とんでもない手間と資金を費やしているのは伊達じゃないと思います。アニメーションとしては最高峰といっていい出来でしょう。私自身は原作のアトムにそれほど思い入れはありませんので、ストーリー展開も、天馬博士のこれからの絡み具合とかに素直に期待できました。聞いた話では、既にかなり制作も進んでいるようで、某作品のように急にクオリティーが落ちるということはないと考えてよさそうなので、今後も楽しみです。でも、やっぱりこれが今の子供に受けるかどうかというのは微妙な気がします。
あと、セル画での制作をメインにし、マスターをフィルムで残すという選択をしたのは、一つの見識として評価できると思います。デジタル化初期の作品は、データ量が少なすぎてハイビジョンではとても使えないという話を聞いたりすると、現在のデータ量で将来にわたって大丈夫かどうかは保証できないわけで。フィルムは約一世紀の実績もありますし、長く残すという意味では賢明な判断なのかもしれません。
(4月8日追記)ARTIFACTの加野瀬未友さんよりご指摘を頂きましたので訂正します。上記の、「デジタル化初期の作品はハイビジョンでは使えない」というのは記憶違いでした。言いたかったのは、初期の作品はデータ量が少なすぎて、印刷媒体で使用したときにすぐにあらが目立って大きく引き延ばしては使えない、ということです。現行の作品でもHD仕様で作らない限りはハイビジョン対応は無理なわけで。 また、フィルムも物理的には耐久性が強いとは言えない媒体なので、「長く残す」という意味では誤解を招く表現だったと思います。デジタル化作品が、長い将来にわたって現行の解像度で十分かどうかは必ずしも確実ではないかもしれない、というのが本意です。
Posted by fuku at 03:51 | animekansou | トラックバック (0)