宮崎駿氏が手掛けたハウス食品のCMが発表されましたね。大変に安定感抜群で、家庭的な雰囲気、温かい家族のきずなといった点では、企業CMとして素晴らしい出来だと思います。
ただ、アニメ作品として見た場合、既視感であふれかえっているというか、あまり新鮮味が感じられなかったのは少し残念でした。
これに対して、村上隆氏と細田守氏が組んだ六本木ヒルズのCMは、見る人におやっと思わせる何かがあると思うんですよね。村上氏は、その作品への好悪は措くとして、ぬるま湯的状況につかっているアニメ的、おたく的なものを、アートという場に持ち出して批評を喚起しているという点で評価すべきだと思っているのですが、そういう部分がこのCMにも現れているのではないかと。細田氏も、多かれ少なかれ、そういう村上氏の意を汲んでいるのではという気がします。
CMである以上、企業の求めに応じて作られるので同列には論じられませんが、アニメーションとしては、私は後者の方に面白みを感じます。もちろん、宮崎アニメも大好きですよ。
んー、早くアニメを見るまとまった時間がほしい・・・。
Posted by fuku at 01:09 | anime | トラックバック (0)信者はキモいなあ。
Posted by: 困ったもんだ at 2003年05月31日 12:22いや、別に細田氏の信者というほどでもないんですけど。「明日のナージャ」第12話の感想については、以前に書いた通りですし。
あと、最初に書いた時は宮崎氏のCMの一部しか見ていなかったのですが、今回、他のも見る機会がありました。「おつかい篇」や「路地裏篇」、カメラが道を進んで行くシーンの両脇の背景の動き方なんかすごいですね。「新鮮味が感じられない」という感想は訂正します。
でも、やっぱり大多数の視聴者が見たら「あ、トトロね」みたいな印象を抱くんだろうなあという気はします。特に、真剣に見てもらうことが期待できないCMでは・・・。
Posted by: fuku at 2003年05月31日 17:00両脇の風景はCGではないかなと思うのですが。。。
あ、はじめまして。
ただの通りすがりですm(_ _)m。
恐らくCGだと思います。が、CGの使い方という点でも(今回のCMに限らず)ジブリと細田氏は好対照のような気がします。
今までアナログでやってきたことの延長線上でCGを使いこなし、より便利に、より合理的にという方向性が前者、アナログでは到底不可能であったろう、デジタルだからこそできる新しい表現をCGで追求しようとしているのが後者、と言い切ってしまうと語弊があると思いますが、ベクトルは何となくそういう感じがします。
何度も言うように、私もジブリアニメは大好きなんですが、細田氏に惹かれる理由の一つが、デジタル技術(≒今後のアニメーション)の可能性を常に模索している(と思われる)点です。
Posted by: fuku at 2003年06月11日 00:40