2003年03月24日

「明日のナージャ」第8話

朝に寝ぼけながら見て、さっき再び見たのですが、「ナージャ」を第1話から見ていて初めて泣けてしまいました。山内氏の濃密な演出のことは話には聞いていましたが、ちゃんと目の当たりにしたことは今までなかったので・・・。美しい映像と音楽の世界を堪能しました。細田氏といい、一つの作品中でこれだけバラエティーに富んだ作風が味わえるのは、各話の演出家さんの権限が比較的強い東映アニメーションならではの賜物なのでしょう。

ミュージカル好きの自分としては、もう終盤のシルヴィとラファエルの歌の掛け合いだけでしびれたのですが、それにも増して薔薇を散らした絵画的なフレーム、色調。二人の気持ちが奥底では実は通じ合っているのではと感じさせてくれる印象的なシーンでした。
何より、シルヴィの心理の描き方がすごい。うるさいナージャにちょっと意地悪して「もうフランシスには会えないかも」と言っておきながら、最後はちゃんと「また会える」とフォローする辺りなんか、本当にかわいらしいし。アントニオと連れ立って行くところは、当然大人向けには夜のお仕事を連想させようとしているのでしょうが、そうすると彼女は「こんな女はラファエルに恋する資格なんかない」とも思っているのではと深読みしたくもなったり。シルヴィというキャラクターに一気に深みが出たように思います。
ナージャについても、例えばしつこくシルヴィに好きな人のことを聞くところなど、大人の世界に足を踏み入れつつある少女の旺盛な好奇心が良く表現されていて、様々に変化する多彩な表情も相まって、「恋する乙女」なナージャが魅力的でした。
ナージャとシルヴィ、それぞれの女性としての切なさやチャーミングさを描き切って余りある内容で、構成的にも非の打ち所がないと言える出来だったと思います。何を書いているんだかよく分からなくなってしまいましたが、要は「俺は今、猛烈に感涙しているんだ~!」(by団長)ということです。

Posted by fuku at 03:26 | nadja | トラックバック (0)
コメント
コメントする












名前、アドレスを登録しますか?