・・・。
実は「かわら版」の方は結構興味深く読ませて頂きまして、「細田演出のキャラクター像」についての指摘はなるほどと思いました。あと「檸檬」へのフォーカスにも、我が意を得たりというか。学生時代に印象深く読んだ小説なので、「ドッカ~ン!!」40話のオンエア時に一瞬でピーンときたものですから。
「かわら版」では「アタゴオル」に言及されていらっしゃるので、恐らく例のイベントに行かれたのだと思いますが、私もお礼がてら少々ネタばらしをしますと、実はあの取材はその翌日だったんです。私はともかく、細田さんは大変だっただろうなあ、と少々申し訳なく思っている次第で。
「あとがき」にある「細田氏についての評論や映像特集があまりにも少ない」という点には全く同感ですので、これからもぜひ、活動を続けていって頂ければと思っています。今後ともよろしくお願いします。
Posted by: fuku at 2003年08月24日 11:28